행위

CABAL ONLINE 世界観: 두 판 사이의 차이

CABAL WIKI

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==👤NPC==   
==👤NPC==   
===🧊ブラッディアイスのNPC===   
===🧊[[ブラッディアイスのNPC]]===   
===🏜デザートスクリームのNPC===   
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===🌴グリーンディスパイアのNPC===   
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===⚓ポートルックスのNPC===   
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===🛠ポートルイナのNPC===   
===🛠[[ポートルイナのNPC]]===   
===🌲セニリニアのNPC===   
===🌲[[セニリニアのNPC]]===   
===🧙クエストNPC===   
===🧙[[クエストNPC]]===   
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2025년 9월 24일 (수) 06:01 판


이 문서는 카발 온라인 세계관에 대한 정보를 담고 있습니다.


🌐 카발 온라인 세계관🌐

📖概要



イーストゲームズが「カバルオンライン」の世界観を基に開発したMMORPGである。


2006年にローンチされた「カバルオンライン」は、2010年上半期に最初の拡張「CABAL ONLINE - THE REVOLUTION OF ACTION」、2010年下半期に2番目の拡張「CABAL ONLINE - EXPANSION」、2014年に3番目の拡張「CABAL ONLINE - TRANSCENDENCE」、2024年に4番目の拡張「CABAL ONLINE - Eternal」により世界観を拡張した。

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CABAL ONLINE
ミスリル

THE WAR BEGINS! カオスアリーナ
ギルドコミュニティ

2008年、もう一つの戦争!


CABAL ONLINE - THE REVOLUTION OF ACTION
LORD OF WAR

LOST WORLD Soul & Siena
シエナの逆襲 ChangeUP
ILLUSION CASTLE

魔王の復活


Cabal Expansion.png
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CABAL ONLINE - EXPANSION
EXPANSION

傭兵 闇の遺産 神剣 EVOLUTION
アーケイントレース Rising Force_激突 Rising Force_亡者の塔
Rising Force_進化 力の均衡

グラディエーター


CABAL ONLINE - TRANSCENDENCE
覚醒

UNLIMITED NEW BEGINNING
新大陸セニリニア バトルロイヤル
FORCE GUNNER フォゴトゥンテンプル B3F
悪魔の塔 デモナイト ギルド 迷宮
フローズンキャニオン ホリア・ケルドラシル
ダークメイジ 2021 Spring 2021 Summer 2021 Winter インジェンス・プロリリウム ドラゴニウム ピュリファイアー・イン・ザ・ウッズ
NEW & REWORK

亡者の塔 B4F


Cabal Eternal.png


CABAL ONLINE - Eternal
巡礼者の祭壇 ホリア・エクセディウム



CABAL online
2025 0722.png
ジャンル:MMORPG
開発/流通:ESTgames Corp.
発売日:2005年10月31日
審査等級:19歳以上利用可
関連サイト:🌐公式ホームページ 🌐X


🧭 時代

直前の時代の物語

👤「彼」がいた
何から生まれたのか、どこから来たのか、生物なのか、機械なのか、あるいは「存在しない存在」なのか、分からない存在である。

彼の目的は「より完全な」世界を創ることである。
彼は「アブソリュート・ソウル・コア」という絶対的な道具を、自ら選んだ種族に渡すことで、その種族が完全な文明を築けるよう支援する。

しかし「彼」はその目的に強く執着しているため、この選択は諸刃の剣でもある。
もし文明が「彼」の望む形に発展しなかったり、アブソリュート・ソウル・コアの使用方法が誤っていた場合、コアは自ら崩壊するか、あるいは「彼」がその力を暴走させて文明を滅ぼし、コアを回収する。

彼はこの行動を何度も繰り返しており、学者たちによれば「オナラブル・エイジ」の「大破壊」も、アブソリュート・ソウル・コアの所有者が暴走したために起こったとされている。


🧿「アブソリュート・ソウル・コア」
それは莫大な権能と武力、そして知識であり、過去の様々な文明の発展と滅亡に関する記録でもある。
アブソリュート・ソウル・コアを使用するには特別な資格が必要である。
資格を得てもランクが存在し、ランクごとに使用できる能力が異なる。
現在までにそのコアの最も「正当な支配者」と認められた存在は、「オナラブル・エイジ」に大破壊をもたらした「魔王」である。

コアの使用に失敗すれば、莫大な代償を払うことになるという。
資格のない者がコアを使用しようとすると、強烈な反発力に耐えられず、身体と自我が崩壊するという記録が残っている。
また、違法にアブソリュート・ソウル・コアに接近した場合、その代償が伴うとされているが、詳細は不明である。

このアブソリュート・ソウル・コアがどのような形をしているのか、実体があるのかどうかは、ASCを得た者以外には分からず、一説には資格を持つ者の遺伝子に吸収され、代々受け継がれるとも言われている。


⚡「オナラブル・エイジ」
フォースとコア・テクノロジーに関する研究が最も活発に行われた時代とされている。
それ以前のロスト・エイジの記録がまったく残っていないことを考慮すると、現在までで最も優れた文明の発展が成し遂げられた時期と評価されている。

この時代に「ファウスト」という名の天才科学者が統一場理論を完成させた。
統一場理論とは、「すべてのエネルギーは〈第5のフォース〉と名付けられた力に帰結し、これを活用すれば人間の能力を無限に近づけることができる」という理論である。

その後、第5のフォースに関する研究は極限のシンドロームを引き起こした。
幼い子供から死を目前にした老人まで、フォースを理解し使うために血眼になっていたほどである。

そのため、フォースに関する研究と理解が十分に進まず、正式な教育機関が設立される前に、優れた能力を持つ超常能力者たちが次々と現れ始めた。

彼らはすぐに社会の枠組みや政府の制度から逸脱し、世の中では大小さまざまな衝突や事件・事故が絶え間なく発生した。

力を持つ者と持たない者、力を得ようとする者、既存の秩序を守ろうとする者たちの間で、世界の混乱は次第に拡大し、ついには各国政府が特殊機関を設置し、フォースをはじめとするすべての科学技術に関する情報を統制することにした。

政府は軍事力を前面に押し出し、認可されていない超常能力者たちを無差別に粛清し、同時に第5のフォースの軍事利用を目的とした実験を進めた。

政治家たちは、この強力な力を自分以外の誰かが持つことを恐れていた。
そのような考えは、自然と人命を奪う目的の軍事兵器研究へとつながっていった。

徹底した監視とセキュリティのもと、様々な実験が行われた。
無分別な実験によって一般人が犠牲となった。
それを知った人々は、政府が自分たちの目と耳を塞ぎ、欲望を満たそうとしていることに怒りを覚えた。

そこで人々は「今すぐ人体実験をやめろ」「情報を共有せよ」と主張し、抗議活動を始めた。
このとき、第5のフォースの発見者であるファウストも積極的に抗議に参加した。
ファウストは、当初の意図とは異なり、研究成果を独占し強奪した政府に対して強い敵意と裏切り、嫌悪感を抱いていた。

政府は抗議が激化すると、自分たちの立場を代弁する御用学者を起用し、表向きは人々の要求に応じると約束したが、同時にファウストに罪を着せて排除した。

その後、ファウストについては「死んだ」「狂人になった」「海外に逃亡した」などの噂が飛び交ったが、誰も彼の姿を見た者はいなかった。
若くして統一場理論を完成させた天才科学者の話も、時とともに忘れ去られていった。

その後、政府は超常能力の合法的な学習機関であるアカデミーの設立を積極的に推奨し、各国に大小さまざまなアカデミーが誕生した。
政府としては、一般人に「許可されたこと」だけを学ばせる方が、統制しやすかったのである。

そんなある日、各国政府に「プロメテウス」と名乗る者たちから謎の脅迫状が届く。
彼らの要求はこうだった。

欲に目がくらみ知識を独占する政府は、すべての情報を公開し、人々を自由にせよ。そして破壊を目的としたすべての軍事実験を中止せよ。これを実行しなければ、テロも辞さない。

政府はこれを戯言と考えて無視したが、実際にテロが発生した。
各国の超常科学研究所と親政府派の御用アカデミーが破壊されたのである。
政府に不満を抱くアカデミーが背後にいると確信した各国政府は、「テロ撲滅同盟」を結び、大規模なアカデミー弾圧を開始した。

血の嵐が吹き荒れる事件の幕開けだった。
プロメテウスのテロとともに、政府と人々の戦いも続き、「軍事兵器を作るために子供まで人体実験に利用した」という暴露が相次ぎ、ついには大規模な流血事件にまで発展した。

そんなある日。
勝者も敗者もいない悲惨な戦争を経験した人々が疲れ果てていたとき。
「大破壊」が起こった。


💥「大破壊、そしてセイント・バレンタイン」
大破壊は7日間にわたって続いた。
伝承によれば、これまで見たことのない魔物たちが空から、地から絶え間なく現れ、文明を破壊し人々を襲った。同時に、地球規模の天災、津波、地震、火山の噴火などが発生したという。

なぜこのようなことが起こったのか、誰によって引き起こされたのか、人類は何も知らないまま死んでいった。計り知れない価値を持つオナラブル・エネルギーの知識と繁栄していた文化芸術はすべて消え去り、残された財産や記録も裂けた大地の奥深くに埋もれてしまった。

大破壊の期間中、超常能力者ですら何の力も使えず、人々はただ恐怖に怯えながら無意味な抵抗を続け、命を落とした。

このすべての過程は、大破壊の後に人々を救った「7賢者」によって明らかにされた。
7賢者はセイント・バレンタインのアカデミー出身であり、「セイント」という称号はバレンタインの死後に付けられたものである。

セイント・バレンタインはアカデミーが雨後の筍のように乱立していた時代に突如現れ、小さなアカデミーを設立し、出身に関係なく可能性を秘めた人々を受け入れて超常能力者として育てた。

彼の弟子の中で最も優れた功績を残した7人の弟子が、セイント・バレンタインの死後にその意思を継ぎ人々を導き、彼らはやがて7賢者と呼ばれるようになった。

セイント・バレンタインは、あの日の大破壊は「魔王」という存在によってもたらされたと主張した。
一般人が直感的に理解できるように「魔王」という名前を使ったが、実際には彼は「破壊の王」であり、同時に「創造の王」でもあるという不可解な言葉を残した。

彼は、魔王はこの世界が完全に「無」に戻るまで破壊を止めないだろうと語り、セイント・バレンタインは自らを犠牲にして魔王を封印することを決意した。
魔王を封印するその瞬間、セイント・バレンタインのそばには2人の弟子がいたと伝えられているが、彼らが7賢者の一人なのか、誰なのかについては明らかにされていない。

セイント・バレンタインの犠牲によって世界は消滅寸前から救われ、生き残った人々は文明の守護者である7賢者に従い、過去のロスト・エイジによって忘れ去られた文明の地「ネバレス」へ移住し、新たな文明を築いた。

現在のネバレス人たちは、数々の悪条件にもかかわらず今日のネバレスを築き上げた先祖たちをネバレス・フロンティアという名で呼ぶことにした。

🚶「旅立った者たち、ネバレス・フロンティア」
セイント・バレンタインは魔王を封印し命を落とす直前に警告を残したという。
それは「1000年後、彼の力が尽きるとき、魔王が復活する」という予言だった。

予言の時が近づいていることを察知した「賢者の塔」は、賢者シリウスの主導のもと、各大陸に特別管理コロニーを設置することとなった。

特別管理コロニーは、各大陸の中でも気候条件が厳しいことで知られる場所に設置され、将来魔王が復活する時に備えて新たな戦士を育成するため、優れたオフィサーとインストラクターがそれぞれ派遣された。

また、賢者の塔ではこれまで一般人には許されていなかった様々な禁じられたオナラブル・エネルギーの知識を公開し、全ネバレス人に対して身体と精神の鍛錬を促した。
すると、フォースの修練に関心のある戦士たちが特別管理コロニーに集まり始めた。

魔王が本当に存在するのか、時が来れば本当に戻ってくるのか、そしてオナラブル・エイジの時のように再び大破壊が起こるのか、どれも確信できることではなかったが、戦士たちはフォースに関する情報を逃すまいとしていた。

この時、長らく放棄されていた島「エクシリアン島」で火山が噴火し、賢者シリウスはこの地にも特別管理コロニーを設置するよう命じた。
そして、エクシリアン島に第4の特別管理コロニー「フォート・ルクス」が設立されるや否や、賢者シリウスは突如姿を消した。

彼はすでに死んだのではないかと考えた賢者の塔では、次なる賢者シリウスを探していたが、その頃、全大陸で大規模な失踪事件が発生し、物語が始まる。

フアン大陸の特別管理コロニー「デザート・スクリーム」に住むキャプテン・マークは、「私」を待っていた「戦士の星」と呼び、運命に導かれて旅立ったフェイトラン一行に世界を救ってほしいと頼む。

ロスト・エイジ

1.🕰️概要

記録にも残っておらず、語り継がれる話もない、文字通り完全に失われた時代。ロスト・エイジ(The Lost Age)。
その時代にこの地に存在していた者が本当に人間だったのかどうかも確認できない。

2.🔥第1期文明の形成と破壊

  • B.C. ????? 「彼」の最初の計画が実行される。超古代文明、第1期文明の形成に介入する
  • B.C. 1xxxx 第1期文明の失敗を認め、浄化作業を段階的に実施する
  • B.C. 96xx 地殻変動を引き起こし、最も強大だった勢力の拠点である最小の大陸を沈没させ、第1期文明の浄化作業を完了する

第1期文明の特徴は以下の通りである。

  1. 失われた神性に最も近い力「エーテル」を、「彼」から伝えられたASCを通じて使用する
  2. 「エーテル」の活用によって世界を支配する
  3. 遺伝工学が特に発達しており、寿命の延長、強力な生体兵器などを活用していた。さらには他の人間を改造し、兵器奴隷として利用していた
  4. 巨大な飛行体も操ることができ、個人の武力は後世に「魔法」と呼ばれる超常現象を扱うこともできた
  5. 宇宙にまで進出していた
  6. ASC制御装置(コードネーム:バベル)を開発し、ASCの力を制御しようと試みていた

しかし、第1期文明は失われた神性の回復という試練の中で、ナインの一人「権力欲」によって内紛が起こり、互いに衝突した。彼らは「エーテル」を神性に近づくための道ではなく、「力」として認識するようになり、他人の魂さえも制御しようとした。これにより「彼」は文明の浄化だけでなく、汚染された魂の浄化も決断した。結果として、第1期文明の生存者はほとんど残らなかった。ただし、その痕跡は各地に残された。

第2期・第3期文明に誕生した数多くの怪物に関する伝承は、第1期の浄化の際に隔離しきれなかった存在によって生まれたものである。しかし、世界に残されたほとんどの怪物は、闇の中で世を捨てた第2期文明の末裔によって消されていった。様々な超常能力を記した秘伝書は、ASCの記録の中でもごく一部に過ぎない。エメラルド・タブレットやネクロノミコンも同様である。第3期文明において「小説の虚構」や「伝説」として扱われる多くの事柄の裏には、第1期・第2期文明の末裔や怪生命体—モンスターの存在が関与している場合が多い。一部の生存者はCABALの原型を結成(CRF、GoR)、第2期文明の滅亡に間接的に関与し、第3期文明を暗中で支配した。

3.🔥第2期文明の形成と破壊


  • B.C. 9xxx 「彼」の第二の計画が実行される。

     ユーラシア本大陸の東方にて、「精神」に制限された加工された「エーテル」を一部の人々に伝える。「仙人」

  • B.C. 71xx 第2期文明が誕生する。単なる力[法]ではなく、精神の力[道]は人間にとって決して容易なものではなかった。

     結局、多くの便法が生まれ、使徒によって正道が否定されることとなった。
     正道を追求していた生存者たちは世間から捨てられ、忘れられ、自ら消えていった。
     「彼」は結局またしても失敗を認めることとなった。

  • B.C. 26xx 「道」の封印

第2期文明の特徴は以下の通りである。

  1. 「法」を扱う精神的な能力の重要性を認識し、「道」を優先的に伝える
  2. 一部の人々を除いて、正しく「道」を成すことができなかった
  3. 「道」を成した者たちですら、世間から離れていった
  4. 便法によって「道」を成そうとする「使徒」が現れる
  5. 「正道」の回復の兆しが見えない
  6. 最終的にすべての「道」を世界から遮断することで浄化を決定する

「彼」は第1期文明の事例を参考にし、第2期文明では精神的成熟を重視したが、これもまた失敗に終わった。文明の回復が不可能と判断した「彼」は、第2期文明も浄化することを決定した。第2期文明は物質的側面よりも精神的側面の発展を重視していたため、地上に残された痕跡はほとんどなかった。彼らの生存者たちは四方に散っていった。

オナラブル・エイジ

1.🕰️概要

大破壊以前に高度に発展した文明が存在していた時代である。
オナラブル・エイジ(The Honorable Age)には「超常科学」という力が存在し、古代人はその力である「マナ」と「気」を自由自在に操るだけでなく、機械生命を創造したり生命体を操作したとも伝えられている。
現在でも大陸各地でこの時代の遺跡や遺物が発見されており、この発掘作業を専門職とする職業も生まれている。他のロスト・エイジとは異なり、ネバレスで唯一記憶されている時代である。

2.🏛️第3期文明の形成

  • B.C. 2xxx 数学・科学・哲学の端緒を世界に投げかける

     その後、世界は段階的に発展
     CRFとGoRがそれぞれの能力と知識で互いに牽制しながら文明を発展させていく
     一方で、両グループは絶えずASCの力を追求していた

  • A.D. 1??? 「彼」が再び「法」と「道」を伝えてもよいと判断する

     第1期・第2期文明の生存者を活用することを決定

  • A.D. 19xx 第1期・第2期文明の生存者と接触し、方法を伝える。プロメテウス(第1期)の結成

第3期文明は表面的には私たちが知っている歴史と同じである。ただし、その裏側にはあらゆる種類の陰謀と策略が渦巻いていた。第1期文明と第2期文明の生存者たちは秘密裏に第3期文明で暗躍していた。歴史や逸話、その他の伝承に登場するいくつかの事件には、彼らの関与が疑われている。
また、この時期から本格的にプロメテウスの歴史が始まった。プロメテウスは「法」と「道」の代わりに、すでに伝えられていた「合理」をさらに強化する方向で、理性的な「学」と「術」を発展させようとした。人類は「合理」と「理性」を基盤に、数多くの学問を発展させていった。
それに反応して「彼」は、人類が「道」と「法」に近づく資格を備えつつあると判断した。「彼」は人類に一度伝えたが回収した力を再び伝える方法として、すでに忘れ去られた存在たちを活用することを決定した。
忘れ去られた存在たちは2つのグループに分かれており、彼らは世界の中で互いを牽制していた。一方は強力な力と支配を望み、もう一方はその流れる血を止めるために力と支配を望んでいた。「彼」はまだ「少数による支配」が完全な世界を築く上での影響の長所と短所を判断できていなかったため、彼らが強力な力を持つこと自体は重要視しなかった。代わりに、彼らが互いを効果的に牽制し、彼の目的に貢献するならばそれで十分だと判断した。
「彼」は彼らに「力」を得る方法を伝え、その方法において両者が協力しなければならないように調整した。CRFとGoRは統合され、プロメテウスという団体が誕生した。

3.💥第3期文明の崩壊

  • A.D. 19xx Project『Paradise』を立案。その後約100年にわたるプロジェクトが始動

     第5の力の発見を科学の力によって自然に形成されるよう誘導
     その中心に「運命の子」を置くことが計画の第1段階

  • A.D. 199x 世紀末を利用し、オカルト・神秘主義に関する情報の拡散を誘導

     「運命の子」が登場する際に、時代の自然な反応を得られるようにする

  • A.D. 203x 人類は本格的に宇宙へ進出するが、石油エネルギーは枯渇しつつある

     Project『Paradise』の第2段階を発動する準備が整ったと判断
     下位計画「Child of Destiny」プロジェクトが始動
     最後のクォークが発見された日から50年後に誕生するよう計画

  • A.D. 2045 「運命の子」、アブソリュート・ソウル・コアの所有者。Dr. ファウスト、Patron M.Faustの誕生
  • A.D. 2067 統一場理論の完成 - 第5のフォースの発見
  • A.D. 2071 第5のフォースの商用化研究が開始 - 超常科学研究所の設立
  • A.D. 2076 超常物品の実用化
  • A.D. 2079 Dr.Faust、超常兵器開発研究所勤務中に事故により失踪処理
  • A.D. 2082 超常能力の育成措置 - 学習方法を統制のもとで公開

     超常能力者登録制度の実施

  • A.D. 2084 最初のアカデミー設立
  • A.D. 2088 バレンタイン教授登場、バレンタイン・アカデミー設立
  • A.D. 2081 プロメテウス登場
  • A.D. 2087 世界的な無政府状態
  • A.D. 2088 大災厄

プロメテウスは人類文明の発展を促進するために陰謀を企てた。彼らは自らの願望を叶える「運命の子」ファウストを見つけて育成し、ファウストは統一場理論を完成させた。その結果、すべてのエネルギーが「フォース」に統合された。
このようなオカルト・サイエンスの台頭=超常能力と科学の融合により、超常文明が誕生する結果となった。しかし、新たなエネルギー源と武力が存在するようになると、支配構造に急激な変化が起こった。優れた超常能力者は社会の枠組みや制約を超えてしまい、それによって混乱が拡大した。

大破壊

1.🕰️概要
古代文明の傲慢さが招いたと伝えられる災厄を指す。
その日、魔王が降臨し、古代文明は天災や戦争、混乱によって滅亡し、多くの人々が犠牲となった。

2.📅経過
記録によれば、1週間にわたってあらゆる災厄が起こったという。

古代の超科学文明の末期、人間の傲慢が災厄を招いた。
地から火柱が立ち、空から雷が落ちて、すべての人間の王たちが倒れた日。
悪魔の中の悪魔、プロメテウスが現れて災厄を引き起こした。

その一日目、世界のすべての虫と獣に新たな形が覆いかぶさり、
凶暴に変化して人間を襲った。

その二日目、地から亡者と霊魂が立ち上がり、生者が死に至った。

その三日目、空から機械の怪物たちが降りてきて、
柔らかい肉と温かい血が流れる人間たちは到底対抗できなかった。

その四日目、人々の中から人間を惑わす者が現れ、
親が子を、妻が夫を傷つけ、人々は互いを信じられず、孤独に震えた。

その五日目、海が火を噴き、地が裂け、
海が陸となり、陸が海となって、人間によって生まれたものが海に流され、地に埋もれた。

その六日目、水と塵が空を覆い、光が消え、絶望が世界を覆った。


3.🪦結末

大破壊(The Descent)は、最初の7賢者の師であるバレンタインが氷の地で自らを犠牲にし、魔王プロメテウスを封印することで終わりを迎えた。この出来事は「封印」(The Seal)と呼ばれる。
しかし封印が完了した後、世界の文明は取り返しのつかないほど破壊されていた。生存者たちは7賢者の導きのもと、別の世界の大陸へと移住し始めた。これをネバレス・エクソダスと呼ぶ。

ネバレス・エクソダス

1.概要

大破壊を生き延びた人々が、7賢者の指導のもとネバレス大陸へ移住した出来事(ネバレス・エクソダス)を指す。
ネバレスの三大陸に定着するまでの長い旅の間、人々は自然と集団を形成し、その中から指導者たちが現れた。
彼らはそれぞれ自分に従う人々と共に大陸各地へ広がり、生活の基盤を築き始めた。

ネバレス・フロンティア

1.概要

魔王の封印の後、7賢者に従ってネバレスの三大陸に都市と国家を築いた最初のネバレス人々(ネバレス・フロンティア)を指す言葉である。
一般的に使用される際には「ネバレス・フロンティアのように」といった慣用句として使われ、その意味は「どんなに絶望的な状況でも希望を失ってはならない」あるいは「すべてを失っても、再び始める意志があればそれで十分だ」という意味で用いられる。
記録によれば、セージ暦(Sages暦)元年の人口、すなわちネバレス・フロンティアの人数は11,664人だったという。また別の記録に残された彼らの証言によれば、大破壊以前の世界人口は100億に達していたとされており、いかに多くの古代人が悪魔によって犠牲になったかがうかがえる。

バトル・エイジ

1.概要

オナラブル・エイジが滅亡した後に始まった第4期文明の時代である。新たに現れたネバレス大陸へ移住した第3期文明の生存者たちは、彼らを絶えず襲ってくる6つのクランと過酷な自然環境に立ち向かわなければならず、当然ながら生活様式は彼らが知っていたものとは大きく異なるものとなった。彼らは自らの戦いに満ちた生活を象徴して、この時代をバトル・エイジ(Battle Age)と呼ぶようになった。

第3期文明の生存者たちはエクソダスの際、シャトルを使って一部が海底コロニーに避難し、災厄の終焉後に新たに形成された大陸に到着した。しかし強力な磁気嵐によってすべての電子機器が破壊され、正確な位置を知ることができなかった。そのため、生存者たちは第3期文明の大陸の一部が残っていたことすら知らなかった。第4期文明が発展するにつれ、世界に残された遺産が古代文明のものであることは判明したが、それがオナラブル・エイジなのかロスト・エイジなのかを区別する能力はなかった。

2.第4期文明の形成

第4期文明は実質的に「彼」(The Beholder)の介入から解放されている。

  • A.D. 2089 封印、そしてネバレス・エクソダス

     セージ暦元年

  • A.S. 0 第1回ネバレス大陸会議(NCC, ネバレス Continental Council)創設
  • A.S. 101 賢者の塔、初の百科事典を出版
  • A.S. 310 NCCにて紋章の整理に関する議案提出
  • A.S. 320 NCCにて紋章の交通整理を完了。関連法制定
  • A.S. 372 Vedas、コロニーから独立
  • A.S. 380 Vedas、NCCにてポリスとして公認。9つのポリスが確定
  • A.S. 680 賢者の塔、初の支部を建設
  • A.S. 712 初の支部であり外塔総支部の前身、Judinへ移転
  • A.S. 853 百科事典 第18版
  • A.S. 870 『神秘のMetal Clan』初版出版
  • A.S. 952 『突然変異の起源』出版
  • A.S. 961 モンスター研究所『Undead Clan - 神話と伝説』第5版
  • A.S. 973 百科事典 第19版
  • A.S. 999,7 エクシリアン島火山活動再開
  • A.S. 999,8 賢者の塔 聖戦召集

第4期文明の揺籃であるネバレスは深刻な状況にあった。
第3期文明の滅亡によって発生した巨大津波と異常気象により、地球の地殻が歪んだ。大陸の沈降と海底地形の隆起が不規則に起こり、この混乱の中で人類が主に居住していた第3期文明の大部分が海に沈んだ。その結果、新大陸ネバレスは、第1期文明の滅亡によって沈んだ大陸、第3期文明の沈まなかった一部、そして第3期文明の海底コロニーの一部が混ざり合って形成された。
つまり、ネバレスには第1期、第2期、第3期文明の遺産が混在して埋もれている。
ただし、第2期文明の痕跡は事実上存在していない。彼らは物質的な発展に集中しなかったためである。したがって、ネバレスには第1期の超古代文明と第3期の超常科学文明の遺産のみが残されている。

セージ暦

1.概要

大破壊の後、人類が現在のネバレス三大陸に定着した時点から始まる暦体系であり、最初の7賢者が、悪魔を封印した彼らの師である賢者の中の賢者セイント・バレンタインを讃える意味で制定したセージ暦(Sage暦)がその起源である。その後、賢者の塔から多くの支援を受けて都市を築いた各首長たちが、7賢者への感謝の気持ちを込めて「ネバレス大陸会議」にてセージ暦(Sages暦)と呼ぶようになった。

🧩組織

賢者の塔

1.概要

世界の反対側
海から突き出た三つの大陸
古代文明のすべてが消え去った今
そこから新たな人類の歴史が始まる

賢者の塔は
新しい歴史に必要な知識と
魔物から守る二つの力を人間に与えた

剣に込めて振るう「気」の力は魔物を恐れなくさせ、
自然を支配できる「マナ」の力は人間と魔物の立場を逆転させた。

人間は輝かしい文明を失った代わりに、
平和と安定の中で再起する機会を保証された。

三つの大陸に広がった人々は、
二つの力と共に領域を広げ、

それぞれ異なる文化を発展させながら、
急速に新しい世界に適応していった。

こうして千年という限られた平和の時間が終わりを告げた。


封印の後、封印を監視するために氷の地に建てられた塔がその始まりである。
最初の七賢者が現在の人類が三大陸に定着し都市国家を築くことを可能にしたことを皮切りに、
各時代の七賢者は人類を危機から守り、力と知識、技術を広めることで人類の精神的指導者の位置にある。
賢者たちは各国の政治には関与しないが、名実ともにネバレスの最高勢力である。
セイジ暦680年にミドレス大陸に支部を設立して以来、組織は拡大し、現在では各国の主要都市すべてに支部が存在している。
余談だが、呼称のため誤解の余地はあるが、賢者の塔は実際には塔ではない。賢者の塔内部組織を「階層」と呼ぶだけである。各支部の管理者を「階主」と呼ぶ。氷の地に位置する七賢者が住む塔は「七階」と呼ばれ、ごく一部の人間しか立ち入ることができない。
ネバレスに関する書籍の制作・配布も行っている。四階の文化部では百科事典を編纂しており、101年に初版が出版されて以来、120年間で19回の改訂版が出版された。版ごとに新しい内容が収録されているようだ。
魔王を打ち倒した後、賢者の塔は解体された。

2.塔の組織体系

  1. 7階: 賢者の塔の実体。悪魔の封印を守るために氷の地に位置しており、7賢者が居住している。7賢者以外にアクセスできるのは6階の階主(層主: Floor Master)のみである。
  2. 6階: 外塔の総支部を意味する。680年、ヘレニアに設立された最初の支部がその役割を果たしたが、組織の成長に伴い712年、ネバレスの中心部であるジュディンに総支部が移転された。外塔全体の業務を統括するが、独自の業務については知られていない。
  3. 5階: 外塔の大陸支部であり、パストルーにはリベル、ミドレスにはヘレニアが存在し、フアン大陸の場合はジュディンに6階と共にある。各大陸傘下の支部業務を統括し、独自には古代史関連の部署がある。
  4. 4階: 外塔のポリス支部であり、すべてで9つの[1]主要都市に存在する。ただし、6階が設置されたジュディンの場合、6階と5階は都市郊外の本館に、4階は市庁舎の隣にある別館に位置する。ポリスの市庁舎と密接な関係を持ち、ポリスの影響圏内の傘下支部業務を統括する。古代史を除くすべての学術関連分野を担当する。
  5. 3階: 9つの大都市およびアカデミーが存在するか、または魔霊との境界地域にあるコロニーに位置する。これらは能力、すなわち戦闘技術に関連する分野を担当する。塔の上層から許可された能力関連情報を市立アカデミーや民間に移転したり、魔物に関する情報を管理する。
  6. 2階: 主要な[2]コロニーに位置し、すべてのコロニーに担当官が1名ずつ配置されている。これらは市民の生活および経済に関連する分野を担当する。
  7. 1階: すべてのコロニーに存在し、上層から要求される情報の収集およびコロニーの塔に関する民願を担当する。

3.賢者の塔の用語

  1. 7賢者: 賢者の塔の主であり、最高意思決定機関。
  2. 階主: 6階から1階まで6名の階主がおり、各階の最高責任者である。6階の階主は第8の賢者(8th Sage)と呼ばれる。
  3. 内塔: 7階を表す別の言い方。外塔に対する表現である。
  4. 外塔: 1階から6階までを総称する際に使われる。実際にネバレス大陸と影響を与え合う組織である。
  5. 外塔会議: 外塔、すなわち賢者の塔全体支部の最高意思決定機関。

階主

1.概要
賢者の塔、各支部の管理者を意味する。
6階から1階まで6名の階主がおり、階主は各階の最高責任者である。
その特性により、6階の階主は第8の賢者(8th Sage)と呼ばれることもある。

賢者

1.概要
一般的には賢者の塔に所属する7賢者を意味するが、彼らだけが使う称号ではない。
各都市に設立されたアカデミーが成長するにつれ、多くの優れた人物が輩出されるようになった。人々がその中でも卓越した人物に対して「賢者」という表現を使い始め、彼らと7賢者を区別するために「マスター・セイジ」と表現することもある。また、賢者の塔6階の階主を「第8賢者」と呼ぶ。

ネバレス大陸会議

1.概要

全世界のすべての都市国家と賢者の塔から派遣された賢者が集まり会議を行う意思決定機関(ネバレス Continental Council, NCC)、またはその集まりを指す。最初のNCCは、8つの定住都市が建設された翌年にフアン大陸のジュディンで、8都市の首長と7賢者のうちの一人(誰だったかは伝えられていない)が集まって開催されたという。
この時点ではまだ「ネバレス大陸会議」という名称は付けられておらず、この最初の集まりを契機に、8都市の首長が10年ごとに集まり、汎人類的な様々な議題を解決するための公式なネバレス大陸会議(ネバレス Continental Council)が設立されることとなった。372年にベダスがコロニーから独立した後のNCC、すなわち380年のNCCでベダスがポリスとして公認されてからは、9つのポリスがNCCの主体となり現在に至っている。
最初のNCCで決議された主な事項は以下の通りである。

  1. 新たな暦法を定める。古代暦を廃止し、セイジ暦を使用することとする。(聖バレンタインによって魔王が封印された年をセイジ暦元年とする。)
  2. 7賢者の師であるバレンタインに「聖(セイント)」の称号を使用することとする。
  3. 通貨および度量衡を統一して使用することとする。
  4. 各都市単位の自治体制を採用することとする。
  5. 他都市の内政には不干渉を原則とする。
  6. 人類の敵に対しては協力体制を強化することとする。
  7. 10年ごとに同様の決議会議を開催することとする。名称は「ネバレス大陸会議」。場所は8都市を順番に回して決定する。

しかし、7賢者が参加したNCCは第2回までである。その場で7賢者の出席者は、今後7賢者が各都市の政策に関与しないこと、氷の地で封印を守るために隠遁すること、そして今後彼らの後継者が継続的な支援を行うことを宣言した。

カペラ連邦

1.概要

パストゥル大陸に存在する賢者カペラの勢力。
賢者カペラは、すべてのネバレス人が努力した分だけ正当な結果を得られる平等な社会の構築を目指して活動している。これを支持する人々がカペラのもとに集まり、勢力を形成した。

カペラ連邦は、賢者の遺産を一般人に分配すべきだと主張し、過去の古い制度を否定する。特権を享受していた賢者の塔はもはや不要であり、すべての人が平等なネバレスになるべきだと主張している。

そのためには、賢者の塔とポリスがこれまで統制してきた情報を民間に公開すべきだと信じている。そうしてすべての人がフォースを自由に使えるようになれば、特権階級は消えるという考えである。言い換えれば、カペラ連邦は資源と財の効率的な分配と共有に重点を置いている。

プロキオン連盟

1.概要

フアン大陸に存在する賢者プロキオンの勢力。
賢者プロキオンは、最も優れた一人の強力な指導者が率いる社会を築くべきだと主張している。また、賢者の遺産を活用して、最も優れた一人の指導者を育てるべきだと考えている。一人の賢者が支配する連合政府というわけである。

支持者たちは、プロキオンの言う通り、優れた指導者による強力な統治があれば、皆が豊かに暮らせると信じている。また、プロキオンはカペラとは異なり、賢者の塔を廃止するのではなく継承すべきだと考えている。

アカデミー

1.概要

各国に存在する教育機関である。教養学部、実用学部、そして戦闘学部に分かれている。
各学部には初級と上級の課程があり、教養学部では人文学および自然科学、実用学部では工学と会計学、戦闘学部では魔法学と剣術を教えている。
また、学部の上位機関として研究所が存在し、学部とは異なり研究所は賢者の塔4階に所属している。

ギルド (Guilds)

1.概要

各職業分野の連合体である。古代の知識から名前を借りたものと推定される。
魔法使いのギルド、情報ギルド、盗賊ギルドなどが存在する。

2.ギルドの種類

  • 商人ギルド:各ポリス、またはコロニーに存在する商人たちの利権を保護するための連合体。小規模ではコロニー1つ単位から、大規模では複数のポリスに影響を与えるギルドも存在する。代表的なギルドとしては、何々、何々、何々がある。
  • 魔法使いギルド[1](The Truth Seeker):少数の選ばれた魔法使いは賢者の塔に所属し、アカデミーの研究所で関心分野の研究を行ってきたが、大多数の魔法使いはそうではなかった。そうした者たちが集まり魔法研究を行ってきたのが現在の魔法使いギルドである。その発展形態から、初期にはアカデミーに比べてレベルが低かったが、現在ではほぼ同等の水準に達していると言える。
  • 情報ギルド(The Association of Information Agent):情報ギルドと呼ばれているが、実際には盗賊ギルドである。常に最善の方法で徹底した統制のもとネバレスを発展させてきた賢者の塔であったが、彼らも人間である以上、試行錯誤を避けることはできず、その過程で不満勢力や疎外された階層が生まれた。正規の手段で自らの意思や欲求を表現できなかった彼らは、非公式な行動様式を取り始め、その代表的な存在が「盗賊」である。貧しさに耐えきれず盗みを始めた者から、不当な扱いを受け社会から排除された者、不慮の事故ですべてを失った者たちが集まり、自らの利権のために結託し、次第にその規模が大きくなって一つの団体が形成された。それが現在の盗賊ギルドであり、彼らは互いに徹底したセキュリティのもと、緻密に目的達成のために行動している。非公式ギルドではあるが、各ポリスや賢者の塔など大陸の実質的な勢力も簡単には扱えない有力団体の一つである。とはいえ、このような非公式ギルドを公的に認めることはできないため、「情報ギルド」という名称で呼ばれ、その役割も単なる情報提供程度に限定されている。
  • 傭兵:最初は自由に自分の道を歩みたいと願う人々が冒険の中で困っている人々を助け、礼を受け取ることから始まり、次第に職業化され、それ自体が目的化されて一定の報酬を受けて依頼者の望む仕事を遂行する人々を指す言葉となった。それだけ多くの危険にさらされるため、多くの予備戦士たちが修練を目的として一定期間活動することもある。傭兵団リストおよび傭兵団に属していない傭兵のリストを管理し、依頼の仲介および情報提供を担当する集団として、大陸全体に支部を設けて効果的な業務遂行を行っている。
  • 傭兵団:個人または少人数での活動に限界を感じた傭兵たちが、より組織的に業務を遂行するために共通の目的のもと結成された集団である。小規模では数人から、大規模では千人以上が所属する傭兵団もあり、その中でも二大傭兵団と呼ばれる何々、何々は政治的影響力が非常に強い集団である。傭兵ギルドの運営は、こうした強力な傭兵団、いわゆる十大傭兵団のメンバーが選抜され、共同で管理している。
  • トレジャーハンターギルド(The Chasers of Ancient Legacy):古代文明が滅亡し、賢者の塔の助けによってネバレス新文明が築かれてから約1000年が経過している。多くの学者が生涯をかけて研究してきたが、古代文明は依然として謎に包まれている。忘れた頃に発見される古代の遺物は、その驚きを超えた神秘性によって多くの人々を魅了してきた。ある者は莫大な富を、ある者は強大な力を得るために、多くの冒険者が古代の遺産を求めて生涯をさまよい、人々は彼らをトレジャーハンターと呼んだ。最初は不確かな情報とロマン、情熱だけで命を落としていたトレジャーハンターたちは、自然と集まり、互いに情報と技術を共有するようになり、こうして古代遺物の探索と発掘を専門とする冒険者の集団であるトレジャーハンターギルドが誕生した。彼らは古代遺物に関心のある富豪をスポンサーに持ち、場合によっては賢者の塔やポリスの依頼を遂行することもある。
  • 冒険者ギルド(The Romance of Expedition):外海へ出ようとする探検家たちの集まり。
  • ハンターギルド(Hunter’s Guild Association):各大陸に存在するハンターたちの総連合体であり、象徴的な組織である。実際には9つのポリスに存在するハンターギルドが最上位組織である。セイジ暦900年を超える現在、ハンターたちの勢力は無視できないほどに成長しており、各ポリスだけでなくコロニーにもハンター事務所が存在している。



  1. 実際にはある時点からプロメテウスによって支配される。



🌍地形

ネバレス

1.概要

ネバレスは3つの巨大な大陸と、それらの間に2つの海があり、全体は北の外海と南の外海に囲まれている。しかしセイジ暦973年の現在でも、ネバレスの世界地図はまだ完成していない。これは現在の探査および観測機器の限界によるものである。

パストゥル大陸

1.概要

三大陸の指導者である三賢者のうち、賢者カペラの影響下にある大陸。
ネバレスを囲む最大の海であるフラルシア海の西側に位置し、三大陸の中で2番目に大きい。大陸の中心にはスパイン山脈が南北に走っている。山脈の北東には「望郷の森」があり、西側にはアレサンド川がセニア海へと流れている。
大陸の北端、望郷の森の近くにはポリスインダストリアがあり、スパイン山脈の南端にはポリスモルデンスが、望郷の森の南東、フラルシア海沿岸にはポリスリベルが位置している。
大陸の南部は温帯湿潤気候、北部は温帯と寒帯が混ざった乾燥気候を示しているが、奇妙なことに北部のポリスインダストリアにある望郷の森地域は蒸し暑い熱帯ジャングルである。南端のモルデンスは比較的暖かく、フアン大陸のポリスエスカとつながる群島を通じて交流が盛んであり、フアン大陸文化の影響を多く受けている。服装も時間の経過とともに、衣の幅が広がる方向へと発展してきた。

ミドレス大陸

1.概要

三大陸の指導者である三賢者のうち、賢者ポルクスの影響下にある大陸。
ネバレスで最も小さい大陸である。大陸中央にはバホル山脈があり、そこからフラルシア海へと流れるラスティア川がある。これを境に北側にはポリスヘレニア、南側にはポリスヘブラトがある。大陸南端とフアン大陸の間にはモルシア海峡が存在する。

フアン大陸

1.概要

三大陸の指導者である三賢者のうち、賢者プロキオンの影響下にある大陸。
ネバレスで最も広い大陸であり、フラルシア海の南東に位置する。大陸中央にはエングリフ山脈があり、これを中心に北側にポリスメディナク、東側にポリスベダス、西側にポリスジュディンがあり、その南西にはポリスエスカが位置している。

フラルシア海

1.概要

フラルシア海(Frarcia 海)は三大陸の中央に位置する海で、俗に「内海」とも呼ばれる。

モルシア海

1.概要

モルシア海(Morcia 海)はミドレス大陸南端と、フアン大陸北端の間に位置する海峡である。

セニア海

1.概要

セニア海(Senia 海)はパストゥル大陸の西側、ミドレス大陸の東側に位置する海である。(パストゥル大陸の西へ進むと、ミドレス大陸の東側に到達する。)
しかし非常に荒れた海であるため、現在の航海技術では安定した航行は不可能と判断されている。
そもそもフラルシア海を越えてミドレス大陸とパストゥル大陸が接続されているため、危険を冒してまで航路を開拓する必要がなく、ある意味では「捨てられた海」とも言える。
大破壊の際に沈んだ大陸があるという話がハンター(Treasure Hunter または Legacy Hunter)の間で語られているが、まだ確認された事実はない。

魔海

1.概要

三大陸から北へ航海を進めると、コンパスが正常に作動しなくなる海域が現れる。
これを「魔の海域」、または「魔域」と呼ぶ。
この魔域を越えると、魔王が封印された氷の地がある。
魔域の南端、入り口には「エクシリアン島」が位置している。

エクシリアン島

1.概要

「パストゥル大陸」と「ミドレス大陸」の間に位置する「カーズドアイス海域」
そこには魔物たちの島と呼ばれる「エクシリアン島」がある

小さくはない島だが、荒れた海のため接近が困難であり、
環境が過酷なため人間の足が届かず、魔物たちが支配する島である

千年の最後の日に、
その場所で火山の噴火が起こった

そして同じ時間に、世界中のすべての人類の敵がより強力な力を得て、
もはや人間を恐れずに暴れ始めた

人々は不安に震えながら賢者の塔を訪れた
千年間すべての人類の精神的な安息所だった賢者の塔では、
火山の噴火が魔王の封印を目覚めさせる6つの鍵のうちの一つが現れた兆候だと発表した

人々は千年ぶりに「エクシリアン島」に足を踏み入れ、
近くにあったポリス「インダストリア」の協力により島に前哨基地を設置し、調査に乗り出した

賢者の塔では、
魔王の復活を阻止するための聖戦を宣言した

三大陸の勇者たちが集結した


パストゥル大陸とミドレス大陸の間に位置するカーズドアイス海域。ヘレニアとインダストリアを結ぶ交易航路の近く、その場所に魔物たちの島と呼ばれるエクシリアン島が存在する。

2.歴史

エクシリアン島は、現在までに魔域で発見された唯一の島である。パストゥル大陸の約1/15の大きさで、小さくはないが、荒れた海のため接近が困難であり、環境も過酷で、今なお多くの魔物が生息しているため、人々が近づかない土地である。

エクシリアン火口から噴き出す黒い火山灰と溶岩はエクシリアン島全体を覆い、黒い霧を漂わせている。そこにいる魔物や海域の暗礁、正体不明の荒れ狂う嵐は、その海域を通る船乗りたちを緊張させる。頻繁にその海域を航行する船員の話によると、「そこでは魔獣が空を飛び、海の魔物が船を飲み込み、近づく人間を憎んでいる」という。
その場所を最初に発見したのは、周辺を初めて航海したある船長の航海日誌によるものである。彼の日誌には、激しい火山の爆発と津波によって船が難破し、孤島に漂着したこと、そこで魔物を目撃したこと、数日間魔物と戦ったが力及ばず終わったことが記されている。

インダストリアの海岸で発見されたその書物は賢者の塔の支部を通じて塔本部に届けられ、賢者の塔はすぐにエクシリアン島に魔域および魔獣研究のための戦闘コロニー建設を推進することとなった。しかし、思ったように島へ接近するのは容易ではなく、多くの失敗と人命の犠牲の末、ようやく島内の安全地帯「ポート・ルクス」を確保することができた。

それは、島に初めてネバレスの人々が居住し始めた出来事であり、同時に絶え間ない抗争の始まりでもあった。
千年紀の最後の日に、その場所で火山の爆発が起こった。賢者の塔はその火山爆発を、魔王の封印を目覚めさせる6つの鍵のうちの一つが現れた兆候と判断し、魔王の復活を阻止するための聖戦を宣言した。

封印の大地

1.概要

封印の大地(The Sealed Ground, The Ice Land)、または「氷の地」と呼ばれる場所。
魔王プロメテウスが聖バレンタインによって封印された場所であり、聖バレンタインが倒れた場所でもある。彼の弟子である7賢者が封印を守るために建てた賢者の塔も、この氷の地にあると言われている。しかし、7賢者と6階のマスターを除いて、氷の地を踏んだ者はいないとされている。

塔から伝えられた話によると、そこはすべての土地が氷で覆われており、草一本、木一本すら存在しないという。また、魔王の封印地であるため魔気が溢れており、そこにいる魔物の強さは大陸のそれとは比べ物にならないと伝えられている。

その他の地域

1.概要

ネバレスの地形。

2.山と川

  • エングリフ山脈(Mts. Engreef):防具商人ディオンによれば、ファンタズマル・クランの最大の生息地であるという。
  • バホル山脈(Mts. Vahour)
  • スパイン山脈(Mts. Spine)
  • ラスティア川(Riv. Rastear)
  • セインタイ川(Riv. Sainteye)
  • アレサンド川(Riv. Areshand)

3.その他の地域

  • デザート・パレス(Desert Palace)
  • 望郷の森(Nostalgia Forest)
  • ホッデンの森(Hodden Forest)
  • ブレス海(Breath)
  • 人魚(Mermaid)の海岸
  • 聖バレンタイン(St. Valentine)アカデミー

セニリニア大陸

1.概要

歴史が古く、平和な大陸だったが、現在は紛争に苦しんでいる。

2.歴史

ネバレスの人々が訪れる以前、セニリアの人々は牧草地を開拓する牧童と、大陸の植生を研究する学者に分かれていた。セニリニアの南部と北部は元々守護者たちの土地であり、中央の牧草地だけに人々が住んでいた。

セニリニアの動物たちは非常に特別である。彼らは人間が現れる以前から先に住んでおり、リーダーたちは数百年も生きる。対してセニリニアの人々は動物たちに対抗するにはあまりにも弱かった。そのため、セニリニアの人々は動物たちと約束を交わし、互いの領域を侵さないことにした。これを「均衡の約束」と呼ぶ。

しかし、この平和な状態はネバレスの人々が訪れたことで終わりを迎えた。ネバレスの人々はセニリアの塔で怪しげな実験を行い、その結果、大陸が歪む事態が発生した。

元々寒かった南部は温暖な気候に変わり、暖かかった北部は寒冷になった。南部にいた守護者たちは土地を離れ、人間の住居は破壊された。セニリニアの人々は賢者カペラまたは賢者プロキオンに従って北部と南部へ移住した。

今、彼らは再び過去に戻って「均衡の約束」を守るべきか、それとも新しい時代を迎えて守護者との新たな関係を築くべきかを巡って争っている。

🏙ポリス

1.概要

7賢者が大破壊の後に生き残った人々を導き、三大陸に分かれて定住したことで、集団生活が始まり都市国家が誕生し、指導者も現れるようになった。各大陸には賢者の塔の支部が設置されており、ポリスの市長たちは各大陸の指導者である賢者に従っている。
これらの賢者は7賢者の中でも一般人に最も近い存在であり、特別な変更がない限り、最初に任命された賢者が代々その地位を継承している。フアン大陸のプロキオン、パストゥル大陸のカペラ、ミドレス大陸のポルクス、この三賢者は他の四賢者と比べて、より政治的かつ現実的なイメージを持っている。

2.8つの定住都市(Eight Settler’s City)

フラルシア海の沿岸に沿って広がったネバレスの開拓者たちは、最初の8つの都市を建設するに至った。どんな危険が潜んでいるか分からない未知の世界で、わずか1万人ほどの人口が8つの都市に分かれて定住したというのは理解しがたいことだが、人々がその事実を知らなかったはずはない。おそらく彼らを導いた7賢者の配慮があったのだろう。
フアン大陸のエスカ、ジュディン、メディナク、ミドレス大陸のヘブラト、ヘレニア、そしてパストゥル大陸のインダストリア、リベル、モルデンスの8都市が最初に誕生し、その後周辺に小規模な都市が次々と生まれた。そして後にベダスがNCCによってポリスとして認定されることとなる。

3.ポリスの政治体制と軍隊

ポリスは市長と議会によって、コロニーは総督によって統治されている。また、それぞれ独自の正規軍を保有している。正規軍は特別な事情がない限り、ポリスおよびその傘下のコロニーを離れることはない。
もう一つはパラディンである。正規軍が人間とその生活圏を守るために意図的に編成されたものであるのに対し、パラディンは個人の武力を高めたいという動機から始まった。ネバレスで人間の生活が安定した現在とは異なり、定住初期の人々は自らの命を自分で守らなければならなかった。そうした中で、自衛の目的を超えて、より強くなるために剣術を鍛え、魔法を学ぶ者たちが現れた。これがパラディンと呼ばれる人々である。
パラディンは古代文明のある英雄の名前だったと言われている。そのため、古代ではその英雄に続く優れた戦士的資質を持ち、強い信念のもとで名誉を重んじて自己鍛錬を行う者たちを「パラディン」と呼んでいたという。彼らは社会の維持や発展に直接貢献する存在ではなかったが、依然として魔物の脅威にさらされている人々にとっては、強い彼らが非常に重要な存在だった。
三つ目はハンターである。数の少ない正規軍ではポリスの防衛すら困難であったため、ポリス間を移動する際など、ポリス外で活動する人々は魔物から身を守るために金を払って彼らを雇うことを躊躇しなかった。
このようにして、必要性に応じて自然とその数が増えていき、そうした者たちの中には生活の糧や富の獲得手段として武力を高める者たちが段階的に集団化し始めた。人々は彼らをパラディンとは区別して「ハンター」と呼ぶようになった。

エスカ

1.概要

フアン大陸の南西にある島。
北東にあるポリスベダスよりも大きい。日照量が多く、降水量も豊富で、密集した森林が広がっている。暑いが猛暑というほどではなく、海産物や海の資源が豊富なため、他のポリスからこの地へ移住してくる者も多い。

ジュディン

1.概要

外塔5階支部と、外塔の総括である6階支部が共に存在する場所であり、名実ともに全大陸の中心地といえる。
ジュディンにある賢者の塔所属のアカデミーの一部には、オナラブル・エイジをはじめ、ロスト・エイジの古代史[1]を研究する機関がある。
しかし、該当アカデミーの情報管理は非常に厳しく、古代史に関する資料は研究所の外に持ち出されないよう厳重に取り締まられている。
この方針は知識人をはじめ一般市民から多くの反発を受けているが、ジュディンの市長はアカデミーの立場を支持し、「ただ賢者プロキオンの指示に従っているだけだ」と繰り返すばかりである。
水が貴重な地域であるため、古くから近隣のポリス・メディナクとの水資源を巡る争いが頻発していた。賢者の塔の仲裁により大規模な流血事件は防げたが、依然として両ポリス間の対立は深刻な状態である。


  1. 一部ではそれ以前の時代まで全て把握していると主張するが、賢者の塔およびポリス・ジュディンでは徹底して沈黙しているため、真実は不明である。



メディナク

1.概要

フアン大陸の北部に位置するポリスであり、エスカと同様に暑く乾燥した地域である。
日照量が多く降水量が少ないため、落葉広葉樹で構成されたホッデンの森があり、ここで採れる木材は建築資材として大陸内で取引されている。
古代から船に乗って遠洋へ出て探査や漁業を行ってきたため、ポリス市民の性格にも影響を与え、「メディナクの人」といえば「好戦的で恐れを知らない人」という共通認識が生まれるほどである。水資源を巡ってポリス・ジュディンとの争いが頻発しており、そのたびにメディナク市民の攻撃性が状況をさらに悪化させてきた。

ベダス

1.概要

フアン大陸の東端にある小さな島で、周辺の他地域に比べて外部との交流が少ない。
そのため、島国ならではの独特な生活文化を持ち、自然景観も美しい。しかし、総人口が少なく、ポリス市民も外部の人々に対して非友好的であるため、未だに公開されていない部分も多い。

暑い地域ではあるが、居住には適しており、適度な降雨もあるため生活は安定している。余裕を活かした音楽や美術などの芸術文化が特に発展しており、現在大陸で知られているオナラブル・エイジや大破壊を題材にした叙事詩や文学作品の多くはこの地から生まれたものである。

ヘブラト

1.概要

ミドレス大陸南端に位置する、比較的温暖な気候の港町である。フアン大陸との間にあるモルシア海峡を行き来する遊覧船によって観光産業が発展している。
大規模な移動が必要な傭兵団や各種ギルドにとって、ワープゲートの利用料は負担となるため、船は彼らにとって大陸を結ぶ有用な交通手段として利用されている。
船を利用して大陸間を行き来する物資も豊富で、常設市場やギルドが活発に活動している。

ヘレニア

1.概要

寒く雪の多い地域であるため、強靭な人々が住むポリスである。
寒さを克服し、精神力を鍛えるために毎年狩猟大会が開催され、優勝者には古代から吹雪を操る力を持つと伝えられる首飾りが授与される。

これは初代賢者ポルクスが、極寒に苦しむヘレニアの人々を哀れに思い、自らの力を使って作った守護符だとされている。記録に残る根拠はなく、実際の効力も不明だが、ヘレニアを守る象徴的な役割を果たしており、毎年別の人物に受け継がれている。

外塔5階支部がある場所であり、外海へ出るための大小の探査隊が常駐しているため、賢者の塔から研究費の支援を受けている。

インダストリア

1.概要

パストゥル大陸の北端に位置する最大のポリスであり、大陸中央東部には望郷の森がある。
この森は気候変動が激しく、非常に広大で、定住初期には多くの犠牲があったため、「涙を流しながら大破壊以前の故郷を懐かしむ」という意味でその名が付けられた。

また、果てが見えないほど巨大な木々が道標のように点在しており、一部の人々は「世界樹の森」と呼ぶこともある。

植生分布が非常に奇妙で、一方には針葉樹林が広がっているかと思えば、少し進むと広葉樹林が現れ、さらに別の場所には熱帯雨林が存在する。
結果として、この森には安定した居住地を形成できず、周辺地域へ進出したことでポリスの規模が拡大することとなった。

リベル

1.概要

賢者カペラは7賢者の中でも最も学問探求に熱心だったとされている。彼の意思を受け継ぎ、各大陸やポリスから集まるあらゆる情報を集めて知識産業を発展させた場所がポリス・リベルである。

三大陸から集まる最新の書籍や、それを求める知識人が常に溢れており、子どもの教育に関心の高いネバレス人たちが最も住みたいと願うポリスである。
レベルの高いアカデミーも活発に運営されており、人気のあるアカデミーでは入学するために数年待たなければならない場合もある。

外塔の大陸支部である5階塔がある場所であり、独自の古代史関連部署も運営されている。しかし、ジュディンの古代史研究所が持つ情報に比べると圧倒的に不足している。
ジュディンでは情報統制が厳しく、特に古代史関連資料の一般流出は絶対に禁止されているため、ジュディン市民ですら情報を得るのが難しい。
しかし最近、ジュディンから流出した、現地では入手できない古代史関連資料が密かに出回っているという噂がある。

活気はあるが静かな場所であり、冒険を好む人々には退屈な場所と評されることもあるが、彼らも冒険に関する新しい情報を得るためにこの地を訪れることがあることから、「都市そのものが広大な知識の倉庫」という表現が的を射ているようだ。

モルデンス

1.概要

ネバレス大陸で2番目に大きな商人ギルドがある場所である。
人の往来が多く、常に活気があり、様々な事件や事故も頻繁に起こる。気候も生活に適しており、ポリスとコロニーの間に大きな川や山がないため、移動が容易である。
しかし最近、モルデンスでも奇妙な出来事が起きている。フアン大陸に軍需物資を独自に供給しようとロビー活動を行っているカルテルが存在するという噂があり、ギルド内部で勢力争いが始まっているのだ。

🧬クラン

六つのクラン

1.概要

モンスターはほとんどが大破壊の前後に地上に現れたが、彼らがどのようにして姿を現すようになったのかは明らかになっていない。虚しいことだが、「悪魔の降臨と共に現れた」という説明がほぼ定説となっている。
ネバレスのモンスターは以下の6種類に分類される。ダーク、メタル、ミュータント、アンデッド、プラント、ファンタズマルなど。これは明確な分類基準があるわけではなく、理解を助けるための便宜的な区分に過ぎない。

2.真相

彼らは過去文明の遺産である。すべてのアンデッド・クランは第1期文明の出身者であり、彼らは生命と魂の領域を侵した代償として、ASCの主から許されるまで安息を得ることができない。すべての悪魔/ダーク一族は第2期文明で堕落した者たちである。また、ファンタズマル/プラント/メタル/キメラ-ミュータントは第1期文明で生産された兵器である。

3.六つのクランの計画

ファウストが自身の力を封印した際、コアは7つに分裂した。この破片はファウストに1つ残り、残りの6つは各クランに吸収された。しかし、封印された1つの破片が最も強力であり、他の6つはその影響を受けることとなった。

6つのクランに吸収されたコアは、彼らがコアの支配者から解放される力を与えたが、ファウストの封印の影響を受けて吸収した力は完全ではなかった。また、吸収と脱出の過程で多くの犠牲もあった。能力の低い個体はそのまま消滅し、支配から逃れようとする意志が弱い個体は自我が崩壊し、単なる下級モンスターに成り下がった。強力な力を持っていた上位存在も、個人の能力を大きく失った。

結局、残された力だけではオナラブル・エイジの遺産を一部受け継いだネバレスの人々に対抗するのは容易ではなかった。六つのクランは長い時間をかけて回復に努め、徐々に力を取り戻した。しかしネバレスの人々も同様に強くなっていったため、ある程度の均衡が保たれるようになった。

その中で、コアの破片を吸収した各クランの最上位存在は力を回復するにつれ、破片に込められた記録を知るようになった。彼らはコアを奪われてはならないという事実を認識した。同時に7番目の破片の存在も知ることとなった。それを手に入れることができれば、ネバレスの人々との争いはもはや意味をなさない。六つのクランは、7番目の破片が世界に現れ、支配以外のすべての封印が解かれる時を待っていた。

4.7番目の破片が現れる

ついに7番目の破片の存在感が強烈に感じられるようになった。フェイトランが最初の覚醒を果たし、封印が解かれたのだ。

六つのクランの首領はすべて7番目の破片を感じ取り、同時に彼らに制限されていた力が大きく戻ってきたことを知った。その結果、すべてのモンスターの能力が一夜にして数倍に増加した。彼らは7番目の破片こそが力の核心であり、それを手にする者がすべてのモンスターを支配することになると本能的に、そして破片が伝えた知識によって理解した。今や彼らの間の均衡はいつ崩れてもおかしくない。各クランは互いを牽制しながら、7番目の破片を手に入れるための行動を開始した。

クランたちは人間の世界に介入し、彼らの力を利用しようとした。その方法はクランごとに異なる。

  • アンデッド:盗賊ギルドの掌握、ゾンビの個体数増加
  • ダーク:邪教の拡散
  • メタル:能力の向上、新兵器の開発、偵察兵器をネバレス全域に散布
  • ミュータント:個体の融合、他の生命体の吸収、より進化した突然変異体への成長
  • プラント:寄生植物の拡散、様々な動物・モンスター・人間に寄生し、彼らを操る
  • ファンタズマル:潜伏していたライカンスロープを利用し、トレジャーハンターギルドの掌握

ダーク・クラン

1.概要

正式名称は「Apostle of ダーク・クラン(Dark Clan)」

ダーク・クランは現在ネバレスにおいて最も脅威となっている存在である。彼ら闇の一族はネバレス全域に最も多く出現する。大破壊の伝承によれば、ダーク・クランは4日目に姿を現し、あらゆる策略と魔法で人間を惑わせ、同士討ちさせたとされる。それほど彼らの知性と魔法使用能力は高い。

もちろん、すべての闇の一族がそのような能力を持っているわけではない。下級一族の場合、知能は幼児レベルであり、彼らが操る魔獣(魔物)は獣程度の知能しか持たないことが判明している。しかし、ダーク・クランの上位存在は人類よりも優れた知性を持ち、特に魔法に関しては人間を凌駕する能力を持っている。

問題は、ダーク・クランの起源を推測するのが非常に困難だという点である。

まず、彼らの血は青または黒であり、現生人類や他の動物とは異なる進化過程を経てきたと考えられる。しかし、アンデッド・クランとは異なり、彼らは大破壊以前に発見された痕跡が全くない。

また、メタル・クランのように古代文明によって作られたとも考えにくい。古代文明が生命体の操作を可能にしていたという仮説もあるが、それはあくまでミュータント・クランやプラント・クランに関するものであり、ダーク・クランにまで適用するには無理がある。

そのため、ダーク・クランの発生が不可解であることから、彼らが異次元=異界の存在であるという検証不可能な仮説を主張する者もいる。

この仮説に基づいて研究を進めている学者によれば、ダーク・クランは「魔界」と呼ばれる異界の存在であり、古代から伝承されてきた魔法秘技によって魔界の門を開き、異界の存在を召喚することが可能だとされている。これに対して賢者の塔は特にコメントを出しておらず、彼らも異界の存在の召喚実験に成功したことはない。

2.真相

すべての悪魔およびダーク・クランの一族は第2期文明から発生した。
力を私欲のために使った者たちが堕落し、「彼」によって人間の道理を裏切った代償として、狡猾さと獣の姿を与えられた。

メタル・クラン

1.概要

正式名称は「Apostle of メタル・クラン(Metal Clan)」
ロスト・エイジ、あるいはそれ以前にすでに完成されたクランとされており、彼らは何らかの目的のためにバレンタインに協力し、彼の指示を喜んで実行したと伝えられている。

彼らは全身が金属で構成された存在である。生命体とは呼べないが、何らかの方法で「意志」を持っていることは、幾度もの困難な捕獲・観察研究によって明らかになっている。

大破壊の3日目に現れたとされるメタル・クランは、これまで明らかになったどの伝承にも、また大破壊以前に存在していた古代文明の遺跡にも痕跡が発見されたことがない。

そのため、モンスター研究所ではメタル・クランが古代文明が発達していたネバレス外海の向こう側から来た存在ではないかという仮説を慎重に提示している。しかし、依然として多くの疑問が残っている。もし外海から渡ってきた存在であれば、個体数に限界があるはずだが、破壊が続いても絶えず出現していることから、この仮説には問題があると考えられている。

そのため、ある者は大破壊が古代人類間の戦争だったと仮定し、大破壊の様相は古代人類が戦争中に兵器の制御権を失った結果だと見なしている。

このような理由から、現在ではこの一族の起源に関する仮説として、ネバレスの未踏領域において今もなお(兵器として)彼らを生産し続けている古代文明の遺跡が存在すると推定されている。ただし、複数回の捕獲研究の結果によれば、彼らにはある程度の自己再生能力はあるが、新たな個体を生産する能力はないことが明らかになっている。

いずれにせよ、彼らは金属と機械で構成されているため、通常の武器では破壊が困難だが、電撃系の攻撃には弱いとされている。(もちろん例外もある)

2.真相

すべてのメタル・クランの一族は、第1期文明で生産された戦争兵器である。


ミュータント・クラン

1.概要

正式名称はアポストル・オブ・ミュータント・クラン(Mutant-Chimera Clan)

伝承によれば、大破壊の初日に現れたモンスターたちであり、彼らは既存(大破壊以前)に存在していた動物が凶暴化した存在であるとされる。

実際にどの種が突然変異を起こしたのかは明確ではない。ただし、その生態や外見から特定の種との強い関連性が観察されており、その種が変異を起こしたと推測されるのみである。

変異についても一貫性を見つけるのは難しい。原種がより弱いにもかかわらず、原種が強力な突然変異体よりも強い場合も多く見られるからである。特に注目すべき点は、同じ原種から複数の変異体が存在する場合も少数ながらあるという点である。

これら純粋なミュータント・クランのほかに、複数のモンスターや動物が合成された形態と思われるキメラ・クランが存在する。彼らの繁殖生態について観察されたことはないが、成体以外に幼体が発見されたことがないことから、一般的な繁殖過程を経ていないと考えられる。また、ミュータント・クランが一般的な動物のように生息領域を持つのに対し、キメラ・クランに分類されたモンスターは生息地が発見されたことがなく、出現場所も一定していない。

それでもミュータント・キメラ・クランとして一括りに分類される理由は、外見が動物の変形・合成の形態を取っているためである。

また、ネバレスには上述のモンスター以外にも多くの獣が生息している。これらは一般的に人間を先に攻撃することはなく、その危険度もモンスターに比べて非常に低い。最も強力な動物であっても、下級モンスター程度の危険性しか持たないと考えられる。(ごく一部には非常に強力な威力を持つ場合もある)

大破壊の際に多くの動物が死滅したが、残されたモンスターたちも破壊以前の姿を保っているわけではない。ほとんどの生息環境が急激に変化したことで、動物の外見や生態が変異を起こした場合が多いとされる。このように変異を起こした生物の中で、危険生物として分類されたものがミュータント・クランである。(大破壊の伝承に基づく純粋な学術的分類はこのようになっている)

2.真相

すべてのミュータント・クラン一族は、第1期文明によって生産された戦争兵器である。

アンデッド・クラン

1.概要

正式名称はアポストル・オブ・アンデッド・クラン(Undead Clan).
大破壊以前の名誉ある時代において、アンデッド・クランの存在は多くの神話や伝説を通じて語り継がれてきた。そして大破壊の2日目に、アンデッド・クランは実際に人類の前に姿を現した。

彼らは生きている存在ではなく、「死」の状態で存在する存在である。彼らの生態的な習性の中で最も広く知られているのは「すべての生命体に対する敵意」である。

アンデッド・クランは大きく2種類に分けられる。肉体を持つタイプと、霊体(Spirit Body または Astral Body)のみで構成されたタイプである。一般的には後者の方がはるかに強力であるとされているが、リッチ(Lich)のように肉体を持ちながら強大な力を持つ例外的な存在もいる。

このように知られている理由の一つは、霊体のみで構成されたアンデッドは通常の武器では倒すことができず、また霊体との接触だけで生命力を吸収されてしまうためである。リッチ(Lich)が肉体を持ちながらも強力である理由は、すべてのアンデッドの中で最も高い知能を持っており、彼らには魔法の力が許されているからでもある。

2.真相

すべてのアンデッド・クラン一族は、第1期文明から生まれた存在である。彼らは生命と魂の領域を侵した代償として、ASCの主から許しを得るまで安息を得ることができない。
特にアンデッド・クランは、実質的に他の4つの一族を支配していた立場にあったが、ASCによる文明浄化の後には同等の位置に格下げされた。

プラント・クラン

1.概要

正式名称はアポストル・オブ・プラント・クラン(Plant Clan)
彼らは大破壊の伝承には登場せず、ネバレスに人々が定住した後に勢力を拡大する中で発見されたモンスターの種類である。彼らはネバレス全域の森、ジャングル、湿地に主に生息しており、砂漠や岩山のような植物が育ちにくい環境にも存在する種が一部いる。

プラント・クランは基本的に「動く植物」の形態を持っている。より厳密に定義するならば、「植物の特徴を持ちながら、肉体活動によって動物を狩り、新陳代謝を行う肉食植物型モンスター」と言えるだろう。

彼らの中には根を固定したまま枝を動かして獲物を捕らえる種もいれば、根をまるで動物の脚のように使って移動する種も存在する。植物の特徴を持つためか、全体的に火に弱く、彼らが主に摂取するのは他の存在の体液である。
古代文明の研究が進み、過去の文明への評価が高まるにつれてこの仮説は支持を得ている。しかしそれでも『大破壊-悪魔降臨説』は依然として確固たる定説であり、戦争説は単に「もっともらしい話」に過ぎない。

プラント・クランの女王はアラ・オブ・シエナ地下1階に居住している。

2.真相

すべてのプラント・クラン一族は、第1期文明によって生産された戦争兵器である。

ファンタズマル・クラン

1.概要

正式名称はアポストル・オブ・ファンタズマル・クラン(Phantasmal Clan)
上記の五つの分類に属さない奇形・異形の存在を、ファンタズマル・クラン―幻想一族として別途分類する。彼らはダーク・クランほど人間に対して露骨な敵意を持っているわけではないが、その危険度はダーク・クランと並び最も警戒すべき対象である。

この一族の分類は、実のところ基準が曖昧である。あえて定義するならば「古代文明の伝承に痕跡が残っているが、他の一族として分類するには不明瞭な存在」と表現できるだろう。

この一族に属する存在の発生説は大きく二つに分けられる。しかし「古代文明実在説」と「異界召喚説」のいずれも、検証不可能な仮説に過ぎない。前者の場合、古代文明の記録自体が非常に希少であり、わずかな記録には「幻想の存在」としてしか記されていない。後者の場合も、古代文明の記録に「召喚」という語以上の資料は発見されておらず、実際に実験することもできない仮説である。ひとつ確かなのは、彼らが人類がネバレスに上陸する以前からこの地に存在していたという事実である。

2.真相

すべてのファンタズマル・クラン一族は、第1期文明によって生産された戦争兵器である。

⚔️コロニー

1.概要

ネバレスに人類が定住する以前、ネバレスのすべての場所にモンスターが存在していた。人々は彼らから生活圏を確保するために絶えず戦い続け、モンスターは倒しても次々と現れた。ひとつの敵を倒して安心していると、どこかで空間が開き、そこからモンスターが飛び出してくるという現象の繰り返しだった。
そんな中、人々は特定の地域ではそのような現象(モンスターの出現)が起こらないことを発見し、そこに定住するようになった。その後、人類はその領域を広げるために定住可能な地域(出現停止エリア)を探し回り、そのような形でコロニーを開発していった。

2.コロニーの種類

  • 居住コロニー(Habitation Colony)
  • 産業コロニー(Production Colony)
  • 戦闘コロニー(Battle Colony) : 戦闘コロニーは各ポリス領土の最外縁に位置し、魔領(Evil Zone)の侵入を警戒・防御する役割を担っている。ネバレス・エクソダス以降、千年が近づいているにもかかわらず、依然として未踏地域と魔領が70%以上を占めている現実において、これら戦闘コロニーは「生」よりも「死」が身近な場所である。過去にはいくつかのポリスの起源でもあった。現在はポート・ルクスに完成しており、いくつかの場所で戦闘コロニー建設のための戦闘が進行中である。戦闘コロニーはネバレスの人々が大陸全体へ進出するための前哨基地であり、同時に魔物からネバレスの人々を守るための最後の砦でもある。
  • 特別戦闘コロニー(Special Battle Colony) : セージ暦900年を目前にした890年、NCC(ネバレス大陸会議)に賢者の塔から伝言が届いた。内容は、ネバレスの一部地域に危険が迫っているため、近隣に監視目的の戦闘コロニーを設置してほしいというものだった。これに対し、ネバレスアカデミー連合は近隣のポリスに該当位置への戦闘コロニー建設を命じ、同時に迫る脅威に備えて戦士たちの能力を向上させるため、戦闘コロニー担当官と訓練教官を中心とした防衛兵力を派遣した。これにより、該当コロニーは新兵を募集し、彼らを訓練すると同時にコロニーの防衛能力を強化し始めた。しかし、そうして建設された三つの戦闘コロニーには、今のところ強力な魔物が出現しておらず、単なる訓練生が守る場所となってしまった。危機が解除されると、各ポリスは補給を減らし、今では他の戦闘コロニーと同様に最小限の警戒兵力と魔物ハンターのベースキャンプとなってしまった。これら三つの戦闘コロニー―訓練キャンプは各大陸に一つずつ設置されており、ミドレス北東端の極寒地域に一つ、フアン南部のエスカと向かい合う灼熱のデザート・パレスの一角に一つ、パストゥール北東のリベル北方に広がるジャングルの奥地に残りの一つがある。

第1特別戦闘コロニー

1.概要

ポリス・ヘレニアの北東端に建てられた戦闘コロニー。
正式名称は「ポリス・ヘレニア領 第1特別戦闘コロニー」である。
しかし人々はその極寒の過酷さを込めて「ブラッディ・アイス」と呼んでいる。

2.環境

完全に新しく建てられた戦闘コロニーではない。一般的な開拓村のように小さな炭鉱村を中心に形成されたが、890年に賢者の塔から調査が行われた際には、誰も住んでいない村と、所有者不明のまま稼働していた機械だけが残されていた。

しかし危険の兆候は見られなかったため、現在では適度な魔物とそれを対象に訓練する訓練生、そして彼らを通じて生計を立てる魔物ハンターがこの村の住民の大半を占めている。炭鉱もこれ以上の採掘は行われていない。

村を中心に北側には炭鉱、北西には針葉樹が密集した雪原地帯、北東には滑らかな氷に覆われた死の地域が広がっている。極寒の地域であるため、各所に(危険ではあるが)安全地帯―キャンプが設置されている。村の家々は太い丸太で作られており、調査当時の建物だと言われている。

厳しい寒さのため、比較的自然の景観がそのまま保存されている場所である。そのため、生命を脅かす寒さと魔物にもかかわらず、広大な雪原を探検しに訪れる旅行者も多い。

3.その他

交通が不便で物資の調達が難しいため、ポリス・ヘレニアの衣服すらまともに手に入らず、ほとんどの人は獣の皮や毛を使って適当に防寒服を作って着ている。寒さと同様に出現する魔物も強いため、アーマースーツは日常でも必需品とされている。

第2特別戦闘コロニー

1.概要

ポリス・ジュディンの南端の砂漠に位置する特別戦闘コロニー。
正式名称は「ポリス・ジュディン領 第2特別戦闘コロニー」である。

2.環境

この地の荒涼さと猛暑に疲れた人々は、砂漠の砂嵐の別名である「デザート・スクリーム」をコロニーの名前として呼び、それが一般的な名称として定着した。パレス・デザートと呼ばれる巨大なオアシスを中心に居住地が形成された場所で、かつては海だったと言われている。オアシスを除けば、周囲には大小の砂丘しかなく、魔物も出没するため、並の精神力では耐えられない場所である。

それにもかかわらず、大陸全体で唯一存在する巨大な塩砂漠と高品質な塩のため、古くから人々の往来が多かった。また、ポリス・ジュディン領 第13資源コロニーの管理下にある第5地区がこの地の油田だった。しかし、十数年前に採算性が低下し、廃油田となった。現在、その廃油田は墓地として使用されている。

3.その他

探査中にデザート・スクリーム付近で古代の遺跡が発見された。発見されてから間もないうえ、魔物が出没する戦闘コロニーの近くであるため、本格的な調査は進んでいない。
その古代遺跡には、正体不明の石造建築物や人を模した石像、そして祭壇(祭壇のように見えるもの)が散在している。

服装は基本的にフアンスタイルが主流であり、魔物の脅威のためにマーシャルスーツを日常着のように着用している人々が多く見られる。

第3特別戦闘コロニー

1.概要

パストゥール大陸中央東部地域に位置する特別戦闘コロニー。
正式名称は「ポリス・インダストリア領 第3特別戦闘コロニー」である。

2.環境

パストゥール大陸中央東部地域には巨大な森林が広がっている。忘郷の森(または世界樹の森)である。特別戦闘コロニーはこの大森林の一角、蒸し暑いジャングル地帯に位置している。

人々はこのコロニーを「緑の絶望(Green Despair)」と呼ぶ。元々「緑の絶望」はこのジャングル地帯に存在する(致死率の高い)風土病の名前である。ネバレス年代記のあちこちにこの地―大森林の探査隊に関する話が記されており、どれも例外なくこの緑の絶望について言及している。コロニー設立初期のある訓練兵がこの風土病にかかり、回復の兆しが見えた直後に言った言葉が「緑の絶望も、恐ろしい訓練課程には敵わない」というものだったという。

大森林を横断する巨大な川があり、その支流が血管のように森林の至る所を流れている。建設当時、探査隊はこの川の支流に沿って調査を行い、多くの開拓村の痕跡を発見した。しかし住民は見つからず、その原因としては過酷な自然環境や魔物、風土病などが推測されている。コロニー周辺にもそのような開拓村の痕跡が残っているが、現在ではほとんどが魔物の住処となっている。

その他の特筆すべき点としては、「赤いジャングル」と呼ばれる場所と「若い世界樹」たちがある。「赤いジャングル」は、砂漠における赤い砂漠のように、生物が生きるには極めて過酷な環境で構成されたジャングルである。目に見えるのは不気味な赤い土壌と奇怪に変異した植物、そして巨大で凶悪な虫たちだけである。探査隊はこの地でも開拓村の痕跡を発見し、その年代がそれほど古くないことを知って、「赤いジャングル」は“何らかの理由”で拡張しているという慎重な結論を下した。

一方、「若い世界樹」は遠くにぼんやりと見える世界樹ほど巨大ではないが、十分に大きな木々である。コロニー周辺で数本が発見されており、探査隊はそれが「世界樹」と同じ種かどうかは確認できなかったが、可能性はあると判断し、そのような名前を付けた。

3.その他

服装は従来のインダストリアで使用されていたものよりも、さらに短く軽量化されたスタイルの衣服を着用している。初期には遠く森林の外から調達して販売するしかなかったが、最近では往来する人々が増え、内部で自ら製作する業者も増えてきている。

ポート・ルクス戦闘コロニー

1.概要

賢者の塔によって建設された戦闘コロニー。

2.歴史

エクシリアン島での戦闘の後、賢者の塔の主導のもと、コロニー建設を目的として複数回にわたりエクシリアン島への上陸が試みられた。その結果、エクシリアン島西岸の崖に建設されたが、魔物の影響で人々の接近は稀だった。

その後、セージ暦1000年にヘレニアとインダストリア間の交易航路が新設され、魔域付近の航海が行われるようになった。それに伴い、エクシリアン島のポート・ルクスは魔域研究の目的以外にも、交易港の中継拠点として活性化された。

人が集まるようになり、エクシリアン島に関する研究も急速に進展した。その中で最大の成果は、エクシリアン島中央に位置する巨大な方舟の発見である。方舟の周辺で「幽霊船員」を見たという者もいたが、それを証明する証拠はなく、噂に過ぎない。

その他にも、複数の脚を持つ魔獣を見たという報告など、魔獣の目撃談が賢者の塔のポート・ルクス支部に届けられているが、証拠を持ち帰った者は誰もいない。エクシリアン島に出没する魔獣は水棲生物や悪魔の姿をしており、火口から絶えず現れていると推測されている。

🧾設定

🧍主要人物

セイント・バレンタイン

1.概要

破壊の六日間
世界が絶望に震えていたとき
七人の弟子と共に人々を守っていた
一人の賢者がいた
七日目に至り、彼は弟子たちと人々に言った
「悪魔が休んでいる今、討ちに行こう」と。すると弟子の一人が
「彼がいつ力を取り戻すかも、どこにいるかも分からないのに、師が行けば人々を誰が守るのですか」と尋ねた。
それに賢者は答えた
「彼が世界に現れたとき、彼は私を知り、私も彼を知っていた。私は彼を止めることができるので、彼は私を恐れている。私が世界を守っていることを知り、彼は世界を先に破壊し、人々の絶望と恐怖によって力を得ている。だから今でなければ彼をどうすることもできない」
そして弟子のうち三人を指して言った
「世界の反対側、海の中に浮かぶ三つの地がある。そこなら千年を生き延びることができる。お前たちは人々を導いてそこへ行かせなさい」
他の二人の弟子にはこう言った
「悪魔が倒れても、彼に従属する魔物たちはこの地に残るだろう。お前たちは人々にそれらから身を守る力を与えなさい」
そして残る二人の弟子と共に旅立った


七賢者の師。セイント・バレンタインアカデミーの創設者。大破壊以前、当時の古代文明において最高の賢者だった。大破壊以前には優秀な超象科学アカデミーの教授であり、直接アカデミーを運営していたとも言われている。賢者の塔の七賢者は、このアカデミーで学んだ彼の弟子たちであると伝えられている。
大破壊の時期、バレンタインは魔王を封印した代償として命を落とした。命を代償にしたとはいえ、魔王を千年間封印したという事実から、彼の能力は現在では想像もできないほどのレベルであることが分かる。彼が生きていた時代の古代人とその文明が魔王の力によって消滅したことを考えると、彼の力は古代人の中でも稀有な存在だったことが推測される。バレンタインは死後、ネバレス大陸会議によって聖者として推戴され、正式な称号はセイント・バレンタインとなった。

2.真相

バレンタインの真の正体はファウストである。

魔王

1.概要

大破壊を引き起こした張本人であり、セイント・バレンタインによって氷の地に封印されたが、その封印が解かれる日に再び現れると伝えられている。
最初の七賢者の一人が記したとされるネバレス最古の書物《太初の書: the Book of the Beginning》によれば、彼は単独の力で古代文明を滅ぼしたほどの強大な力を持つ悪魔である。
その記録の真偽はさておき、書の伝承を認めるならば、彼はすべての獣をミュータント・クランに変え、人間に敵対させることができ、死から逃れたすべてのアンデッド・クランを支配し、さらには古代文明の兵器とされるメタル・クランさえも操り、最強のモンスターである上級ダーク・クランたちをも従える強大な軍団の総司令官であり、海を陸に、陸を海に変える権能の持ち主である。
これらの点を考慮すると、記録にはないが現在存在する他の二つのモンスター種族、すなわちプラント・クランとファンタズマル・クランもまた、彼の影響下にある可能性が高い。一部の仮説では「古代人の中でも優れた能力者であり、超象科学者かつ権力者」と見なしているが、それは妥当ではない。魔王は人類史上最も凶悪な悪魔の中の悪魔であり、名実ともに魔王と呼ぶにふさわしい存在である。
魔王が死ぬ前に、バレンタインは一つの予言を残した。

賢者の遺産と魔王の遺産。
魔王の遺産を手にした者は、魔王となることができ、
賢者の遺産を手にした者は、魔王を永遠に封印することができる。

魔王と賢者の遺産の一部で浄化の塔を建て、
その権能によって凍てつく大陸を浄化するだろう。

お前たち七人は代々死にゆく大陸を蘇らせ、
二つの遺産の一部を守らなければならない。

浄化の塔は封印の塔となり、
魔王の恐怖を呼び覚ます刻印となる。
人々はそれを警戒し、危険を防がなければならない。


2.真相

実は大破壊は、ファウストがASCによって力を覚醒させたことで起こった事件である。
つまり、ファウストとバレンタイン、そして魔王はすべて同一人物である。

ファウスト、運命の子

1.概要

ファウストは21世紀に誕生し、統一場理論を完成させた天才的な超象科学者である。しかし世間は彼の研究成果には注目したものの、理論を完成させた本人を称えるどころか、次第に疎外し始めた。

ファウストは徐々に世間から忘れられ、国家への裏切りと嫌悪感を抱いた彼は姿を消した。ある者は政府が機密保持のために彼を殺したと考え、またある者はファウストが狂って入院したと噂した。

しかし実際には、ファウストは「バレンタイン」と名を変え、七人の弟子と共にアカデミーを設立していた。ファウストは七人の弟子と共に、古びた三階建ての家屋でアカデミーを始めた。人々はその粗末なアカデミーを嘲笑したが、ファウストは自身の能力によって周囲の認知を得た。

その後、プロメテウスという団体が現れ、世界に混乱をもたらした。プロメテウスは権力のために超象能力を使う者たちに警告を発し、各国の機関にテロを仕掛けた。被害を受けた各国政府はアカデミーを疑い、政府とアカデミーの対立は次第に激化していった。

そんな中、プロメテウスの最後の声明が発表された。彼らは各国政府が超象科学研究所で秘密裏に行っていた能力者への人体実験を証拠と共に告発した。
政府はそれを捏造された証拠だと反論し、この卑劣なテロ行為と大規模な反国家的行動そのものが、アカデミーがテロ組織を匿っている強力な証拠だと宣言した。

結果として、激しい抗議と容赦ない鎮圧が大規模な流血事件を引き起こし、政府とアカデミーは全面的な衝突に至った。ファウストはその過程で家族を政府によって失い、政府が人体実験を行っていた事実に失望し、アカデミー側に立った。

その後、プロメテウスのテロ行為によって世界的な無政府状態が発生すると、ファウストは自ら略奪と破壊を阻止し、治安を維持した。この功績により、人々は彼を「賢者」と呼ぶようになった。

そんな中、ファウストはプロメテウスの正体、そして文明の浄化と創世に関する秘密を知ることになる。ファウストは、プロメテウスが莫大な人命を犠牲にしてまで世界を支配しようとしていると判断し、反感を抱いたが、すでに彼はプロメテウスの掌から逃れることが困難な状況だった。

プロメテウスの度重なるテロによって「悪夢の夜」が起こり、政府はすべて消滅し、大規模な無政府状態が発生してしまった。ファウストは自ら治安の回復に乗り出したが、罪悪感を拭うことはできなかった。

そして最後の瞬間、問題が発生した。突如として魔王が現れ、六つの災厄が始まり、怪物たちが現れて人々を虐殺し始めたのだ。悪夢の夜の後、かろうじて回復しつつあった世界は、終末の瀬戸際に立たされた。

このとき、ファウストは自らを犠牲にして魔王を封印し、事態はようやく収束し、人類は滅亡の危機から逃れることができた。封印の直前、ファウストは自らを封印しながら、一部の弟子にのみ未来への警告を残した。

千年後、封印の力が尽きるとき、魔王が再び目覚め、六つのクランの使徒とその一族が完全な力を取り戻し、災厄が再び訪れるだろう。七人の賢者と生き残った新人類は、彼らに立ち向かう力を育てなければならないというのだ。

2.真相

プロメテウスは、彼らが保有する政府・軍事・経済の権力を意図的に利用し、ファウストと対立させることで、ファウストに権力への不信感を抱かせた。そしてファウストの耳元で「権力から独立した力」「すべての人に能力を学ぶ平等な機会」「新しい力を人類の平和と幸福のために使うべき」「巨大な権力からこの力を守るためには暴力的手段も辞さない」といった言葉を囁いた。

一方、ファウストは過去の遺産を研究する中で段階的にASCを覚醒させ、プロメテウスさえ知らなかった知識を得るようになった。その結果、既存の洗脳された思想と衝突し、懐疑的な状態となった。そんな中、政府への不信が深まり、ファウストはプロメテウスの誘導通りに過去の身分を隠して姿を消した。そして「バレンタイン」という名前に変え、プロメテウスの指示に従って行動を開始した。ファウストは超象能力アカデミーを設立し、アカデミーを中心に潜在的な能力者を集めて説得した。

ファウストはプロメテウスが接触してきた際、彼らを信用してはいなかったが、世界への復讐を望んでおり、混乱の収束を助けてほしいという名目に従ってプロメテウスに協力した。

ただし、ファウストはプロメテウスの行動には同意しておらず、自分が前面に出ることにも懐疑的だった。後にプロメテウスの真の目的が「自らが神として君臨する世界の構築」であることを知ったが、すでに深く関与していたため、彼らの掌から簡単には逃れられなかった。

さらに、ファウストがASCの力を覚醒させたことで大破壊が発生し、世界は壊滅状態となった。大破壊の期間中、破壊が進行する中でファウストは意識を取り戻したが、ASCをもはや制御できなかった。しかし、意識を失っていた間にASCの暴走はファウストにより深い覚醒のきっかけを与えた。

ファウストは無意識の中で、ASCに記録された第1期文明と第2期文明の創生と滅亡までを「知る」こととなった。それによって、ASCの暴走が続いた場合に起こる未来の出来事を予測したファウストは、特別な対策を講じる。

すでに彼自身はASCの暴走による反動で崩壊しつつあった。覚醒によって能力は増したが、もはや制御できるレベルではなかった。その間にも、ASCの制御から一時的に解放された魔物たちは世界を蹂躙していた。最終的にファウストは禁断の力であるASC制御装置を使用し、暴走を制御しようとする。

ファウストは亜空間からASC制御装置を呼び出し、ASCの暴走を抑制した。そして事態がある程度収束すると、自らをASC制御装置と共に亜空間に封印した。これは制御の失敗がもたらす影響を考慮したものであり、第1期文明最後の日の記憶を読んでいたからこそ可能だった。
しかし、それはファウスト自身も予想していなかった事態へと発展してしまった。
ASC制御装置が分裂し始めたのである。

3.ASC制御装置の分裂

亜空間で激しく力を競い合ったASC制御装置とASCの戦いは、相打ちで終わった。ASCは7つに砕け散り、そのうち6つの破片は破壊時の爆発によって亜空間を突き抜けて消えてしまった。ASC制御装置は限界を超える出力によって機能の大半が停止し、自己修復には膨大な時間がかかることとなった。ファウストは最後の破片を持ったまま亜空間に閉じ込められた。

4.六つのクランの脱出

六つのクランはASCの亜空間の中で眠っていた。しかしファウストが暴走して意識を失うと、彼らはASCの支配に従い、万年近く続いた封印から解放され、大破壊の間に殺戮を行った。

ASCとASC制御装置の衝突が起きて7日目、彼らの拘束封印が再び力を発揮し、ASCが支配する亜空間へ強制的に逆召喚された。その後、ASCの破片が散らばった際、彼らの従属印もそれぞれの破片に分かれて拡散された。

六つのクランはそれぞれASCの破片を一つずつ得たが、ASCの中心である第七の破片はまだファウストが保持していたため、完全に従属から解放されたわけではなかった。彼らは限定的な自由を得てネバレスへと解き放たれた。

5.ファウストの計画

亜空間に閉じ込められたファウストは、ASCとASC制御装置の衝突によって発生した巨大な力に耐えきれず、回復不能の状態となった。死を免れることはできなかったが、覚醒を終え、洗脳から解放されて真実を観察できるようになったファウストは、すべての事実を理解した。六つの破片が消え、六つの従属が支配から解放されたことを感じた後、次の判断に基づいて行動を起こした。

6.ファウストの目的

ファウストは、人類の運命を操ろうとするすべての勢力の抹消と、人間の自由意志の回復、そして人類の運命は人間自身の意思で決定されるべきだと信じていた。
そのためには、あまりにも強大な力を持つASCとASC制御装置、六つのクラン、「彼」、そしてプロメテウス組織が消滅しなければならないと考えた。しかし、今後人類に迫る危機を考慮し、しばらくはプロメテウスを利用するつもりだった。

プロメテウス

プロメテウスはASCとその力を支配しようとしており、非常に危険な思想を持っていた。しかし、破壊された未来においてほぼ絶滅した人類が再出発するには、彼らの助けも必要だった。ファウストは彼らの野望が実現しないよう牽制しながら、協力を得るべきだと考えた。また、彼らの秘密結社的な性質から、表に出ることはなく、秘密裏に行動すると判断した。
さらに、七人の弟子のうち誰かがプロメテウスと繋がっていることを知っていたが、気にしなかった。ファウストはプロメテウスが六つのクランと対峙するよう仕向ける必要があった。

六つのクラン

ファウストは、散らばった六つの破片それぞれは自分が持つ一つには及ばないが、破片が二つ以上合わさると自分でも制御できないことを理解していた。人類のためにも、第七の破片はまだ亜空間の外に出てはならなかった。人間たちはまだ六つのクランの攻撃に耐えられなかった。
さらに、すべての散らばった破片は互いの存在を感じ取ることができた。しかし亜空間の中であれば、ファウストが保持している第七の破片は彼らに感知されなかった。また、彼らが破片を得て強化されたとしても、衝撃から回復するには長い時間がかかると判断した。
六つのクランを阻止するには、個別撃破するか、ASCの正当な所有者が現れるか、あるいはASC制御装置を利用するしかなかった。

7.ファウストの措置

ファウストはASCの能力によって「全知」の力を得た。
彼はプロメテウスが自分のクローンを作り、自分が消滅した際に第七の破片がクローンに移ることを知っていた。ファウストは、自分のクローンが自分と同じ覚醒の段階を経ること、そしてプロメテウスが彼を支配しようとすることを予測し、それを防ぐために事前に措置を講じた。
ファウストは、クローンが覚醒するたびに伝えるメッセージをASCに刻み込み、徐々に強力な精神防御能力を得られるようにしておいた。また、最終覚醒段階には特別なメッセージが送信されるように設定した。
クローンは他の破片と感応できないように複数の結界を得ており、この結界は所有者が一定の覚醒段階を終えると解除されることになっていた。その間、六つのクランは互いに衝突と牽制を続け、プロメテウスはクローンの覚醒にのみ執着することになる。そしてそれによって、七人の弟子たちはより多くの時間を稼ぐことができる。
そのために必要な時間は千年だった。千年後、クローンが真の後継者となり、すべてを終結させることになる。
ファウストはクローンを補佐する人物のために、第七のASC破片の一部を切り離して第八の破片を作った。そしてその第八の破片を得る者が、すべての混乱を鎮める「短剣」となり、計画が失敗しないよう守る「守護者」となるように手配した。
さらにASC制御装置を複数の破片に分割し、空間も分けてそれぞれの空間に保管した。すべての破片を見つけて初めて、他の場所の位置も分かるように手がかりを残した。
その後、ファウストは七人の弟子に伝言を残した。
六つの破片の失踪とその影響、プロメテウスの存在と正体、人類の生存には彼らの力が必要だが、強く牽制しなければならないということ。しかし、七人の弟子の中に裏切り者がいるという事実は、シリウスにのみ伝えた。

ファウストはその後、亜空間の中で消滅し、彼の七人の弟子たちは生存者と共に新たに現れた大陸へと旅立った。

8.千年後

フェイトランが最初の覚醒を果たしたとき、ファウストの手配通りにASCに刻まれた最初のメッセージが伝達された。

  1. 第七の破片の所有者が目覚めた。彼を守れ
  2. 賢者の遺産に関する情報を賢者の塔とプロメテウスに知らせよ

フェイトランは、自らの破片を集めるための旅に出ることとなる。

七賢者

1.概要

九日が過ぎて
賢者と共に旅立った二人の弟子が戻り
残る五人の弟子を順に訪ねて涙ながらに語った
「氷の地に至り、師は七日七夜にわたり悪魔と戦い、悪魔を封印されましたが、
最後の瞬間に彼から六つの光が放たれ、四方へと散っていきました。
師は嘆きながら言われました。『力が足りず、悪魔の思念を逃してしまった。彼らは力を蓄え、封印を破りに来るだろう。
お前たち七人は全力を尽くして悪魔の復活を阻止しなければならない』と。そして師は二度と目を覚まされなかった」
人々を三つの地へ導いた七人の弟子たちは力を授け、
人々が自ら生きるようにし、
氷の地に塔を建てて力を蓄え、封印を守った。
平和をもたらした彼らを称えて、
人々は彼らが留まる場所を「賢者の塔」と呼ぶようになった。


賢者の塔の首長を指して七賢者(7 Sages)と呼ぶ。セイント・バレンタインの七人の弟子を特別に指す際にも使われる。

最初の七賢者の称号は順にシリウスカペラリゲルプロキオンベテルギウスアルデバランポルックスとされており、これが実名かどうかは不明である。その後、第2代の七賢者も同じ称号を使用し、代々受け継がれている。

現在は第12代シリウスを除き、他の6賢者は第11代である。
最近、ベラドリクスがその能力を認められ、第8の賢者として選ばれた。

2.隠された事実

彼らはファウストがバレンタインとして正体を偽った後に迎え入れた弟子たちだった。
ファウストは潜在能力の高い者だけを弟子として受け入れたが、それは「普通の」人間がASCを制御できるかを確かめるためだった。

彼らは大破壊の後、生存者を導いて新たに現れた大陸へと旅立った。そしてその地で、ファウストが伝え残した知識と能力をもとに文明の発展を導いた。
しかし実はその中に、プロメテウスがファウストのASCを継承するために潜入させた者がいた。彼は偶然を装ってファウストの弟子となったが、大破壊の間にASCの継承に失敗し、プロメテウスの計画も狂ってしまった。

ASCが七つに砕け、六つの破片が失われて実質的にASCの力が使えなくなると、プロメテウスの計画にも支障が生じた。プロメテウスはその代替として、七人の弟子がファウストの役割を分担するように仕向けた。

プロメテウス

1.概要

プロメテウスは名誉ある時代に存在していた秘密組織を起源とする。彼らは超象能力における優越主義的な性格を持ち、新たな神の誕生と世界征服を目的として活動していた。そんな中、プロメテウスは自らの目的を果たすための「運命の子」を誕生させ、彼に超象能力への関心を植え付け、自らの目的のために育成した。

過去
「400年以上の歳月が過ぎた。
非常に退屈な時間だったが、
忘れられた力を復元し、
封印された存在が消えた別世界の扉を開く方法を研究し、
運命の子を見つけるには、あまりにも短すぎる時間だった。
しかし、兄弟たちが一人また一人と倒れていくには十分すぎる時間だった。
今残っているのは私を含めて三人、悲惨な現実だが、
最後の決行を目前にしている今、悲しんでいる暇はない。
いや、むしろ喜ぶべきだ。
我々の血によって築かれる人類の幸福のために、
楽園の肥やしとなる我々の崇高な理想のために……」

Cabal: the Peacemaker [Mediator] 秘密結社による人類浄化計画《大洪水とトロイの木馬》


かつて、ある強大な存在「彼」は人類を進化させたいと望んでいた。「彼」がどのような目的でそうしようとしたのかは不明である。「彼」はただ「より完成された、完全に近い生命体」を作ることに執着していた。「彼」が善意で行動しているのか、悪意なのかすら分からない。

「彼」は完全な存在になるためには強大な力が必要だと判断した。彼は遥か昔、最初に強大な精神の力をある種族に授けた。その力を得た種族はそれを「法」と呼び、それによって強大な力を手に入れ、世界を支配した。しかし内部の分裂によって第1期文明は滅亡した。

その後、「彼」は第2の試みとして、古代東方に「法」に優先する精神的成熟、すなわち「道」を授けた。しかし今回も両者のバランスをうまく取ることができなかった。精神的成熟よりも強大な力を求めた一部によって、第2期文明もまた滅亡した。

「彼」の考えでは、人間という存在はまだ強大な力を扱う準備ができていなかった。そこで時間をかけて観察することにした。「彼」は人間が扱える程度の微弱な力を自ら発展させながら成熟することを期待して待った。

一方、第1・第2期文明は「彼」によって滅亡したが、その後継者たちはある程度生き残った。生存者たちは長い時間をかけて超象能力の再現に全てを注ぎ込み、超越意志を探し求めた。しかし数多くの試みと失敗の末、ある日彼らは世の中から姿を消し、歴史にはもはや英雄や奇跡が登場しなくなった。

しかし実際には、彼らは消滅したのではなく、第3期文明の背後で暗躍していた。

生存者たちは超越的な能力を失っても、それに関する記憶と終わりなき渇望を持っていた。彼らは栄光の再現には正当な継承者が必要であり、古代英雄たちの純粋な血に戻るべきだと考えた。また、すべての超象能力の消滅の裏には、正体不明の超越意志があるかもしれないことを漠然と理解していた。そこで彼らは影の中から第3期文明を支配し、「合理」的思考を発展させた。これが後にプロメテウスと呼ばれる組織の始まりである。

この行動は「彼」の関心を引いた。

「彼」の観察によれば、自ら考え、発展させる力―「合理」と科学のおかげで人類は大きな進歩を遂げた。しかし科学は別の弊害をもたらし始めた。「彼」が意図したように、自らの発展を通じて人類は物事の本質を理解し始めたが、それすらも彼らの欲望のために利用するだけだった。人類は「合理」を盲信し、すべてを利用しようとした。現実のために自らの未来さえも利用しようとした。自然の偉大さを理解し、それとの調和によって精神的に成熟する段階からは遠ざかっていた。

「彼」は悩み始めた。これまでの失敗のように、人類を失敗作とみなし、新たな試みをするにはすでに遅すぎた。地上のすべてに人類が存在していたため、彼に代わる他の種族もいなかった。人類が自然の偉大さを理解するのは非常に困難に思えた。彼らはすでに「合理」に深く浸かっていた。そこで「意志」は一つの方法を見つけた。

合理の信者となったならば、合理によって悟りに至らせよう。
「彼」の目に、かつての文明の生存者たちが映った。「彼」は彼らを利用することにした。

当時、第1・第2期文明の後継者たちは、CRFとGoRという組織に分かれて対立していた。CRF(The Chasers of Ruling Force)はフォースを使える優れた能力者を通じて人類を支配しようとする組織であり、GoR(The Guardians of the Repenters)はCRFの野望を阻止しようとする組織だった。これらが統合された組織プロメテウス(=CRF+GoR)は、暗中の支配が許容されるほどの完全な世界の実現を目的として活動するようになった。彼らは「彼」の指示に従って活動し、見返りを受け、ついに念願のASCを手に入れた。

2.運命の子

「もし、世界に姿を現さない少数の調整者がいて、
すべての人類の敵を制御できるとしたらどうだろうか。

もし、人間が富や権力に左右されない武力を持ち、
努力に比例して誰もが同じレベルに達することができる能力を持つとしたらどうだろうか。

もし、調整者が敵を制御する際に、
幸福な人間の中から欲望が芽生える者を制御し、
善良な者が不幸な者を慰めるように導くとしたらどうだろうか。

もし、調整者自身が絶対不変の何かによって制御され、
永遠にその初心が変わらないとしたらどうだろうか。

調・整・者
創られた、ゆえに永遠であり得る哲人が存在し、
誰も、彼自身さえもその存在を知らない世界が存在するとしたらどうだろうか。

今、人類の敵を治める運命の子を見つけた。」


プロメテウスは未来にファウスト博士と呼ばれることになる子供、Patron M.Faustを誕生させた。プロメテウスは彼を理想世界構築のための「調整者」とするため、誕生から成長まで継続的に関与し、彼の両親や隣人までもがプロメテウスの組織員だった。ファウストはプロメテウスの思想に洗脳されていたが、その事実を知るのは遥か後のことであった。
ファウストはプロメテウスの計画に従って科学者として成長し、統一場理論を完成させ、「フォース」を発見した。これによってファウストは超象文明時代=名誉ある時代の扉を開いた。[1]

その後、時が熟したと判断したプロメテウスは自らの計画を推進し始めた。プロメテウスは世界各地の超象科学研究所を破壊し、超象科学の力を私欲のために使おうとする者たちを裁くという声明を発表した。また、超象能力者たちに政府に対抗して蜂起するよう呼びかけた。

強国はこの事件をテロ行為と規定し、弾圧に乗り出し、超象能力を軍事的に利用する実験を継続した。これに対抗してプロメテウスは超象科学研究所を次々と破壊し、世界にその名を知らしめた。

プロメテウスは各国政府が行っていた人体実験を告発し、その過程で各アカデミーが蜂起して軍と衝突、大規模な流血事件が世界中で発生し、「悪夢の夜」と呼ばれる無政府状態が続くこととなった。さらにファウストが暴走し、大破壊が引き起こされた。

3.大破壊

プロメテウスの浄化計画の中で、歴史・知識・文化、さらには人間そのものからすべての「劣性因子」を排除するという部分は、ファウストとプロメテウスを対立させる原因となった。

その中でASCの力を徐々に覚醒させていったファウストを制御することが困難になり、プロメテウスは焦りを感じ、ファウストを制御するために洗脳作業をさらに強化した。しかし限界を超えた洗脳に耐えきれず、ファウストの自我が異常状態に陥ると、ASCの防御機構が作動し、暴走を始めた。これはプロメテウスでさえ予想できなかった事態だった。

ASCは7日昼夜にわたり暴走した。その結果、地球全体に異常が発生し、津波・地震・火山活動が起こり、正体不明の魔物が現れて人々を殺害した。

プロメテウスはまず核心勢力と資源を安全な場所へ移動させ、先代から伝えられたASCの威力を過小評価していたことを認め、計画を修正した。彼らは「冷静に判断」した。

どのような形であれ、破壊は進行しており、人口は大幅に減少するだろう。今こそ人類以外に残された「劣性因子」を排除する最適な機会だと結論づけたのである。

プロメテウスは勢力を総動員して生存した人類を安全な場所へ集め、その過程で不要と判断されたすべてを廃棄した。

しかしこれすらも順調には進まなかった。プロメテウスの意図とは異なり、ファウストが自らを封印してしまったことで、彼らの計画は大きく狂った。浄化の後に新世界を築くための中枢が失われたのである。

プロメテウスは再び急ぎ計画を修正し、ファウストの七人の弟子たちを自らの目的に沿って動かすために利用しようとした。同時に、目的達成のためにネバレス社会に潜入し、その中枢となろうとした。過去の文明でそうしてきたように、彼らは財力と武力の確保に重点を置いた。

さらに、彼らは定住地を襲撃してくる六つのクランを牽制しなければならなかった。プロメテウスは人類の生存のため、そして魔王を復活させることで魔物を制御できると判断し、ASCの所有者を作り出すことを決定した。

それがフェイトランである。

ASCを使用するには資格が必要だが、プロメテウスにはその資格がなかった。代わりに、彼らは最近の所有者であるファウストの遺伝子を用いて、第七の破片を保持するファウストのクローンを準備した。

プロメテウスは第七の破片が他の破片の中で最も強力であることを知っており、それを吸収したクローンによって魔物を支配する計画を立て、実行に移した。

プロメテウスは六つの一族と第七の破片を巡って争い、背後では七人の賢者とも争うことになるだろう。まだ最終的な勝者が誰になるかは分からない。


  1. しかし、その開発者であるファウストは冷遇され、超象科学兵器の研究中に失踪した。実はこれすらもプロメテウスの意図によるものだった。



メフィストフェレスの六使徒

1.概要

プロメテウスの六人の司祭を指す。
彼らの起源は《太初の書》の封印の章に登場する「六つの光」にある。
文献では単純に「六つの思念が光となって消え、その後力を蓄えて封印を破る」と記されているが、人々の間で語り継がれるうちに「プロメテウスの力を受けた六人の司祭が現れ、六つの封印を破って魔王を復活させ、世界を滅ぼす」という内容に変化した。
この内容が人々の間で深く認識され、「六使徒狩り」と呼ばれる数々の陰謀・弾劾による流血事件を引き起こすことにもなった。
実際に散らばった「六つの思念の光」がどのような形で再臨するかは明らかになっていない。

2.正体

ネバレスに存在する六つの魔物クランである。

📚 主要設定およびコンテンツ

ASC アブソリュート・ソウル・コア

1.概要
アブソリュート・ソウル・コア(Absolute Soul Core)の実在については明らかになっていない。ASCを得た者でなければ、それがどのような形をしているのか、実体があるのか、どのように使用するのか、誰にも分からない。一説によれば、ASCは資格を持つ者の遺伝子に吸収され、継承されるという。

現在までにアブソリュート・ソウル・コアを最近まで所有していたとされる人物は、名誉ある時代に大破壊をもたらした「魔王」である。

2.能力
それを得ることで、莫大な権力と知識、過去の様々な文明の発展と滅亡に関する記録を得ることができると言われている。また、過去に消滅した文明や亜空間に隔離された文明の遺産、そしてそれらを制御する権能までも得ることができるという。

3.使用資格
アブソリュート・ソウル・コアを使用するには特別な資格が必要だが、資格を得たとしてもランクが存在し、ランクごとに使用できる能力が異なるという。そしてASCの使用に失敗すると、莫大な代償を払うことになる。資格のない者がコアを使用しようとして、反動に耐えきれず身体と自我が崩壊したという記録が残っている。また、違法にアブソリュート・ソウル・コアにアクセスした場合[1]、そのアクセスには代償が伴うとされているが、詳細は不明である。

4.使用の代償
使用者はASCに従属し、その力の一部となる。
一例として、ネバレスの六つのクランはすべてASCを使用した末に滅びた種族の痕跡である。

5.七つに砕けたASC
大破壊の期間中、ASCは七つに砕け、第4期文明が誕生し千年が経過しても復元されていない。六つの破片はそれぞれ魔物クランのマスターに渡り、残る最も強力な第七の破片はファウストのクローンであるフェイトランに継承された。

しかしフェイトランは完全に覚醒できず、力を十分に使うことができなかった。自然に現れる一部の能力だけを、本人も知らないまま使用しているに過ぎない。フェイトランは自覚のないまま、残りの六つを集める旅に出ることとなった。

フェイトランが第1段階の覚醒をしたとき、最低限の能力を使用した。このため、六つのクランは第七の破片の存在だけを認識し、不確かな状態で第七の破片を探し始めた。

第2段階の覚醒をしたとき、フェイトランの力は強化され、六つのクランから本格的に追跡されるようになる。六つのクランは、フェイトランが第3段階の覚醒をする前に阻止しようとした。もしASCの所有者が完全に覚醒すれば、彼らは再びASCの奴隷となってしまうからである。

第3段階で完全に覚醒したとき、フェイトランは過去の記憶を取り戻し、魔王として覚醒した。フェイトランはプロメテウスから逃れるためにASC制御装置を破壊した。

6.余談
「彼」が直接ASCを授けて始まった第1・第2期文明とは異なり、第3期文明の始まりはASCとは無関係である。第3期文明は、第1・第2期文明の後継者たちから伝えられた知識をもとに発展した。彼らこそが名誉ある時代の暗中支配者であり、長い間ASCを探し求めていた者たち(CRF、GoR)である。

その後継者たちは、第3期文明の発展が一定の水準に達したとき、完全な世界への成功的な進化、あるいは滅亡を導こうとした。彼らは互いに害を与えることなく、成功裏に器を復活させ、それを通じて完全な世界を実現することを目的としてプロメテウスを結成した。


  1. ASC制御装置を意味する。



ASC制御装置

1.概要
ASC制御装置(ASC Controller)は、ASCの力を資格以上に扱うために開発された装置である。
ASCは所有者の資格を評価し、ランクを分けて段階的に力を与える。
その評価を回避するために必要なのが、まさにASC制御装置である。

2.開発
ASC制御装置の製作者は、第1期文明の最後の皇帝だった。皇帝は卓越した能力を持っていたが、満足することを知らず、ASCの禁じられた知識を通じて強力な兵器を作ろうとした。しかしそれには、ASCが評価したランクよりも高いランクが必要だった。そのため、皇帝は持てる力を総動員してASC制御装置を製作した。

ASC制御装置の主な効果は以下の二つである。莫大なエネルギーを引き出してASCが要求する資格を間接的に超えること、そして誤ったアクセスによる反動を周囲に分散させることである。

ただし、ASC制御装置を作動させるために必要なエネルギーは、単なる生命体の死では足りず、知性体の魂が破壊・消滅する際に発生するエネルギーが必要だった。
そのため多くの人々が実験によって消滅したが、皇帝は望んだ力を手に入れた。

3.第1期文明の滅亡
第1期文明滅亡の直接的な原因は、帝国の内乱で最終兵器が使用されたことだった。
皇帝は戦争の終盤、ASC制御装置を限界出力以上で使用し、暴走させてしまった。皇帝はそれを制御する方法を持っておらず、暴走の余波を最小限に抑えるために強制的に亜空間へ封じ込めて遮断した。

しかし期待とは異なり、ASC制御装置の暴走を完全に遮断することは不可能だった。暴走したASC制御装置の力は空間を引き裂いて現れ、その余波で大陸が沈み、ASCの誤用の代償として帝国の首都周辺の生命体は不死の呪いを受け、強制的にASCに従属し、アンデッド・クランとなってしまった。

その後、ASC制御装置は第3期文明時代、名誉ある時代に発見され、ファウストの手に渡ることとなった。

4.第3期文明での発見
当時の第3期文明には、第1・第2期文明に関する情報はほとんど残っていなかった。ただ異能力に関する伝承として残っていただけだった。プロメテウスはファウストがそれを研究するよう誘導した。好奇心旺盛だったファウストは彼らの支援を受けて第1期文明の遺跡を研究した。

その過程でファウストは、第1期文明が実在したという事実、そして彼らの遺産と滅亡に関する記録を得た。ASCの危険性は即座に極秘とされ、ファウストとプロメテウスだけがその事実を把握した。

しかし文明の滅亡にASCとそれを利用した最終兵器が関係していたという事実に衝撃を受けたファウストは、研究を支援したプロメテウスにさえASC制御装置へのアクセス方法を隠した。

ファウストはASC制御装置を破壊しようとしたが不可能であり、元の場所に封印した。
しかし大破壊の期間中、自らを封印するためにASC制御装置を使用せざるを得なかった。ASC制御装置はファウストと共に亜空間に封印された。

千年後、起こるその事件まで。

5.千年後 プロメテウスもまた大破壊によって大きな被害を受けたが、その組織は生存者たちと共に生き残った。彼らは第4期文明の中でも暗躍し、新たな魔王候補者の誕生とASCに関する研究を続けていた。

プロメテウスはファウストのクローン実験体を作り、魔王の誕生について研究した。その過程で、ファウストのクローンであるフェイトロンに埋め込まれたASCの第七の欠片が、何かの波動に微かに反応することを発見した。

これに異常を感じたプロメテウスは、すぐに調査に乗り出した。ASCは単なる権能や能力の象徴だけでなく、莫大な情報の記録媒体であり、断片化された状態でも強力な力を持っていた。そのASCに反応する存在は、ASCと関係しているに違いなかった。

調査の結果、プロメテウスはASC制御装置の存在を突き止めた。彼らはASC制御装置が賢者と魔王の遺産であり、ASCを制御する手段であることまで把握した。しかし、ASC制御装置の位置までは特定できなかった。プロメテウスは世界を支配するという自らの目的のために、その探索を開始した。

「彼」または「誰か」

1.概要

[いつかの物語]
 神の権能は絶対であり、浅はかな人間の論理で彼を評価するな
 彼はすべての場所に存在し、常に存在する
時間と空間に縛られる人間の頭では判断できないだろう
 彼はすべてに優先し、すべてに公平である
彼が望まなかったものは存在しない、彼の意志を試すな
 人間が神性を失い、神が人間を離れたように見えても
それもまた彼の意志。彼の意思、すべては彼が望んだ通り
 ただし人間よ、失われた神性を取り戻すことを怠るな
  - すべては彼の意志通り


地球の文明を発生させたと推定される存在(The Beholder)。
彼の存在は誰も知らない。何から生まれ、どこから来たのかも分からない。
彼の目的は、より完全な世界を作ることである。

そのために彼は「世界の主流となる種族を選び」、力を分け与え、文明の発展に貢献し、評価した後に破壊する行動を繰り返してきた。

彼は「完全」に近づく鍵であり、「破滅」のスイッチでもあるASCを種族に与え、それによって文明が特別な方向へ発展するよう誘導した。ASCの使用方法が誤っていた場合は、自らが破滅するか、あるいはASCを回収して文明を浄化した。

彼は自身の目的に強い執着を持っており、文明の発展が望む方向に進まない場合、意図的にASCを暴走させて破滅させる。

彼は人間の世界において少なくとも3回の文明形成に関与しており、第1期、第2期文明の誕生と終焉にも関与していた。

プロメテウスは彼の存在をかすかに推測しているだけである。


未知の年表
 ?????  人間が神性を失う
 ?????  神が人間から一歩退き、人間は自立を始める
 ?????  いつからか「彼」が存在し始める
 ?????  「彼」が自らの役割を自覚し始める
 ?????  「彼」の目的は人間が「完全な世界」を作るよう導くこと。
   そのために人間に力と知識を授ける権能と、満足できない文明を破壊する権能を併せ持つことになる。
   目的の実現可能性は計算されず、ただ機械的な役割を果たすのみである。

守護の剣

1.概要
光の六つの星を含め、賢者の塔内部で現王を守護する秘密集団である。
アルデバランの言葉によれば、その首領はシリウスであり、まだその運命に気づいていない者もいるという。魔王を阻止する過程でシルバーウッドによって多くの人々が殺されるが、生存者が存在するため、後に再建も可能と思われる。

王の伴侶と光の守護騎士

1.概要

「王の星が闇の力を持てば、闇の六つの星が光を取り戻し、暗黒の世界を作るであろう。逆に光の力を持てば、光の六つの星が力を集め、世界を救うであろう。」
シリウス


魔王の封印から千年後、再び大破壊が世界を覆う時に現れる予言の存在たちである。彼らの存在は賢者の塔で伝承されてきた。

六つの光の星は、王の伴侶と四人の守護騎士、そして彼らを導く戦士の星で構成される。七番目の星である王の星は、闇と光の両面性を持つ乱世の星である。魔王にも現王にもなり得る。

賢者の遺産である封印された黙示録のカードによって光の六つの星を目覚めさせることができ、このカードに反応する者は六番目の星である戦士の星のみだという。

戦士の星が現れて初めて、王は伴侶と出会い、闇の六つの星に対抗することができる。

[王の伴侶と光の守護騎士そして闇の六つの星]

光の六つの星は以下の通りである。

  • 王の伴侶、アリオネル
  • 王を守る光の守護騎士、ベラドリクス
  • 王に対抗できる光の守護騎士、ユアン
  • 王の影として生まれ変わった守護騎士、リン
  • 王の後を継ぐ光の守護騎士、フリード
  • そして彼らを導く戦士の星「私」

一方で闇の六つの星も存在する。詳細は明らかになっていないが、フェイトロンと共に行動していたシルバーウッドは背徳の騎士である。彼は王を欺き、その力を奪う使命を持つ、最も狡猾な運命を持つ者だ。他の五人については不明である。

光の六つの星たちは二つの使命を持って生まれている。ユアンの第二の使命は「殺王」、アリオネルの第二の使命は「封印」、ベラドリクスの第二の使命は「犠牲」である。その中でもアリオネルとユアンは王に対抗し、その力を打ち砕く権能を持つ存在である。他の光の星たちの使命はまだ明らかにされていない。

ミッション戦争

1.概要
賢者カペラまたはプロキオンを支持する戦士たちがティエラ・グロリオーサという場所で繰り広げる大規模な戦闘を意味する。

定期的に開催される時間が存在し、敵軍のセイジス・エンサインを破壊して基地を占領するか、拠点を守るレガシー・ガーディアンを討伐してコアを占領しなければならない。

最も多くの功績を立てた10人の導き手が「光輝の導き手」または「嵐の導き手」の称号を獲得するとされる。

ルミナス

1.概要
自ら光を放つ鉱物である。
ポートルックスの製造商人クロイにルミナスの欠片を持っていけば、ルミナスと交換してくれる。製造商人クロイの話によると、彼が交換してくれるルミナスは研究所から特別に供給されているものだという。

ステラリンク

1.概要
製造商人クロイによって言及される。ある日、ポートルックス近くの海岸に不思議な流星が青い光を放ちながら落ちてきたという。雑貨商人ハムフリックが販売する粉砕ドリルでそれを壊すと、複数の溝がある円形の板が現れ、製造商人クロイはそれを星座のようだと表現する。特定の材料であるルミナスを使って星座のような溝を埋めると、特別な力で使用者を鍛えるという。それがステラフォースである。

2.正体
ステラリンクの正体は、宇宙に存在していた虚無の星である。それは元々、宇宙で星を喰らう星の捕食者であり、もはや吸収できる星を見つけられず退屈していた。その時、虚無の星はネバレスで強力な力を感知し、その力の源がルミナスであることに気づいた。虚無の星はルミナスに引き寄せられ、ネバレスへと向かった。

Alz

1.概要
ネバレス世界で流通している通貨。
オフィサー・モリソンによれば、物品の売買に使用するだけでなく、これを寄付することで低下した名誉ポイントを制限付きで回復させることができるという。

ネバレス・ポート・エクスプレス

1.概要
勤務中の社員の話によれば、320年以上の歴史を持つネバレス最大規模の流通企業であるという。ポリスの中心地から辺境の僻地まで、希望する物品を配達してくれる。オープン記念として、特別管理コロニーの訓練生には無料で口座を開設してくれる。

ネバレス・ポート・エクスプレスの社員たちは、世間にあまり知られていない地域であるポートルックス、ポートルイナ、さらには最近知られ始めたセニリニアにも派遣されている。

セニアの塔

1.概要
セニリニア大陸の中央に存在していた象牙の塔。セニリニアの人々は中央地帯に集まって暮らし、獣を飼う牧童と大陸の歴史・地理・植生を研究する学者に分かれていた。しかし、ネバレスから渡ってきたプロメテウスと接触したことで悲劇が起こってしまった。彼らが進めていた秘密の研究がセニリニア大陸を滅亡寸前まで追いやったのである。

その日、セニアの塔から始まった爆発によって多くの人々が死亡し、中央地帯での居住が不可能となった。死亡した人々は幽霊となってセニアの塔周辺を彷徨うようになり、生存者たちは南と北へと散らばった。ただし、生存者たちは誰でもセニアの塔に出入りできないように魔法をかけ、暗号文をあちこちに隠した。

その後、セニアの塔は放置され、大陸の中央にそのまま残されている。

🏠ワールド/村

ワールド名 地域コンセプト
ブラッディアイス 発見当時、生存者が皆無だった炭鉱村に建てられた戦闘コロニー。ミドレス北端に位置する。

極寒の気候のため、動物よりも魔物、特にアンデッドが多く出没する。

  • ウォーリアー、フォスシルダー、クラディエーター作成後に最初に開始する地域。
デザートスクリーム フアン大陸、パレス砂漠にある戦闘コロニー。廃油田の村に建てられたが、

建設後の周辺探索で古代の遺跡が発見された。様々な形態の変異体が居住している。

  • ウィザード、ブレイダー、ダークメイジ作成後に最初に開始する地域。
グリーンディスパイア パストゥール大陸、大森林の奥にある戦闘コロニー。

先住民の村は魔物の本拠地となっており、深いジャングルに進むほど強力な昆虫や植物の変異体が現れる。

  • フォスアーチャー、フォスブレイダー、フォスガンナーキャラクター作成後に最初に開始する地域。
ポートルックス 小さな火山島だった追放者の島は、予言の時が近づくにつれ火山の爆発によってさらに広がった。

この島に賢者の塔から派遣された軍隊が建てた戦闘コロニーがポートルックスである。

  • 50LV以上、バトルスタイル6等級から進入可能。
ポートルイナ パストゥール大陸最南端にあるアナラブルエイジの大規模遺跡地帯で、長らく放置されていた場所。

現在は第5特別管理コロニーとして1級危険地帯。賢者の塔から許可を受けた者のみが出入り可能。

  • 65LVから進入可能。
アンデッドグラウンド ミドレス大陸北部のどこか、生のないトンネルの終点に到達した者を迎える場所は、死者のための氷の地である。

生きている者は息を潜め、恐怖と対峙しなければならない。

  • ブラッディアイス・ゴーストゾーンを通じて80LVから進入可能。
フォゴトンルイン 化石となったが屈しない強い意志を持つ伝説の存在が守ってきたとされる神秘的な遺跡地帯。

フアン大陸で最も大きなアナラブルエイジの遺跡。

  • デザートスクリーム・ラグクイーンゾーンを通じて95LVから進入可能。
レイクサイド 黄昏の湖「レイク・イン・ザ・ダスク」に続いて発見された場所で、山脈に遮られており通常の方法では入れない。

パストゥール大陸のエングリフ山脈に沿って湖が続いていると推定される。

  • ポートルックス・ワープセンターを通じて110LVから進入可能。
ミュータントフォレスト パストゥール大陸中央東部地域にある「望郷の森」の向こう側で発見された奇妙に変異した森。

深い森のどこかに重要な遺跡があると推定され、最近紛争地域として宣言された。

  • グリーンディスパイア・モスカッタークイーンゾーンを通じて125LVから進入可能。
ポンテスフェルム 人間の時代以前に完成された、人間ではない存在のための地。

その起源は不明で、発見された順にコードネームが付けられたという。

  • ポートルイナ・メカメンダーゾーンを通じて140LVから進入可能。
ポルタインフェルノ 闇と恐怖に満ちた魔界の入口。

上級ダーククラン魔物が出没するという噂がある。

  • ポートルックス第2ワープセンターを通じて160LVから進入可能。
アーケイントレース 元は平原だったこの場所に、ある日巨大な裂け目が現れ注目されるようになり、その原因を巡って様々な推測がなされた。

時が経つにつれ、人々はこの神秘的な裂け目を「アーケイントレース(Arcane Trace)」と呼ぶようになった。

  • ポートルックス・ガーディアン・レヴンソン、レイソン兄弟との会話を通じて180LV以上、国家を選択したキャラクターが進入可能。
セニリニア 魔王が消えた後も葛藤は続き、カペラとプロキオンはセニア海の秘密を手に入れるために動いた。

北の森でセニリニアンと出会った後、大陸の秘密が明らかになり始めた。

  • 180LV以上、国家を選択したキャラクターが進入可能。


ブラッディアイス

1.概要
ブラッディアイスはミドレス大陸の北端に位置する特別戦闘コロニーである。

2.歴史
ポリス・ヘレニアの北東端に設立された特別戦闘コロニーで、正式名称は「ポリス・ヘレニア領第1特別戦闘コロニー」である。しかし人々はその極寒の恐ろしさを込めて「ブラッディアイス」と呼び、それがほぼ定着した呼称となった。
元々ブラッディアイスは他の開拓村と同様に小さな炭鉱村として始まった。しかし、890年に賢者の塔の決定により調査された際、誰も住んでいない村と、所有者不明のまま稼働していた機械だけが発見された。
賢者の塔はこの地を特別戦闘コロニーの拠点とすることを決定し、その後賢者シリウスによって戦闘コロニーとして建設された。
しかし長い年月が経っても、賢者の塔が警告した危険の兆候は見られず、現在は賢者の塔から派遣された職員、訓練生、そして彼らを通じて生計を立てる商人たちだけが居住している。炭鉱もすでに採掘を中止しており、機能していない。

3.特徴
ブラッディアイスは大陸の北端にあるため、気候が非常に厳しい。目に見えるすべての場所が雪と氷に覆われており、吹雪を伴う強風が頻繁に吹く。昼夜の気温差が大きく、日照時間も短い。気温は常に氷点下を維持し、時には極寒の寒波が襲い、生存そのものが脅かされるほどである。ミドレス大陸の極北に位置するため、寒さが厳しく、生物よりもアンデッドの魔物が多く出没する。
村を起点に北には炭鉱、北西には針葉樹が密集する雪原地域、北東には滑らかな氷に覆われた死の地域がある。極寒の地域であるため、各所に避難用キャンプが設置されている。村の家々は太い丸太で作られており、屋根には常につららが垂れ下がっている。村や拠点は雪と風を避けるために防壁で囲まれており、外部との交通は非常に制限されている。しかし、ブラッディアイスでしか手に入らないものもあるため、旅行者や商人が頻繁に訪れる。

交通が不便で物資の調達が難しいため、ポリス・ヘレニアの衣服すらまともに手に入らず、ほとんどの人は獣の皮や毛を使って適当に防寒服を作って着ている。寒さと同様に出没する魔物も強力なため、アーマースーツは日常でも必需品とされている。

  • ダンジョン
    • カタコン・フロスト
    • カタコン・フロスト(プレミアム)
    • カタコン・フロスト(覚醒モード)
    • フローズン・キャニオン
    • カオスアリーナ Lv.1 ~ Lv.7
    • エターナル・カオスアリーナ
    • グラキエス・インフェルナ
    • アケロン・アリーナ
    • パレストラ・インフェルナ

デザートスクリーム

1.概要
デザートスクリームはフアン大陸、パレス砂漠に位置する特別戦闘コロニーである。

2.歴史
ポリス・ジュディンの南端砂漠に位置する特別戦闘コロニーで、正式名称は「ポリス・ジュディン領第2特別戦闘コロニー」である。しかし、この地の荒涼さと猛暑に疲れた人々が砂漠の砂嵐を意味する「デザートスクリーム」と呼び始め、それが一般的な名称として定着した。
デザートスクリームは「パレスデザート」と呼ばれる巨大なオアシスを中心に居住地が形成された場所で、かつては海だったと言われている。
賢者の塔はこの地を特別戦闘コロニーの拠点とすることを決定し、その後、賢者シリウスによって戦闘コロニーとして建設された。
しかし長い年月が経っても、賢者の塔が警告した危険の兆候は見られず、現在は賢者の塔から派遣された職員、訓練生、そして彼らを通じて生計を立てる商人たちだけが居住している。
元々「ポリス・ジュディン領第13資源コロニー」管理下にある第5地域区がこの地の油田だった。しかし十数年前に採算性が落ちて廃油田となり、現在は墓地として使用されている。それにもかかわらず、大陸全体で唯一存在する巨大な塩砂漠と、そこから得られる高級塩のために、古くから人々の往来が多かった。

3.特徴
砂漠の中心にあるため、湿気はほとんどなく乾燥している。また、昼夜の気温差が非常に激しく、昼は暑く夜も暑い。目に見えるすべての場所が砂丘であり、時折、砂混じりの風が吹いて視界を遮る。砂嵐が吹き荒れる時に避けなければ命に関わることもある。当然ながら食料の生産量はほぼなく、外部からの輸入に依存している。
右上端の縁に村があり、中心にはオアシスがある。四方には大小の砂丘が広がっており、古い動物の骨やサボテンのような砂漠植物、使用後に放棄された廃油田の残骸があちこちに散らばっている。
特筆すべき点は、探索中にデザートスクリームの近くで古代の遺跡が発見されたことである。ただし、発見されてから間もなく、魔物が出没する戦闘コロニーの近くであるため、本格的な調査は進んでいない。遺跡の中では、正体不明の石造建築物や人を模した石像、そして祭壇(祭壇のように見えるもの)が発見されたという。
服装は基本的にフアン大陸のスタイルを踏襲しており、薄い布で服や帽子を作って直射日光を防いでいる。また、魔物の脅威のため、マーシャルスーツを日常着のように着ている人々も多く見られる。

  • ダンジョン
    • パニックケイブ
    • パニックケイブ(プレミアム)
    • パニックケイブ(覚醒モード)
    • エイシェント・トゥーム

グリーンディスパイア

1.概要
グリーンディスパイアはパストゥール大陸の巨大な森林「望郷の森」の奥地に位置する特別戦闘コロニーである。

2.歴史
望郷の森の蒸し暑く湿ったジャングル地帯に存在するコロニーで、正式名称は「ポリス・インダストリア領第3特別戦闘コロニー」である。しかし人々は「緑の絶望(Green Despair)」と呼んでいる。
元々「緑の絶望」はこのジャングル地帯に存在する(致死率の高い)風土病の名前である。ネバレス年代記に記録された探査隊の記録のあちこちにこの風土病が言及されている。風土病にかかって回復した者の話によれば、どんな過酷な訓練よりもこの病の方が辛いという。
しかし、この過酷な自然環境は戦士たちの訓練に役立つと判断され、賢者の塔はこの地を特別戦闘コロニーの拠点とすることを決定した。その後、賢者シリウスによって戦闘コロニーとして建設された。
しかし長い年月が経っても、賢者の塔が警告した危険の兆候は見られず、現在は賢者の塔から派遣された職員、訓練生、そして彼らを通じて生計を立てる商人たちだけが居住している。

3.特徴
天候が非常に変わりやすく、一日中雨が降ることもあれば、晴れていた空が突然スコールに見舞われることもある。湿度も高いため、雨が降らない日は暑くて蒸し暑い。特に虫の発生が深刻な問題である。
大森林を横断する巨大な川があり、その支流が血管のように森林のあちこちを流れている。グリーンディスパイアの建設時、探査隊はこの川の支流に沿って探索を行い、その際にいくつかの開拓村の痕跡を発見した。しかし、すでに住民は見つからなかった。原因としては過酷な自然環境、魔物、風土病などが挙げられる。現在、グリーンディスパイア周辺にもそうした開拓村の痕跡が残っているが、今ではほとんどが魔物の住処となっている。周囲には強力な昆虫や植物の変異体が存在する。
その他の特筆すべき点として、「赤いジャングル」と呼ばれる場所と「若い世界樹」がある。「赤いジャングル」は、砂漠の中の「赤い砂漠」のように、生物が生きるには厳しい極限の環境で構成されたジャングルである。目に見えるものは、不気味な赤い土壌と奇怪に変異した植物、そして巨大で醜悪な虫たちだけである。
また、探査隊は「赤いジャングル」に飲み込まれた開拓村の痕跡を発見したが、村が形成された時期よりも「赤いジャングル」の植物が若いことを確認し、「赤いジャングル」は“何らかの理由”で拡張しているという慎重な結論を下した。
一方、「若い世界樹」は遠くにぼんやりと見える世界樹ほど巨大ではないが、十分に大きな木々である。コロニー周辺で数本が発見されており、探査隊はそれが「世界樹」と同じ種かどうかは確認できなかったが、可能性はあると判断し、そのような名前を付けた。
服装は従来のインダストリアで使用されていたものよりも短く軽いスタイルの衣服を着用しており、初期には遠く森の外から調達して販売するしかなかったが、最近では往来する人々が増え、内部で自ら製作する業者も増えている。

  • ダンジョン
    • レイク・イン・ザ・ダスク
    • ヘジダス・バレー
    • ヘジダス・バレー(覚醒モード)
    • ピュリファイア・イン・ザ・ウッズ

ポートルックス

1.概要
ポートルックスは賢者シリウスの指示により4番目に建設された特別戦闘コロニーである。ここでの接頭語「ポート」は、ポートルイナとは異なり港(Port)を意味する。

2.歴史
エクシリアン島は現在まで魔域で発見された唯一の島である。パストゥール大陸の約1/15の大きさで小さくはないが、荒れた海のため接近が困難で、環境も過酷であり、今も多くの魔物が生息しているため、人々は近づこうとしない。
賢者の塔の主導のもと、エクシリアン島西岸の崖にポートルックスが建設されたが、海域を通過するのは容易ではなく、凶悪な魔物のせいで人の往来は少ない。現在も賢者の塔から派遣された軍隊が駐屯している。
ヘレニアとインダストリアの交易航路が新設され、魔域付近の航海が行われるようになり、それに伴いエクシリアン島のポートルックスは魔域研究の目的以外にも交易港の中継拠点として活性化された。
999年、突如としてエクシリアン島の火山が噴火し、島が拡張された。賢者の塔は予言の日が近づいたと判断し、聖戦を宣言した。

3.特徴
村が設置された海岸周辺にはまだ植物が生きているが、境界を越えて島の内陸に入ると火山灰によって枯れた森が広がっている。島の中央部には今も煮えたぎる溶岩が流れており、火口から噴出する火山灰のため空は常に曇っている。
エクシリアン島に出没する魔獣は水棲生物や悪魔の姿をしており、火口から絶えず現れていると推測されている。人の往来が増えるにつれ、エクシリアン島の研究も急速に進んだ。その中で最も大きな成果は、島の中央に位置する巨大な方舟の発見である。方舟の周辺で「幽霊船員」を見たという人もいたが、事実を証明する証拠はなく、噂に過ぎない。他にも足が複数ある魔獣を見たという報告など、魔獣の目撃談が賢者の塔ポートルックス支部に届けられているが、証拠を持ち込んだ者はいない。
人々は口を揃えてポートルックスの風景が美しいと言う。賢者アルデバランは特にポートルックスの崖を好んでいる。

  • ダンジョン
    • ボルカニック・シタデル
    • ラヴァ・ヘルファイア
    • ラヴァ・ヘルファイア(プレミアム)
    • ラヴァ・ヘルファイア(覚醒モード)
    • フレイム・ネスト
    • フォービドゥン・アイランド
    • フォービドゥン・アイランド(覚醒モード)
    • ミラージュ・アイランド
    • ミラ・アイランド(覚醒モード)
    • ホリア・ウィンドヒル
    • ホリア・ケルドラシル
    • ホリア・トリスティ
    • ホリア・エクセディウム

ポートルイナ

1.概要
ポートルイナは賢者の塔によって秘密裏に建設された5番目の特別管理コロニーである。
接頭語「ポート」はポートルックスとは異なり、要塞(Fort)を意味する。

2.歴史
過去、パストゥール大陸南端でアナラブルエイジ時代の遺跡が大規模に発見された。しかしその規模があまりにも大きかったため、賢者の塔では発掘に踏み切ることができず、まずは世間から隠すことにした。そしてポートルイナを第5特別管理コロニーとして一般人の出入りを制限した。したがって、本来であればポートルイナの存在を知っているのは住民を除いた賢者の塔上層部の一部の人々だけである。
現在ポートルイナは危険な機械魔物で満ちたメタルクランの居住地であり、今の時代では想像もできないほどの高度な科学技術が残されている場所でもある。

3.特徴
非常に危険な場所であるため、ポートルイナの住民は外部の人間が訪れることを非常に嫌う。また、出入りする者がほとんどいないため、外部の人間と遭遇するとすぐに見分けがつく。住民たちも様々な事情で元の居住地を離れた者たちである。
ポートルイナ周辺には正体不明のアナラブルエイジ時代の建築物や資材が残されており、常に陰鬱な雰囲気が漂っていて、空も常に暗い。同様の施設を持つルイナステーションの存在から、ポートルイナはアナラブルエイジ時代の鉄道駅だったと推定されている。また、ポートルイナにも閉鎖された駅舎が存在する。
村の外には危険なメタルクランの魔物たちが徘徊しており、メタルクランのレアも多数存在する。

  • ダンジョン
    • ルイナステーション
    • スティーマークレイジー
    • スティーマークレイジー(プレミアム)
    • スティーマークレイジー(覚醒モード)
    • ターミナスマキナ

アンデッドグラウンド

1.概要
ミドレス大陸の北部のどこかに存在する、死者のための氷の地である。

2.特徴
「死の地」と呼ばれる場所である。ここはブラッディアイスから続くアンデッドクランの領域であり、各所に凍りついた死者の要塞や墓が存在し、生きた生命体はまったく見られない。ブラッディアイスと同様に、目に見えるすべての場所が雪と氷に覆われており、吹雪を伴う強風が頻繁に吹く。
また、アンデッドグラウンドの中央には「死者の塔」と呼ばれるダンジョンが存在し、キリアンの指輪を作ろうとする戦士たちが絶えず訪れている。元々アンデッドグラウンドはあまりにも危険なため、その存在すら知られていなかったが、ある冒険者が探索して生還したことでその存在が明らかになった。ブラッディアイスのゴーストゾーンを通じて出入りが可能である。
アンデッドグラウンドで発見される「死者のエポレット」を入手すると、B1Fへの出入りが可能になる。死者の塔地下2階に入るには、オフィサー・ヘンコフから「死者のエポレットB2F」を受け取る必要がある。一時期、死者の塔は2階までしか存在しないとされていたが、後にアンデッドクランの支配者が滞在する地下3階が追加で発見された。

3.その他
この地にはプロメテウスの隠された本拠地が存在する。
死者の塔で育つ「プリクル・デスフラワー」によって、遠く離れたグリーンディスパイアで疫病が流行したことがある。
魔王の復活が迫ると、人々はアンデッドグラウンドが関係しているのではないかと疑った。

  • ダンジョン
    • 死者の塔 B1F
    • 死者の塔 B2F
    • 死者の塔 B3F
    • 死者の塔 B3F(Part2)
    • 死者の塔 B4F
    • エッジ・オブ・ファントム

フォゴトンルイン

1.概要
滅亡した古代都市の遺跡である。フアン大陸で最も大きなアナラブルエイジの遺跡でもある。

2.特徴
荒れ果てた荒野の中に、アナラブルエイジに由来すると推測される神殿のような建物や残骸が放置されている。まだ探索されていない古代の神秘的な遺跡が数多く存在するが、危険なため出入りは容易ではない。多くの人々がフォゴトンルインを探索しに行って命を落としたり、重傷を負ったりしている。
現在ネバレスでは、フォゴトンルインはかつて多くの人々が住んでいた巨大都市だったが、一瞬で廃墟となり、誰も住めない土地になったという伝説だけが残っている。今では奇怪で巨大な鳥や虫たちだけがフォゴトン・テンプルに住んでいる。
その後、フォゴトンルインの南東部でフォゴトン・テンプルが発掘された。正確には、元々賢者の塔が発見していたが、危険なため隠していた施設である。元はアナラブルエイジ時代に建てられたアカデミーの跡地だったが、魔王の降臨後にアカデミーは破壊され、設立者は人々を殺害したと言われている。噂では、その設立者が不老不死を得て以来、この寺院周辺を通る旅人や戦士たちを襲っているという話が広まっている。現在、当局ではフォゴトン・テンプルを探索したい戦士たちに入場カードを発行している。

3.その他
ネバレスの人々はフォゴトンルインに「初香の根」を植えて浄化しようと試みているが、土地があまりにも荒れているため失敗している。
フォゴトン・テンプルの入場に必要な「マスターカード」は、フォゴトンルイン、レイクサイド、ミュータントフォレストなどで入手可能である。

  • ダンジョン
    • フォゴトン・テンプル B1F
    • フォゴトン・テンプル B2F
    • フォゴトン・テンプル B2F(覚醒モード)
    • フォゴトン・テンプル B3F
    • ガーデン・オブ・ダスト
    • 迷宮
    • マンダラートの遺産 Lv.1~Lv.6

レイクサイド

1.概要
レイク・イン・ザ・ダスクに続いて発見された場所であり、山脈に遮られているため通常の方法では入ることができない。パストゥール大陸のエングリフ山脈に沿って湖が続いていると推定されている。

2.特徴
名前は似ているが、レイク・イン・ザ・ダスク(黄昏の湖)とは別の場所である。レイク・イン・ザ・ダスクはフアン大陸のエングリフ山脈、グリーンディスパイアの西の最深部に位置し、レイクサイドはその周辺に位置する。賢者の塔が崩壊し、ネバレスが二分された後、民間主導の探査隊がレイク・イン・ザ・ダスク周辺を探索する過程で新たに発見され、「レイクサイド」と名付けられた。
夕焼けのように赤く染まる空が特徴である。緑の中には、かつて住民が住んでいたが放棄された廃墟や建物が湖に半分沈んでいる。空と地上のコントラストによって美しい風景に見えるが、周囲にはオーク、ノール、トロール、ゴーレムなどの危険な魔物が徘徊している。
その後、カペラとプロキオンが合同で探索を行い、レイクサイド中央に位置する島で「セインツ・フォース・カリバー」が発見された。次元の裂け目を通過すると、セイント・バレンタインが残した力と意志を持つセインツ・フォース・カリバーに出会うことができる。セインツ・フォース・カリバーは、所有者にこの世界を守るための力と意志を貸してくれるという。この武器の正体は、かつてセイント・バレンタインが魔王を封印した頃にフォースが武器のように凝縮されたものと推定されており、それを巡ってカペラとプロキオンが戦闘を繰り広げている。

3.その他
ボルカニック・シタデルへの入場に必要な「闇の印章」を入手することができる。

  • ダンジョン
    • イリュージョン・キャッスル・アンダーワールド
    • イリュージョン・キャッスル・ラディアントホール
    • イリュージョン・キャッスル・アンダーワールド(外伝)
    • イリュージョン・キャッスル・ラディアントホール(外伝)

ミュータントフォレスト

1.概要
パストゥール大陸中央東部地域にある「望郷の森」の奥で発見された奇妙に変異した森。
深い森のどこかに重要な遺跡があると推定され、最近では紛争地域として宣言された。

2.特徴
パストゥール大陸中央東部に位置する望郷の森は、その複雑さと危険性から長年未開拓地として残されていた。さらに、望郷の森は植生も異常で、針葉樹林・広葉樹林・熱帯・ジャングルが共存している。ミュータントフォレストはその中でも変異したジャングルの奥に位置する。
賢者の塔が解体された後、カペラ連邦とプロキオン連盟が未開拓地を探索する中で、密林内部で重要な遺跡を発見した。しかし本格的な調査が始まる前に両勢力が衝突し、紛争地域として宣言された。
ミュータントフォレストには寄生植物に身体を奪われた魔物や、奇怪に変異した虫や昆虫が生息しており、一日中雨が降っている。滝から始まる川がジャングルの中を流れており、ジャングルの中央には元の所有者が不明な巨大なレンガ造りの建物と寺院が建てられている。突然変異があまりにも多いため、「ミュータントフォレスト」と名付けられた。
放棄された祭壇は「アルタ・オブ・シエナ」の入口と繋がっている。近くには奇妙な商人が物を売っており、彼の話によると、カペラとプロキオンの紛争が始まった後、動植物のような姿をした魔物たちが女王のように崇める魔物を護衛しながらその中へ入っていったという。アルタ・オブ・シエナは後にB2Fまで発見される。

3.その他

  • ダンジョン
    • アルタ・オブ・シエナ B1F
    • アルタ・オブ・シエナ B2F

ポンテスフェルム

1.概要
人間の時代以前に完成された、人間ではない存在のための地。
その起源が不明な機械魔物たちは、発見された順にコードネームが付けられているという。

2.特徴
ポンテスフェルムはポートルイナ近くの機械平原であり、メカメンダー地域を通じて出入りが可能である。
ネバレスのすべての地域の中でも最も異質な場所である。周囲には用途不明の金属製建築物が立ち並び、正体不明のエネルギー源が光を放っている。そのため空は常に青白い光を帯びている。
アナラブルエイジの記録によれば、ここは人間の時代以前に完成された、人間ではない存在のための地であり、鍛冶屋アルバ・ヒデはこの地を「冷たい金属の海」と表現している。プロキオン連盟とカペラ連邦が賢者の遺産を巡って争っていた際、ほぼ同時に発見されたため、両陣営が共同で調査を行っている。
ポートルイナに存在するメタルクランの魔物ですら、ポンテスフェルムに住む魔物に比べれば末端に過ぎない。メタルクランの主要な居住地であるため、彼らは空の飛行船を使ってこの地に出入りするすべての存在を監視しており、敵対的な生命体が発見されると容赦なく襲撃してくる。
ポンテスフェルム中央の塔は、メタルクランがネバレスを侵攻するために建設した前哨基地と推定されている。カペラ連邦とプロキオン連盟はこれを「マキナス・アウトポスト」と名付け、メタルクランの技術を持ち帰った戦士に対して莫大な報酬を約束している。
プロキオン連盟とカペラ連邦は、ポンテスフェルムに住む機械生命体に対して発見順に暗号名を付けている。そのため、神話に由来するネバレスの他の魔物とは異なり、ポンテスフェルムの魔物は特有の形式番号を持っている。ポンテスフェルムの魔物を研究するため、今も多くの人々がこの地に足を踏み入れている。また、ポートルイナの孤児たちは生計を立てるためにこっそりポンテスフェルムに入り、スクラップやガラクタを拾っている。

3.その他

  • ダンジョン
    • マキナス・アウトポスト
    • セレスティア
    • 秘密基地 SCA-76

ポルタ・インフェルノ

1.概要
闇と恐怖に満ちた魔界の入口。
ここには上級ダーククランの魔物が出没するという噂がある。

2.特徴
ポートルックス第2ワープセンターを通じて出入りが可能である。空は常に赤みがかった暗雲に覆われており、溶岩が川のように流れている。そのため、常に地獄のような熱気が漂っている。
中心部には奇怪で暗い光の回廊や壁龕、建築物が都市のように立ち並び、その周囲には侵入者を阻むための鐘楼や城壁が築かれている。
地獄の炎を連想させる「ポルタ・インフェルノ」という名称は、そこに生息するダーククランに由来する。ポルタ・インフェルノに住むダーククランの魔物はすべて上級の存在であり、人間が地獄の存在として想像するような姿をしている。
悪名高いダーククランはネバレス全域に出没する魔物だが、通常人類が遭遇するのはダーククランの中でも下級に過ぎず、上級の存在は人類を凌駕する知性と魔法に関する能力を持っている。そのため、ダーククランの存在が異なる次元に由来するのではないかと疑う者もいるほどである。
ポルタ・インフェルノには「悪魔の塔」と呼ばれるダンジョンが別途存在する。地域の北東部で見つけることができ、入場には「悪魔の鍵」が必要である。悪魔の塔に登場する魔物もまた、悪魔的な姿をしている。

3.その他

  • ダンジョン
    • 悪魔の塔
    • 悪魔の塔(Part2)
    • パンデモニウム

アーケイントレース

1.概要
元々アーケイントレースは広大な平原だったが、ある日突然奇妙な模様が現れた。それ以降、人々はその場所を「アーケイントレース(Arcane Trace)」と呼ぶようになった。

2.特徴
本来アーケイントレースは単なる広い平原であり、広がる土地以外には何もなく、時折旅人が通り過ぎるだけの場所だった。そのため、人々はこの地を単に「平原」と呼んでいた。
しかしある日、平原が裂けて巨大な亀裂が生じた。それは上空から見ると幾何学的な対称模様のように見える裂け目だった。
その亀裂が発見されて以降、平原は多くの人々の注目を集め、裂け目の原因について様々な憶測が飛び交った。ある者は大地震によるものだとし、またある者は魔王による大破壊の痕跡だと語った。
しかし、アーケイントレースは元々人が住んでいない地域だったため、その亀裂がどのように、いつ生じたのか誰も確信を持てなかった。
その後、アーケイントレースを通る人々がこの地を「何か得体の知れない巨大な裂け目が刻まれた平原」と呼び始め、いつの間にか「アーケイントレース(Arcane Trace)」という名称が定着した。
特筆すべきは、アーケイントレースがモンスターの出現がない平和な土地だったため、賢者カペラ/プロキオンはこの地にアカデミーを設置し、支持勢力の育成を試みたことである。
しかし、戦争難民が押し寄せたことで状況は一変した。彼らはカペラ/プロキオンのアカデミーに助けを求めたが、アカデミーは多数の戦争難民を受け入れることができなかった。怒った難民たちはアカデミーの事情を理解せず、今ではアーケイントレースを彷徨いながら通行人を襲撃している。

3.その他
ネバレスの中でも最も住みやすいと思われる緑豊かな土地である。周囲には針葉樹林が自然に自生しており、平原の中央には島のような地形があり、川が堀のようにその周囲を流れている。
気候も人が住むのに適しており、雨量は少なく湿度も低い。現在は放棄されているが、かつて賢者カペラ/プロキオンが設立したアカデミーが存在していたため、各種施設の痕跡が残っている。また、アーケイントレースで亡くなった難民たちの墓が道端に存在している。

  • ダンジョン
    • アバンドンド・シティ

セニリニア

1.概要
未知の大陸「セニリニア」は、これまでネバレスの人々に知られていなかった場所である。
過去、この地に現れたネバレスの人々によって、大陸全体が滅亡寸前まで追い込まれた歴史を持つ。

2.歴史
元々セニリニアは長い歴史を持つ大陸であり、長い間外部勢力と接触することなく独立して生活してきた。人々は大陸の北部と南部に住む動物たちと互いの領域を侵さないよう協定を結んでいた。その後、セニリニアの人々は大陸中央の牧草地で生活したり、セニアの塔で大陸の植生を研究していた。
ある日、セニリニアに外部の者たちが訪れた。自らをネバレスの人々[1]と名乗った彼らは、セニアの塔の学者たちを訪れ、何らかの研究を進めようとした。その研究内容は明らかではないが、確かなのはその研究によってセニリニア大陸が滅亡寸前の災厄に見舞われたということである。
セニアの塔は研究の結果、爆発を起こし、多くの人々が犠牲となった。中央の牧草地は人が住めない場所となり、生存が不可能になったことで、生き残った人々は長年の協定を破り、南の森と北の森へと散らばった。元々訪れていたネバレスの人々はどこかへ姿を消した。
その後、ネバレスから新たな人々が訪れた。自らを賢者カペラ/プロキオンと名乗った彼らは、セニリニアの生存者たちが生きていけるよう支援し、それぞれ南部と北部に村を築いた。

3.特徴
全体的に涼しい気候で、針葉樹が育っている。大陸中央は地形が高く、牧草地が広がっていた。中央にはセニアの塔が存在していたが、現在はセニアの塔の爆発によって破壊された建物の残骸だけが残っている。
セニリニアの人々は大陸の歴史に強い誇りを持っており、賢者カペラ/プロキオンから支援を受けたことに感謝の気持ちを抱いている。
特筆すべきは、セニリニアの動物たちは魔物とは異なり、人間以上の知性を持ち、人間よりも長寿であるという点である。しかし、セニアの塔が崩壊した後、生存が脅かされるようになったセニリニアの人々は、かつて動物たちと結んだ協定を守るべきかどうか、元の生活に戻るべきかどうかを巡って意見が鋭く対立している。


  1. プロメテウスである。



👤NPC

🧊ブラッディアイスのNPC

🏜デザートスクリームのNPC

🌴グリーンディスパイアのNPC

ポートルックスのNPC

🛠ポートルイナのNPC

🌲セニリニアのNPC

🧙クエストNPC



📜퀘스트

등장 인물

‘나’ 처음에는 특별 콜로니의 평범한 훈련생이었지만 점차 두각을 나타내면서 현자의 탑에 주목받아 발탁되었다. 현자 시리우스로부터 예언 속의 인물, 전사의 별이라는 사실을 알게 되고 네바레스에서 벌어지는 위기와 네바레스를 지배할 야욕을 품은 프로메테우스로부터 세상을 지키는 모험에 뛰어들게 된다.
페이트런 정체 불명의 꼬마. 실버우드와 함께 고대 유적지 등을 돌아다니고 있다. 사실 프로메테우스에 의해 키워진 파우스트의 클론이며 앱솔루트 소울 코어의 일곱번째 조각을 지니고 있는 마왕 후보. 최후의 순간 세상을 지키기 위해 결정을 내려야 하는 순간을 맞이한다.
프리드 유적 조사단의 단원. 원래 트레저 헌터였으며 조사단장 베인의 아들에게 추천되어 합류했다. 여섯 별 중에서 수호 기사들 중의 하나라는 사실이 밝혀진다.
도둑 길드 마스터. 부하들에게 쿠데타를 당하고 도둑 길드에서 쫓겨나지만 살아남아서 도주 중이다. 조사단장 베인의 첫사랑이며 ‘나’에 의해 구조되어 수호의 검에 합류한다. 여섯 별 중에서 수호 기사들 중의 하나라는 사실이 밝혀진다.
아리오넬 유적 조사단의 단원. 귀한 집안 출신의 견습 마법사. 여섯 별 중에서 왕의 반려라는 사실이 밝혀진다. 마왕 각성이라는 세계적인 사건에서 중요한 결정을 내려야 하는 역할을 맡고 있다.
유안 유적 조사단의 단원. 무뚝뚝한 성격의 전사. 여섯 별 중에서 수호 기사들 중의 하나라는 사실이 밝혀진다.
현자 베라드릭스 현자의 탑의 일곱 현자 중의 하나. 선천적인 병을 갖고 있어 시한부 삶을 살고 있으며 특별한 치료약도 없는 그 병을 안고 있으면서도 언제나 긍정적인 사고로 웃으며 지내고 있는, 강한 여인이다. 여섯 별 중에서 수호 기사들 중의 하나라는 사실이 밝혀진다. 현자의 탑이 숨기고 있는 진실을 밝혀내려고 한다.
현자 알데바란 현자의 탑의 일곱 현자 중의 하나. 별명은 방랑 현자. 현자의 탑에 머무르기 보다는 세상을 방랑하는 일이 더 많아서 붙은 별명이다. 고대사 연구에 관심이 많다고 하며 이와 관련한 자료를 수집하기 위해 전 네바레스를 떠돌아 다니고 있다. 현재는 유적 조사단의 총괄 관리자로 재임 중이다. 사실 알데바란이 진짜 목적은 네바레스에서 실제 벌어지는 일을 확인하고 현자의 탑 내부의 첩자를 찾아내는 것이다.
현자 시리우스 현자의 탑의 일곱 현자 중의 하나. 현명하고 자애로운 성격 덕분에 네바레스로부터 존경받고 있다. 세간에 사망한 것으로 알려져있으나 사실은 현자의 탑 비밀 조직인 수호의 검의 수장이며 세계를 지키기 위한 비밀 임무를 수행 중이었다. 마왕 부활을 막기 위해 세상에 나선다.
실버우드 페이트런과 함께 다니는 전사. 고대 유적에 대한 상식도 풍부하고 실력도 좋지만 어딘가 음침한 느낌을 풍긴다. 페이트런과 함께 다니면서 클랜 마스터들을 처치하여 ASC 조각을 모은 다음 탈취할 계획을 품고 있다.
미스틱 블레이드 정체불명의 장님 모험가. 실버우드와 사이가 무척 나쁘다. 눈이 멀은 것도 실버우드 때문이지만 자신의 사연에 대해서 언급하는 일은 없다. 수호의 검에 합류해서 함께 페이트런을 뒤쫓는다.
연구원 헤일 현자의 탑 산하의 연구원. 상징과 샘플 분석에 탁월한 능력을 지니고 있다. 그 때문에 사방에서 일거리가 쏟아지고 있다.
나인 우수한 성적으로 아카데미를 졸업하고 최연소로 현자의 탑 연구원이 된 소녀. 하지만 돌연히 현자의 탑의 기밀을 빼돌리고 사라져버렸다. 현재 현자의 탑에게 쫓기고 있다.
현자 리겔 현자의 탑의 일곱 현자 중의 하나. 조용하고 세상에 모습을 거의 드러내지 않아 비밀에 싸인 이미지를 갖고 있는 현자. 만나본 사람들에 의하면 인간 세상에 대해 상당히 냉소적인 시선을 갖고 있다고 한다.
스카일드 미즈 가문의 후계자 후보였던 말썽쟁이 가출아. 허풍이 심하며 사람들을 잔뜩 속이고 다닌다. 심지어 가출할 때 가보를 훔치는 바람에 미즈 가에게 쫓기고 있다.



퀘스트 시나리오 요약


  1. 직업 (Lv. 1-5)
    ‘나’는 새로운 세계에 처음으로 발을 들였다. 특별 관리 콜로니에서 오피서에게 전투와 생활 방법을 훈련 받는다.

  2. 블러디 아이스/데저트 스크림/그린 디스파이어 (Lv. 6-10)
    마을 주민들의 부탁을 들어주어 능력을 증명한 ‘나’는 제단에서 맹세를 하고 오피서로부터 특별 훈련생으로 임명받는다.

  3. 이상 현상 (Lv. 10-19)
    네바레스 전역에서 이상한 일이 벌어지고 있다. 상단은 도둑 길드와 자이언트 스네이크에게 습격 당했다. 블러디 아이스에서 사람들이 실종되고 전염병이 돌며 좀비들이 늘어나고 있다. 그린 디스파이어의 탐사대는 실종되었다. 광산에서 채굴 작업을 진행하던 마법사들은 플랜트 클랜에게 습격을 받았다. 사막에 나타난 흑마법사들은 사람들과 함께 사라졌다.
    ‘나’는 오피서에게 부탁을 받아서 각지의 문제를 해결하면서 최근에 벌어지는 사건들이 서로 연관성을 가지고 있다는 것을 밝혀낸다. 이 사실을 알게 된 콜로니 오피서들은 대책을 마련하기 위해 회의를 소집한다.

  4. 프롤로그 (Lv. 20-29)
    오피서 던하이크에게 추천받은 ‘나’는 베라드릭스 일행의 유적 조사단에 합류하여 유적지에서 빛나는 유물을 찾아낸다. 이 문제의 정체를 알기 위해 실종된 대현자 시리우스를 수색한다. 수색 끝에 블러디 아이스에서 캡틴 마크로 정체를 숨기고 살아가던 시리우스를 찾아낸다.
    시리우스는 어둠의 여섯 별이 깨어나려고 한다며 ‘나’가 예언의 인물, ‘전사의 별’이라며 네 명의 수호기사와 왕의 반려를 찾아야 한다고 지시한다.

  5. 사교의 전파 (Lv. 24-33) Side
    ‘나’가 사막 한가운데서 유적 조사를 하는 동안 네바레스 전역에선 사교가 퍼지고 있었다. 피해가 심각해지자 ‘나’는 임무 수행을 위해 파견되어 다크 클랜과 사교의 연관성을 찾아내고 사교도들을 소탕한다.

  6. 왕의 반려와 수호기사 (Lv. 30-38)
    ‘나’는 시리우스와 함께 묵시록의 카드를 해석하여 왕의 반려와 수호기사들을 찾아낸다.
    왕의 반려는 아리오넬, 수호기사들은 현자 베라드릭스와 전사 유안, 프리드, 그리고 도둑길드의 린이었다. ‘나’는 그들을 방문하여 사명을 알려준다. 마지막 왕의 별을 제외한 여섯 별이 모두 모인다.

  7. 마물 클랜의 도발 (Lv. 39-42)
    갑자기 플랜트 클랜이 날뛰기 시작한다. ‘나’의 조사 결과 마법사 길드가 먼저 플랜트 클랜을 자극하는 바람에 인간을 공격하는 사건이 벌어졌다는 것이 밝혀진다. 오피서 슈터버크는 베라드릭스는 앱솔루트 소울 코어의 존재를 ‘나’에게 알려주며 마법사 길드 배후에 존재하는 세력을 의심한다.

  8. 왕은 사라지고 (Lv. 43-57)
    시리우스는 실버우드와 페이트런이 각자 배덕의 기사와 왕이라는 사실을 알려주며 페이트런이 어둠의 힘으로 마왕으로 각성하는 것을 막으라고 부탁한다. ‘나’는 실버우드로부터 페이트런을 구출하며 네바레스에서 벌어진 이상 현상의 배후에 비밀 결사 프로메테우스가 존재한다는 사실을 알게 된다.
    시리우스는 ASC를 제어할 수 있는 ASC 제어기의 존재와 페이트런이 봉인된 마왕의 클론으로 만들어낸 마왕일지도 모른다는 것을 ‘나’에게 알려준다.

  9. 암흑의 마법사 길드 (Lv. 52-55) Side
    ‘나’는 베라드릭스의 부탁을 받아서 마법사 길드 조사에 나선다. 조사 결과 현자의 탑 고위급 중에 프로메테우스의 첩자가 있을 거라는 사실을 알게 된다. 프로메테우스는 앱솔루트 소울 코어를 찾기 위해 마법사 길드를 내세워서 메탈 클랜과 손을 잡고 플랜트 클랜을 공격하려고 했던 것이다.

  10. 서막 (Lv. 52-52) Side
    오피서 모리슨은 ‘나’에게 질문을 하나 던진다. 무엇을 위해 이곳에서 싸우고 있는가?
    현자 카펠라와 현자 프로키온 둘 중 하나를 지지하길 권유한다. 새로운 전쟁이 다가오고 있다.

  11. 슬픔을 묻고 (Lv. 58-64)
    프로메테우스가 본격적으로 움직이기 시작한다. 현자의 탑 내부 배신자가 리겔이라는 사실이 드러난다. 동료들이 하나둘씩 사망한다.

  12. 프로메테우스의 실체 (Lv. 65-72)
    일행은 셋으로 나뉘어 각자 목표를 좇는다. ‘나’는 포트 루이나로 향한다. 실종된 나인이 뱀파이어 독에 감염당해 첩자 역할을 했으며 프로메테우스의 수장이 전전대 현자 리겔이라는 사실이 밝혀진다.

  13. 마왕의 근원 (Lv. 73-76)
    페이트런이 마왕으로서 각성하는 폭주를 시작한다. 각지의 콜로니들이 마물에게 습격당한다.

  14. 죽음의 땅을 찾아서 (Lv. 77-79)
    언데드 클랜과 프로메테우스가 손을 잡고 움직인다는 것이 밝혀진다. ASC 제어기의 위치를 헤일에게서 알아내지만 바로 찾아내지 못한다.

  15. 살왕의 임무 (Lv. 80-87)
    ‘나’는 판타즈말 클랜으로부터 마지막 묵시록의 카드를 얻는다. 페이트런을 지키려고 하다가 베라드릭스가 사망한다. 페이트런은 자신의 봉인을 결정한다.

  16. 대파괴의 근원 파기 (Lv. 88-97)
    ASC 제어기는 망자의 탑에 숨겨져 있었다. ‘나’는 ASC 제어기를 파괴하고 프로메테우스의 목적을 물거품으로 만들어버린다. 하지만 페이트런의 폭주를 막을 수는 없었다. ‘나’는 영원의 제단에서 페이트런을 봉인하며 대파괴가 일어나고 네바레스가 멸망하는 것을 막는다. 하지만 이제 앞으로 네바레스는 둘로 분열되어 양쪽 간의 전쟁은 불가피한 일이 되었다.

  17. 전운 (Lv. 95-95) Side
    마왕의 부활 여파로 대륙 전체에 큰일이 벌어지고 있다. 폴리스 사이에 전쟁이 벌어지고 마물들도 폭주한다. 현자의 탑에선 프로키온과 카펠라가 현자의 유산을 차지하기 위해 독립을 선언한다. 이제 ‘나’는 한쪽 진영을 선택해야 한다.

  18. 이상한 여행자 스카일드 (Lv. 95-112)
    갑자기 ‘나’에게 스카일드라는 사람으로부터 연락이 온다. 스카일드는 허풍쟁이 모험가로 헛소리를 늘어놓는다.



레벨별 퀘스트

각 배틀스타일의 튜토리얼

  • 워리어, 포스 실더, 글레디에이터 (1-5)

  1. 블러디 아이스 안내
  2. GPS
  3. 전투의 기본
  4. 새로운 스킬
  5. 워프 게이트
  6. 사막의 도전
  7. 비내리는 정글
  8. 인스터럭터의 시험 완수
  9. 코어 업그레이드 파트 1
  10. 코어 업그레이드 파트 2
  11. 승급 예행 연습


  • 블레이더, 위저드, 다크 메이지 (1-5)

  1. 데저트 스크림 안내
  2. GPS
  3. 전투의 기본
  4. 새로운 스킬
  5. 워프 게이트
  6. 비내리는 정글
  7. 눈과 얼음의 콜로니
  8. 인스터럭터의 시험 완수
  9. 코어 업그레이드 파트 1
  10. 코어 업그레이드 파트 2
  11. 승급 예행 연습


  • 포스 아처, 포스 블레이더, 포스 거너 (1-5)

  1. 그린 디스파이어 안내
  2. GPS
  3. 전투의 기본
  4. 새로운 스킬
  5. 워프 게이트
  6. 눈과 얼음의 콜로니
  7. 사막의 도전
  8. 인스터럭터의 시험 완수
  9. 코어 업그레이드 파트 1
  10. 코어 업그레이드 파트 2
  11. 승급 예행 연습


훈련생으로서 특별 관리 콜로니에 입소한다. 특별 관리 콜로니 오피서는 콜로니에 상주하는 상인들을 소개시켜주고 물품을 지급해준다. 그리고 지도 보는 방법, GPS 사용법을 가르쳐준다. 인스트럭터는 전투 방법과 워프 게이트 사용 방법을 가르쳐주며 다른 지역의 인스트럭터를 만나볼 것을 권유한다. 다른 지역의 인스트럭터는 능력을 시험하고 지역 훈련 과정을 수료했음을 증명하는 확인증을 발급해준다. 콜로니의 마법상인은 코어 업그레이드 개념과 속성 부여에 대해 가르쳐준다. 모든 과정이 끝나면 인스트럭터는 승급 심사에 대해 가르쳐주고 조교 코플랜드와 함께 승급 예행 연습을 하게 된다.

특별 훈련생 임명

  • 블러디 아이스 (6-10)

  1. 원수 같은 스코러그
  2. 독감 치유 약초
  3. 머리털 짚신
  4. 특별 추천
  5. 특별 훈련생 임명

가드 마일즈가 도움을 요청한다. 마일즈는 콜로니 앞에 기어다니는 스코러그들 때문에 주민 피해가 이만저만이 아니라며 사냥해줄 것을 부탁한다. 몬스터를 소탕하면 앞으로 친구로 지내면서 도와달라고 한다. 잠깐 휴식을 취하기도 전에 이번에는 블러디 아이스에 독감이 유행한다. 평소에는 감기에 걸리지 않던 주민들까지 기침, 감기 콧물, 몸살, 두통에 시달리고 있다. 마법상인 켈러가 주민들을 위해 약초를 구해달라고 부탁한다. 약초를 구해오면 주민들과 함께 끓여먹는다. 그 다음에는 잡화상인 데이튼이 도움을 부탁한다. 최근 블러디 아이스의 마물들이 변이되는 사건 이후에 좀비 메이드의 머리털을 구하는 일이 어려워졌다. 좀비 메이드의 머리털은 값싸고 튼튼해서 짚신을 만드는데 제격이라고 한다.

  • 데저트 스크림 (6-10)

  1. 못말리는 레드 갈리
  2. 공격 개시
  3. 질기고 튼튼한 가죽
  4. 특별 추천
  5. 특별 훈련생 임명

가드 떼끼가 도움을 요청한다. 떼끼는 콜로니 앞에 뛰어다니는 레드 갈리들 때문에 주민 피해가 이만저만이 아니라며 사냥해줄 것을 부탁한다. 몬스터를 소탕하면 앞으로 친구로 지내면서 도와달라고 한다. 잠깐 휴식을 취하기도 전에 이번에는 가드 마커스가 사막의 몬스터 소탕을 부탁한다. 최근 들어 사막의 마물들이 이상하게 예민해졌고 사람을 공격하는 일도 늘어났다. 레드 갈리 레어를 소탕하고 나면 방어구 상인 디온이 도움을 부탁한다. 최근 사막의 마물들이 변이되는 사건 이후에 데저트 폭스의 가죽을 구하는 일이 어려워졌다. 데저트 폭스의 가죽은 질기고 튼튼해서 방어구를 만드는데 제격이라고 한다.

  • 그린 디스파이어 (6-10)

  1. 야자 열매의 계절
  2. 정글 탐사대 지원
  3. 잘 마른 땔감
  4. 특별 추천
  5. 특별 훈련생 임명

잡화상인 리베트가 도움을 요청한다. 리베트는 엘더 트로글로의 야자 열매를 구해다줄 것을 부탁한다. 엘더 트로글로는 잘 익은 야자 열매를 구분하는 능력이 뛰어나다. 그리고 그 야자 열매를 뺏어가는 트레이플도 처치해달라고 부탁한다. 일을 해결하면 앞으로 종종 도와달라고 한다. 잠깐 휴식을 취하기도 전에 이번에는 오피서 슈터버크가 불러서 정글 탐사대에게 나침반을 전달해달라고 부탁한다. 최근 들어 정글의 마물들에게 이상 변이 현상이 벌어졌다고 한다. 나침반 전달을 마치고 나면 잡화상인 리베트가 또 도움을 요청한다. 사냥꾼이 떠나는 바람에 트로글로 워리어의 나무 방망이를 구하는 것이 힘들어졌다. 트로글로 워리어의 나무 방망이만큼 잘 마른 땔감도 없다고 한다.


주민들의 부탁을 모두 들어주면 인스트럭터가 호출한다. 인스트럭터는 그동안 ‘나’를 유심히 지켜보고 있었으며 다른 훈련생들 보다 뛰어난 실력을 지녔다는 사실을 확신해서 불렀다고 한다. 몬스터 사냥으로 자격을 증명하면 인스트럭터는 ‘나’를 특별 훈련생으로 오피서에게 추천한다. 오피서는 특별 훈련생을 육성하는 배경에 대해 가르쳐준다. 최근들어 네바레스 전체에 이상 현상이 끊이질 않았고 콜로니 연합 회의에서는 실력이 뛰어난 훈련생들을 선발해서 이상 현상을 해결하기로 결정했다. 오피서는 전사의 제단에서 맹세를 시키고 정식으로 특별 훈련생으로 임명한다.

이상 현상

  • 이상 현상 (10-19)
  1. 변이 마물의 습격
  2. 변이 원인
  3. 헤일의 심부름
  4. 유령 산장
  5. 끔찍한 전염병
  6. 정글의 변이 현상
  7. 정글 경계의 토양 조사
  8. 무너진 탄광
  9. 회의 소집
  10. 사라진 흑마법사

특별 훈련생으로 임명되는 동안 네바레스 대륙에는 온갖 사건이 벌어졌다. 쥬딘과 메디나크 사이에 전쟁이 일어날 뻔 했고 상단들 사이에는 정말 다툼이 벌어졌다. 데저트 스크림 가드 떼끼는 변이 마물이 상단을 공격했다는 뜬소문도 있다고 알려준다. 오피서 던하이크는 그것이 정말 뜬소문이 아니라 사실임을 알려준다. 하지만 무조건 믿을 수는 없으니 조사가 필요한 상황. 던하이크는 마물의 샘플을 구해달라고 부탁한다. 나는 부탁에 따라 상단이 제출한 자이언트 스네이크와 똑같은 마물의 샘플을 구해다준다. 하지만 육안으로 구분하는 것은 불가능해보인다.

던하이크는 헤일의 힘을 빌리자고 제안한다. 헤일은 현자의 탑 연구소 출신의 특수 콜로니 담당 연구원이다. 이런 분석에 대해 아주 뛰어난 능력을 갖고 있지만 성질이 괴팍한 것이 흠이다. 헤일은 연구소 주변에 아무도 들어가지 못하게 마물을 풀어놓고 사람들의 접근을 차단하고 있다. 마물을 뚫고 헤일을 찾아가면 헤일은 신참내기 훈련생 주제에 용케 찾아왔다며 신기해한다. 하지만 업무를 부탁하면 요즘 무슨 일이 있길래 너도 나도 샘플 분석을 부탁하는 거냐고 투덜댄다. 그대로 일을 맡기고 떠나려는 찰나, 헤일이 뒤쫓아와서 자신의 부탁도 들어달라고 요구한다. 요즘 샘플 분석 때문에 자리에서 꼼짝도 하지 못하겠으니 대신 블러디 아이스에 좀비 혈액 샘플의 분석 결과를 전달해달라고 한다. 요구를 승낙하면 요즘 블러디 아이스에 전염병이 퍼지고 있으니 조심해서 목숨 건지라고 조롱한다.

헤일의 부탁에 따라 블러디 아이스의 오피서 헨코프를 방문하면 헨코프는 콜로니 업무 때문에 아주 바쁜 상태이다. 최근 도둑 길드가 상단을 약탈하면서 콜로니와 폴리스의 인력이 도둑 길드 소탕에 투입되었다. 치안이 약해진 바람에 좀비도 급격히 늘어나는 데다 전염병이 돌고 사람들도 실종되고 있다. 헨코프는 좀비 개체수 증가와 전염병과 사람 실종 사이에 관계가 있다고 추측, 샘플 분석 결과를 기다리고 있었다고 한다.
헤일의 결과 보고서를 전달하면 좀비 혈액 속에 전염균이 존재한다는 사실에 경악한다.

한참 고민 끝에 헨코프는 좀비가 전염병을 퍼트렸다고 생각하지 않는다고 말한다. 좀비의 개체수가 증가한 이유와 실종자의 행방이 설명되지 않았던 것이다. 안타깝게도 당장 콜로니에는 이에 대해 조사할 인력이 없었고 헨코프는 좀비 서식지인 유령 산장의 조사를 부탁한다. 헨코프가 가르쳐준 낡고 퀴퀴한 산장에서 구슬 목걸이를 하나 발견한다. 프뤼트가 조카에게 만들어준 선물이었다. 헨코프는 실종된 전염병 환자가 좀비로 변하는 거라고 판단하며, 콜로니 연합과 폴리스 당국은 네바레스 전역에 전염병이 퍼지는 것을 막기로 결정했다는 사실을 알려준다. 해결 방법은 좀비로 변하거나 변이 중인 사람들을 수용소 째로 태우는 것뿐이었다. 헨코프는 더 많은 생명을 지키기 위해 어쩔 수 없는 일이라며 수용소를 불태울 횃불을 건네준다. 수용소를 돌아다니면서 불을 붙이면 반쯤 좀비가 된 사람들이 불타며 죽어간다.

좀비를 처리하는 일을 마치면 헨코프는 고생했다며 그린 디스파이어에서 휴가를 보낼 것을 허락한다. 그린 디스파이어는 정글 같은 곳이다. 그곳에서 만난 오피서 슈터버크는 콜로니 연합 회의에서 결정한 임무를 ‘나’가 수행했다는 사실에 놀라면서도 고생했다고 다독여준다. 네바레스 전역이 좀비로 뒤덮이는 비극을 막고 수많은 사람의 목숨을 구했다고 말이다. 잠시 휴식하는 동안 슈터버크가 호출한다. 그린 디스파이어에도 변이 마물이 등장하는 이상 현상이 벌어지고 있었고 콜로니에선 원인 규명을 위해 탐사대를 파견했다. 하지만 탐사대와 연락이 끊기고 말았다. 탐사대는 실종되기 전에 다이어 보어와 플랜트 토드의 샘플을 채취해서 보내왔고 마지막으로 트로글로 킹의 샘플을 구하려고 했다. 슈터버크는 실종된 탐사대와 트로글로 킹의 샘플을 구해줄 것을 부탁한다. 트로글로 킹의 샘플을 구하는 것은 문제 없었지만 탐사대는 찾지 못했고 대신 탐사대의 기록만 찾아온다.

탐사대의 일지를 읽어본 슈터버크는 기록지에서 단서를 찾았다. ‘붉은 정글 경계에 있는 흙’ ‘기생 식물’ ‘광물’. 정글 탐사대는 정글 변이의 원인을 거의 찾았던 것이다. 슈터버크는 붉은 정글 경계에서 토양 샘플을 채취해서 트로글로 킹의 샘플과 함께 연구원 헤일에게 분석을 의뢰해달라고 한다. 샘플 분석에 한해서 네바레스에서 헤일을 따라갈 사람은 아무도 없었다.

샘플을 채취해서 다시 헤일을 찾아가면 헤일은 투덜대면서도 부탁을 받아준다. 헤일은 분석 결과 그린 디스파이어에 변이가 일어난 건 토양 속의 기생 식물이 원인이라며 기생 식물을 막을 수 있는 방법도 함께 가르쳐준다. 광물 속에 들어있는 성분이 기생 식물을 제거하는데 특효약이었다.

헤일은 광물을 구할 수 있는 블러디 아이스의 폐광 위치를 가르쳐준다. 그곳에 가면 쓰러져있던 마법사와 조우하게 되고, 마법사는 갑자기 플랜트 클랜의 마물들에게 공격받아서 전멸했다고 말한 다음 사망한다.
돌아가서 상황을 보고하면 슈터버크는 마법사들이 왜 광물을 채취하려고 했는지, 광물을 채취해서 무엇을 하려고 했는지, 플랜트 클랜이 왜 마법사들을 습격했는지 의문을 품는다. 슈터버크는 최근에 각 대륙의 이상 현상들이 서로 밀접한 연관성이 있는 것으로 판단, 콜로니 오피서들의 회의를 열어야 한다고 판단한다. 슈터버크는 데저트 스크림의 던하이크를 찾아가서 오피서 회의 개최 요청을 전해달라고 부탁한다.

찾아가면 던하이크는 ‘나’의 활약을 전해듣고 있었다며 반겨준다. 슈터버크의 회의 요청을 들은 던하이크는 이미 회의를 고려하고 있었다고 한다. 예전에 채집한 자이언트 스네이크의 샘플 분석 결과 마물의 변이에 마법사들이 개입했을 가능성이 나온 상태이다. 상단이 마물의 변이를 유도할 수는 없지만 마법사들에게는 어려운 일이 아니기 때문이다. 하지만 확실한 물증은 없는 상황.

던하이크는 회의에 다녀오는 동안 자신 대신 사막에 나타난 한 무리의 흑마법사들을 수색해달라고 요청한다. 흑마법사는 음지에서 고대 유적을 연구하는 마법사들을 가리키는 말이다. 그런데 최근에 흑마법사들과 함께 몇몇 사람들이 사라지는 일이 벌어졌다. 던하이크는 마법상인 설리반에게 탐문해보라고 한다.

마법상인 설리반은 소문은 들었지만 이득이 되지 않았기 때문에 관심을 갖지 않았다고 한다. 대신에 방어구 상인 디온에게 가볼 것을 추천한다. 방어구 상인 디온을 찾아가면 디온은 얼마 전에 동생이 흑마법사를 따라서 사라진 사람과 대화를 나눴다고 한다. 실종된 동생은 사라지기 전에 ‘새로운 세상, 봉인된 사자’라는 말을 중얼거렸다고 한다. 디온은 그 사람이 에일렌 남매에게서 물품을 구입했을지 모른다며 찾아가보라고 한다.

에일렌은 동생이 실종된 사람을 기억했다. 그 사람은 특별한 말을 남기진 않았지만 에일렌은 흑마법사들이 고대 유적지에서 봉인된 무언가를 찾고 있다는 소문을 들었다는걸 알려준다. 흑마법사들은 세계가 파괴될 때 구원받을 수 있는 것은 자신들과 함께하는 것 뿐이라고 말하다고 다닌다고 한다.

흑마법사들을 조사하는 사이 던하이크가 회의를 마치고 돌아온다. 던하이크는 지금까지 벌어진 이상 현상은 전부 마법사 길드가 관여했다는 결론을 내렸다고 알려준다. 하지만 대책을 정하지는 못했다. 흑마법사에 대한 조사 결과를 알려주면 던하이크는 그들 배후의 존재를 직감한다. ‘나’는 무언가의 전조를 느끼고 두려워하면서도 운명이 이끌고 있다는 느낌을 받는다.

프롤로그

  • 프롤로그 (20-29)
  1. 오피서의 추천
  2. 조사단의 캠프를 찾아서
  3. 알데바란과 조사단원들
  4. 지사 사항 전달
  5. 베인의 첫사랑
     └ 사교의 전파
  6. 유적 조사 제2구역
  7. 빛나는 카드
  8. 시리우스는 어디에
  9. 은밀한 열쇠
  10. 전사의 별

제 8현자 베라드릭스가 유적 조사단과 함께 데저트 스크림을 방문한다. 베라드릭스는 7현자를 제외하고 현자의 탑에서 가장 높은 지위에 있는 인물이다. 몸은 약해지만 실력이 뛰어나 제 8현자로 임명되었다. 베라드릭스가 뛰어난 훈련생을 하나 추천해달라고 부탁하자 던하이크는 ‘나’를 추천했다고 한다.

대면한 베라드릭스는 블레이더 유안을 소개시켜주고 인사를 나눈다. 유안은 무척 무뚝뚝하게 대한다. 베라드릭스는 두 사람을 부른 진짜 이유를 가르쳐준다. 공식적으로는 유적 조사단을 지원하는 거지만 실제로는 비공식적으로 활동해야 하는 임무가 있기 때문이었다.

유적 조사단에서 알데바란과 만난다. 알데바란은 방랑 현자라고 불리는 인물이다. 현자의 탑에 남아있기 보다 여기저기 떠돌아다니다 보니 붙은 별명이다. 소개가 끝나면 알데바란은 다른 동료들을 소개시켜준다. 조사단장 베인, 프리드, 아이크, 아리오넬 등이다.

베인은 현자의 탑 소속 연구원이다. 프리드는 베인의 아들의 친구로 트레저 헌터 출신이다. 베인의 설득으로 조사단에 합류했다. 아리오넬은 포스 마법의 명문인 크루즈 가문 출신으로 덜렁대는 성격이다. 마법을 사용하다가 고대 강력한 소환수를 부르는 실수를 하는 바람에 알데바란에게 뽑혔다고 한다. 아이크는 현자의 탑의 관리로 인정받고 싶은 마음에 들어왔다고 한다. 현재는 아리오넬의 뒤처리를 도맡아하는 중이다.

알데바란은 ‘나’를 마음에 들어하며 베라드릭스에게서 지시 사항을 받아 베인에게 전달하라고 부탁한다. 현자의 탑에서 두 가지 지시 사항이 내려왔다. 하나는 조사 지역의 확장, 다른 하나는 도둑 길드 때문에 발굴한 유물을 현자의 탑으로 즉시 이송하라는 것이다. 도둑 길드는 최근 온갖 악행을 저지르고 있었다. 그런데 베인은 도둑 길드가 말썽을 부리고 있다는 말에 이상한 반응을 보인다.

베인은 몰래 한 가지 부탁을 한다. 도둑 길드의 마스터 린을 잘 안다며 그런 짓을 할 사람이 아니라고 한다. 사실 린은 베인의 첫사랑이었다. 베인은 도둑 길드에서 무슨 일이 벌어졌는지 알아봐달라고 부탁한다. 베인이 알려준 장소로 가면 부상을 입은 린과 만나게 된다. 베인의 이름을 대면 린은 베인을 떠올린다.

최근 도둑 길드가 대륙에서 벌이는 일에 대해 물으면 린은 자신은 그런 비열한 짓을 시키지 않는다며 무슨 일이 일어났는지 알려준다. 원래 린은 의적으로 활동했다. 하지만 부하 카슈가 쿠데타를 일으키면서 린은 도둑 길드에서 축출당했다. 린은 카슈에게 복수를 다짐하면서 기절한다. 린을 구출하면 베인은 감사를 표한다.

갑자기 네바레스 포트 익스프레스에서 연락이 온다. 네이들러의 호출을 받고 그린 디스파이어로 향한다. 네이들러는 아이크가 호출했다고 한다. 유적 조사 캠프로 돌아가면 아이크가 도움을 요청한다. 돌아올 시간이 지났는데도 아리오넬과 프리드가 구역에서 돌아오지 않았다고 한다. 아이크는 아리오넬에게, ‘나’는 프리드를 찾으러 흩어진다.

제2구역에서 프리드를 찾아낸다. 프리드는 유적지에서 만난 사람들을 소개시켜준다. 나이어린 소년과 젊은 남성 한쌍이다. 자신을 페이트런과 실버우드라고 소개한 두 사람은 고대 문명의 유적을 찾아서 여행 중이라고 소개한다. 고대 유적에 대한 지식이 풍부하고 실력도 좋아서 프리드는 그들을 조사단원으로 추천하려고 한다. 한편 프리드는 깜빡하고 말을 전하지 않았다.

제2구역을 조사하던 중에 내부 깊숙한 곳에서 빛나는 유물을 발견했으나 세 사람이 힘을 합쳐도 움직이지 못했다고 한다. 자신들은 너무 지쳐서 들어가기 힘들다며 대신 회수해달라고 부탁한다. 유적지 안쪽에 들어가면 정말 빛을 뿜는 유물이 있었다. 거기에 손을 대자 빛이 사라지면서 한장의 카드가 모습을 드러냈다.

유적 조사 캠프로 돌아가면 프리드가 반겨준다. 혼자 두고 왔다고 주위로부터 구박 당했다고 한다. 빛나는 카드를 알데바란에게 보고하자고 한다. 알데바란은 카드가 ‘나’에게만 반응했던 것 같다며 자신도 정체를 모르겠다고 한다. 이를 알기 위해선 사라진 대현자 시리우스의 지혜가 필요할 거라고 한다.

시리우스는 정확히 말하면 전대 현자 시리우스를 의미한다. 전대 현자는 자리를 물려주고 어느 날 갑자기 사라져버렸다. 누구도 그가 어디로 갔는지 모른다. 알데바란은 ‘나’의 특별한 힘이 시리우스에게 이끌어줄 지도 모르겠다며 그것을 믿어보라고 한다. 알데바란은 시리우스의 행방을 알만한 인물로 베라드릭스를 추천해준다.

베라드릭스는 유물 때문에 시리우스를 찾느냐고 되묻는다. 시리우스는 베라트릭스에게도 중요한 사람이라고 한다. 시리우스가 떠나기 전에 데저트 스크림의 마법상인 설리반을 만났다고 한다. 설리반은 시리우스를 만났다는걸 인정하지만 특별한 이야기는 나누지 않았으며, 다만 시리우스가 무언가를 찾는 듯한 느낌을 받았다고 한다. 설리반은 자신보다 먼저 대화를 나눴던 콕스를 만나볼 것을 추천한다.

콕스는 시리우스가 누구도 모르게 찾아와서 포트 서비스를 통해 잡화상 에일렌 남매에게 메시지를 보냈다고 한다. 에일렌은 자신이 받은 편지를 기억하고 있었다. 원래 시리우스는 에일렌 남매를 보살펴주었는데 일이 있어서 떠난다며 편지를 보낸 거라고 한다. 그리고 급박한 일이 있을 때 사용하라며 연락 가능한 방법을 남겼다. 에일렌은 그것을 창고에 남겨두었다며 찾아서 알려주겠다고 한다.

잡화상인 데이튼을 통해서 전갈이 전달된다. 블러디 아이스 은밀한 곳에 사는 괴짜 노인네 캡틴 마크가 사라진 전대 현자 시리우스이고 아무도 그 사실을 알아차리지 못했다고 한다. 시리우스의 정확한 위치는 블러디 아이스의 탄광 안에 있는 용광로 속에 있다고 한다. 탄광에서 녹지 않은 기록을 찾아낸다.

찾아가면 시리우스는 에일렌 남매를 통해 찾아왔다는 것을 추측한다. 시리우스는 남매가 아무한테나 자신의 위치를 알려주었을 거라고 생각하지 않는다며 찾아온 이유를 묻는다. 알데바란이 보내서 왔다는 사실을 알려주면 시리우스는 자신이 신분을 위장하면서 살아왔지만 항상 그들을 걱정했다고 한다. 잠시 생각을 정리할 시간이 필요하다며 고민하던 시리우스는 중요한 이야기를 들려준다.

천년 전, 지각과 해일의 변동으로 모든 문명이 파괴되는 사건이 벌어졌다. 이를 대파괴라고 한다. 네바레스 대륙에 사는 사람들은 그 생존자들의 후손이었다. 하지만 예언에 의하면 천년 뒤 다시 대파괴가 일어난다고 한다. 그것을 막는 것이 일곱 별이자 왕의 별이다. 「왕의 별이 어둠의 힘을 가지면 어둠의 여섯 별이 빛을 되찾아 암흑의 세상을 만들 것이요, 반대로 빛의 힘을 가지면 빛의 여섯 별이 힘을 모아 세상을 구원할 것이다.」 왕의 별을 제외한 나머지 여섯 빛의 별은 왕의 반려와 네 명의 수호 기사, 그리고 그들을 이끌 전사의 별로 이루어진다. 전사의 별이 떠오른 다음에야 왕은 반려를 만나 어둠의 여섯에 대적한다고 한다.

그런데 원래 ‘나’가 가져온 카드는 아무나 봉인을 해제할 수 있는 것이 아니었다. 그 카드는 현자의 유산이자 빛의 여섯 별을 깨울 수 있는 봉인된 묵시록의 카드이다. 즉 그것을 가져온 이상 ‘나’는 여섯 번째 전사의 별이자 예언의 인물이다. 이제 세계의 운명은 ‘나’의 손에 달렸다.

시리우스는 네바레스 대륙에서 벌어지는 이상 징후가 어둠의 여섯 별이 깨어나거나 혹은 대파괴가 시작되려는 징조일 수 있다고 말한다. 카드의 상징을 해독해서 나머지 네 명의 수호기사와 왕의 반려를 찾아야 한다. ‘나’는 내가 세계에 태어난 이유와 앞으로 해야 할 일을 깨달았고 운명을 따르기로 결심했다.

사교의 전파

  • 사교의 전파 (24-33)
  1. 사교 전도사
  2. 사교에 빠진 아들
  3. 간절한 부탁
  4. 제물의 표식
  5. 돌아온 사람들
  6. 사교도의 은신처 습격
  7. 사교도 추궁

사막에서 유적 조사에 집중하는 동안 네바레스 전대륙에선 사교가 퍼지고 있었다. 특히 파스투르 대륙에선 사교가 횡행하며 기승을 부리고 있었다. 알데바란은 이 문제를 해결해주길 바란다. 그린 디스파이어의 항 구 관리인 카터를 만나볼 것을 추천한다. 길목을 지키고 있으니 소문을 잘 알고 있을 거라고 한다.

카터는 콜로니 훈련생 주에 뛰어난 사람이 있다는 소문을 들었다며 알아본다. 얼마 전부터 검은 망토를 뒤집어 쓰고 새하얀 얼굴에 차가운 눈빛을 가진 수상한 사람들이 항구에 들어왔다고 한다. 수상하지만 막을 이유가 없어서 통과시켰는데 지금 생각해보니 그들이 사교 전도사 같다고 한다. 그들이 그린 디스파이어에 들어오고 나서 파스투르 대륙에 사교가 퍼지기 시작했고 콜린즈의 아들도 가출했다. 덕분에 콜린즈는 매일 눈물을 흘리고 있고 카터는 미안해하고 있다.

카터의 위로금을 전달하기 위해 콜린즈를 찾아가면 콜린즈는 아들의 가출 문제로 당분간 상점을 닫으려고 하는 중이다. 콜린즈는 위로금을 사양하며 아들이 돌아오기만을 바라고 있다. 콜린즈는 아들을 찾아달라고 부탁한다. 그러면 위로금이 아니라 전재산도 다 줄 수 있다고 한다. 사교도들이 모이는 정글의 변이된 숲의 오두막을 가르쳐준다. 오두막을 수색하면 콜린즈의 아들 벤이 기절해있다. 찾은 것에 기뻐하는 것도 잠시, 시간이 흘렀는데도 벤은 원래 상태로 돌아오지 못한다. 마치 정신이 나간 듯한 모습이다.

콜린즈는 아들이 저런 모습인 것을 보니 마음이 아파 견딜수 없다며, 자이언트 스파이더의 심장을 구해달라고 부탁한다. 사교 때문에 넋을 잃은 사람이 스파이더의 심장을 달여먹으면 제정신으로 돌아온다고 한다. 심장을 구해오면 벤은 원래 상태로 돌아온다.

콜린즈는 아들 말에 따르면 사교도들이 어떤 의식을 치르기 위해 제의를 준비하고 있었다고 알려준다. 그 제의가 무엇을 위한 것인지는 알 수 없으나 세상을 뒤흔들만큼 위험한 것이며 사교도들은 제물로 바칠 모스커터에게 특별한 표식을 붙여두고 관리했다고 한다. 콜린즈는 잡화상인 리베트가 잡학다식하니 이에 대해 잘 알거라고 한다. 리베트를 찾아가서 이에 대해 물어보면 모스커터에 붙어있던 표식을 보고 정색한다. 제의에 바칠 제물에 표식을 붙여두는 것은 다크 클랜의 습성이라며 슈터버크에게 보고하라고 한다. 슈터버크는 최근 사교에 빠졌던 사람들이 돌아오면서 조사하느라 골치가 아픈 상태이다.

슈터버크는 사교의 배후에 다크 클랜이 있다는 말에 생각에 잠긴다. 정글 변이 현상의 배후에 마법사 길드가 있었던 것과 유사했기 때문이다. 슈터버크는 사교의 정확한 정체와 그들이 꾸미는 음모에 대해 조사하고자 한다. 네이들러를 찾아가보라고 요청한다.

네이들러는 형이 가출했다가 돌아온 상황이다. 특별한 이야기는 없지만 네이들러의 형은 교주를 따라다니는 여자아이와 함께 사교에서 나오지 못한 것이 마음에 걸린다고 한다. 노다카의 언니도 네이들러의 형과 함께 돌아왔다며 만나볼 것을 권유한다.

노다카의 언니는 그들이 치르려고 하는 의식에 대해 알고 있었다. 의식이 끝나면 세상이 파괴되고 새로운 세상이 만들어질 거라고 믿었다고 한다. 하지만 사교의 지도부가 사람들을 노예처럼 부리며 조종한 데다 플랜트 마물과 전투까지 동원되자 탈퇴했다. 노다카는 숀을 만나볼 것을 추천한다.

가드 숀의 어머니도 돌아온 사람 중에 하나였다. 그녀는 다크 클랜 마물들과 검은 망토를 뒤집어쓴 마법사들이 교주와 어울리는 것을 목격했다. 블러디 아이스의 얼음 산맥 근처에 사교의 주 근거지가 있는 것 같다는 사실을 알려준다. 슈터버크는 보고를 받고 왜 현자의 탑에서 아무 것도 하지 않는지 답답해한다. 하지만 콜로니에도 소탕 작전이 가능한 인력은 없었고 대신에 ‘나’에게 사실 관계를 파악할 것을 부탁한다. 사교도의 은신처를 조사 중에 부상을 입고 쓰러진 사교도 한 명을 발견하고 데려온다.

사교도를 심문하면 사교도는 순순히 부는 대신에 의미심장한 말을 남긴다. ‘보름달이 뜨는 날 그 밤에 가장 강력해지며 모든 것은 우리의 발 밑에 서게 될 것이다.’ 슈터버크도 그게 무슨 뜻인지 이해하지 못하지만 뱀파이어와 연관성을 떠올린다. 보름달이 뜨면 뱀파이어가 달의 기운을 받아 강해진다는 전설이 있었던 것이다. 그런데 뱀파이어는 언데드 클랜 마물이고 사교의 배후는 다크 클랜이다. 어쩌면 마법사 길드와 언데드 클랜 사이에도 어떤 관계가 있을지도 모르는 일이다. ‘나’ 는 이 끝에 무슨 결과가 있을지 궁금해한다.

왕의 반려와 수호기사

  • 왕의 반려와 수호기사(30-38)
  1. 상징의 의미
  2. 두 번째 묵시록의 카드
  3. 메모리얼 코어를 찾아서
  4. 수호기사들을 찾아서
  5. 연구원 헤일의 행방
  6. 헤일의 보물
  7. 고대 해독서
  8. 세 번째 묵시록의 카드
  9. 왕의 반려
  10. 결의를 다지며

시리우스가 카드의 해독을 마치고 부른다. 상징 넷을 찾아냈지만 해석은 하지 못했다고 한다. 그래서 네바레스 최고의 실력자인 연구원 헤일에게 의뢰하도록 지시한다. 연구원 헤일은 퉁명스러운 반응을 보이지만 시리우스의 부탁으로 왔다는 말에 거절하지 못한다.

시리우스의 추천대로 헤일은 금방 상징을 해석해낸다. 죽음을 망각한 진실의 탐구자는 스켈레톤 메이지를, 열사의 땅에서 잠들지 못한 전사는 특별한 머미를, 핏빛 세상을 바라보는 거대한 욕망은 휴즈 스파이더, 눈보라 휘날리는 제단 위의 모임은 블러디 아이스의 눈 폭풍 제단이다. 눈폭풍 제단에서 천년의 비밀을 풀어내는 이들이 원하는 것을 얻을 거라고 한다. 제단에서 비밀을 모두 풀고 두 번째 묵시록의 카드를 얻는다.

시리우스는 두 번째 묵시록 카드의 상징을 해독에 나선다. 그것은 수호기사들의 정보가 기록된 메모리얼 코어를 찾을 수 있는 지도의 위치를 알려준다. 사막의 머미 마을에서 지도를 구해서 메모리얼 코어를 모두 찾아내면. 베라드릭스, 린, 유안, 프리드의 얼굴이 떠오른다. 왕을 지키는 빛의 수호 기사, 베라드릭스. 왕과 대적할 수 있는 빛의 수호 기사, 유안. 왕의 그림자로 거듭난 수호 기사, 린. 왕의 뒤를 이을 빛의 수호 기사, 프리드.

조사단이 모인 곳에 가서 그들에게 수호기사의 운명을 알려주면 다들 놀라는 반응을 보인다. 그렇게 왕의 반려를 제외한 다섯 별이 모두 모인다. 시리우스는 인생의 운명은 갑자기 찾아오는 듯이 보이지만 사실 오래 전부터 예견되어 있었던 것이라고 말한다. 마지막 남은 왕의 반려는 세번째 묵시록의 카드를 통해 찾 을 수 있다. 그런데 두 번째 묵시록의 카드의 나머지 상징을 해독하는 것은 이번에도 헤일의 힘이 필요하다고 한다. 정확히는 헤일이 갖고 있는 고대 해독서가 필요하다. 그런데 얼마 전에 헤일이 자취를 감추고 사라졌다. 헤일의 행방을 찾아야 한다.

헤일과 친하던 마법상인 켈러에게 찾아가서 헤일의 근황을 물어보면 헤일이 도박에 중독되었다고 한다. 사라진 것도 도박 빚 때문이라고 한다. 켈러는 그린 디스파이어의 노다카에게 가서 물어보라고 한다. 노다카는 도박 빚에 쫓겨 특별하게 봉인된 연구소에 숨어있다고 한다. 그 봉인은 헤일 스스로만 풀 수 있다. 노다카는 꾀를 내어서 헤일이 직접 봉인을 풀도록 연막탄을 준다. 연막탄을 사용하면 불이 난 줄 알고 직접 문을 열거라고 한다.

노다카 말대로 연막탄을 사용해서 연기를 피우면 헤일이 뛰쳐나온다. 헤일은 고대 해독서를 주고 싶어도 지금 자신한테 없다며 거절한다. 사실 테스키에게 해독서를 맡기고 돈을 빌렸다고 한다. 테스키에게 돈을 갚고 고대 해독서를 찾아오는 수 밖에 없다. 헤일은 붉은 정글에서 나오는 기생 버섯 정도의 최고급 마법 재료가 아니면 테스키가 고대 해독서를 내주지 않을 거라고 한다.

붉은 정글에서 기생 버섯을 찾아서 테스키를 찾아가면 테스키는 아까워 하면서도 고대 해독서를 준다. 헤일에게 고대 해독서를 돌려주면 헤일은 도박에 빠졌던 것을 미쳤다고 표현하면서 고대 해독서를 하루동안 빌려주겠다고 한다. 대신에 빚쟁이들 몰려오면 곤란하니까 자신이 여기 있다고 소문은 내지 말라고 당부한다.

시리우스는 고대 해독서로 마지막 상징을 해독하기 시작한다. 묵시록의 나머지 상징은 다음과 같다. 눈보라가 휘몰아 치는 하늘, 빙하로 뒤덮인 산맥의 땅, 다섯의 별이 모이면 열리는 문. 시리우스는 이를 다섯 별이 함께 해야 하는 임무라고 생각한다. 블러디 아이스 동쪽 얼음산 지하 벙커에서 다른 동료 넷과 함께 레버를 당겨서 봉인을 풀자 세번째 묵시록의 카드가 봉인에서 풀려난다.

세번째 묵시록의 카드는 왕의 반려로 아리오넬을 지목한다. 시리우스는 아리오넬이 철없고 나약한 아이인 줄 알았는데 이렇게 무거운 짐을 짊어지게 될 줄 몰랐다고 한다. 아리오넬에게 운명을 알려주기 위해 찾아가서 카드를 보여주면 아리오넬은 조그만 소년의 환상을 보게 된다. 아리오넬은 한 소년을 영원의 공간에 가두는 것을 보고 나서 자신의 운명을 자각하게 된다. 아리오넬은 세계를 지켜내는 운명을 받아들이는 것이 맞다고 판단했다며 합류한다. 이렇게 마지막 왕의 별을 제외한 여섯 별이 모두 모인다. 시리우스는 네바레스의 운명이 그들 손에 달렸다며 격려하며, 왕의 별이 어둠의 힘으로 각성하기 전에 먼저 찾아내서 빛의 힘으로 각성하도록 해야 한다고 말한다. 마왕의 유산을 탐내는 어둠의 세력도 왕을 찾고 있고 왕은 빛의 여섯 별과 멀리 떨어져있지 않을 것이다. 하지만 왕의 별을 찾는 방법은 시리우스도 모르고 있었다.

마물 클랜의 도발

  • 마물 클랜의 도발 (39-42)
  1. 탐사대 시체 수습
  2. 플랜트 클랜의 도발
  3. 도발의 원인
  4. 베라드릭스에게 보고

헨코프가 급하게 부른다. 그린 디스파이어에서 이상한 것이 발견되었다며 협조 요청을 해왔다고 한다. 슈터버크를 만나면 예전에 실종된 정글 탐사대의 시체를 붉은 정글 깊은 곳에서 발견했다는 제보가 들어왔다고 한다. 슈터버크는 그것을 찾아서 헤일에게 검시를 맡기길 바란다.

시체를 찾아서 헤일에게 가져가면 헤일은 투덜대면서도 수상한 구석이 있다며 일을 맡아준다. 대신에 자신의 일도 하나 해결해줄 것을 요구한다. 얼마 전에 플랜트 클랜의 마물들이 사람들을 공격했던 일이 있었다. 그때 배달원이 무기상 미트로프가 의뢰한 첨단 무기를 플랜트 마물에게 빼앗겼다고 한다. 덕분에 대금 결제도 못 받고 있는 상황.

플랜트 클랜 레어에서 무기를 찾아서 미트로프에게 가져다주면 미트로프는 고마워하며 헤일에게 입금하겠다고 한다. 미트로프는 요즘 들어 플랜트 클랜 마물들이 미친듯이 날뛰는데 폴리스든 콜로니든 아무도 알려주는 것이 없다고 불평한다. 슈터버크에게 이에 대해 물어보면 슈터버크는 미트로프가 따지는 바람에 진땀을 뺐다고 한다.

헤일의 검시 결과를 받아본 슈터버크는 마법사 길드에서 플랜트 클랜을 자극했기 때문에 공격받은 것이 아닌가 추측한다. 폐광 이후로도 마법사 길드는 플랜트 클랜을 자극한 것 같다고 한다. 검시 결과는 마법사 길드에 존재하는 배후 세력의 존재를 의심하게 만드는 중요한 단서이다. 지금까지 마물 클랜과 인간들은 서로 균형을 맞추며 살아왔지만 이제 그 균형이 깨질 려고 하고 있다. 더이상 묵과할 수 없으니 현자의 탑에 보고를 올려야겠다며 보고서를 베라드릭스에게 전달해달라고 부탁한다.

베라드릭스는 보고를 받고 마법사 길드의 배후 세력이 앱솔루트 소울 코어를 노리고 있다고
말해준다. 앱솔루트 소울 코어는 현자의 탑 내에서도 현자들에게만 전해지는 극비 중의 극비이다. 줄여서 ASC는 천년전 대파괴를 일으킨 힘의 근원이다. 이후 7개의 조각으로 나뉘어져 6개는 각 마물의 클랜 마스터가 가지게 되었다. 마지막 일곱번째 조각은 왕의 별이 갖고 있다. 마지막 조각이 가장 강하지만 누구든 두 개 이상의 조각을 갖게 되면 누구도 상대할 수 없게 된다. 이것이 왕을 빨리 찾아야 하는 이유이다.

왕은 사라지고

  • 왕은 사라지고 (43-57)
  1. 유적 조사단의 보고서
  2. 알데바란의 메시지
  3. 뱀파이어 레어의 비밀
  4. 나인의 해독제
  5. 실버우드의 정체
  6. 페이트런의 위기
  7. 페이트런을 찾아서
  8. 자책
  9. 비밀결사, 프로메테우스
  10. 찢어진 지도
  11. 지도의 반쪽
  12. 훼손된 지도
     └ 암흑의 마법사 길드
     └ 서막
  13. 다크 클랜의 자백
  14. 페이트런의 운명

베라드릭스는 암암리에 ASC의 존재가 공개되고 있다며 행동을 서둘러야 한다고 말한다. 우선 조사단원에게 ASC의 존재를 전해주고 알데바란에게 전할 보고서를 전달해달라고 부탁한다. 조사단 캠프로 돌아가면 다른 단원들은 각자 담당 구역으로 나갔고 베인만 있다. 페이트런과 프리드가 함께 움직이고 실버우드는 말없이 사라졌다고 한다. 베인은 단원들이 돌아오면 ASC에 대해 알려주겠다며 활동보고서를 전해준다.

베라드릭스에게 돌아가면 알데바란이 왔다가 급한 일이 있어 먼저 현자의 탑으로 갔다며, 나인을 보호해달라고 부탁했다고 한다. 나인은 현자의 탑 최연소 연구원이었으나 얼마 전에 기밀을 들고 도망쳤다. 때문에 현자의 탑에서 나인을 뒤쫓고 있었다. 하지만 베라드릭스와 알데바란은 나인을 믿는다고 한다. 현자의 탑보다 먼저 나인을 찾아서 보호해야 한다.

나인은 블러디 아이스에 숨어서 지내고 있었다. 헨코프에게 지원 요청을 하지만 헨코프는 콜로니에 병력이 없다며 임무 수행을 거절한다. 대신에 도울 수 있는 일이 있다면 도와주겠다고 한다. 나인의 메모를 찾아가서 가져가면 그제서야 순찰을 해주겠다고 한다.

정찰대의 순찰 결과 뜻밖에도 예전에 존재하지 않았던 깊은 동굴을 하나 발견했다고 한다. 순찰대는 그곳을 뱀파이어 레어로 추정한다. 혼자서 뱀파이어 레어에 진입하면 내부에 아리오넬이 훌쩍이고 있다. 아리오넬은 아이크와 나인을 구하러 왔냐며 뜬금없는 질문을 한다. 알고보니 아이크와 아리오넬은 유적 조사를 하던 중에 나인이 납치당하는 것을 목격했다. 아이크는 나인을 구하겠다고 뱀파이어 레어에 진입했지만 소식이 없는 상태이다.

뱀파이어 레어에서 아이크와 나인을 모두 구하고 뜻밖에도 실버우드를 목격한다. 캠프로 돌아가면 베라드릭스가 지원하기 위해 출발하려던 참이었다. 베라드릭스는 실버우드가 프리드런과 함께 있던 페이트런을 납치해서 사라졌다고 한다. 베라드릭스는 나인이 깨어나면 뱀파이어 마물에게 납치당한 이유를 조사하려고 하지만 나인은 뱀파이어 독에 감염되어 상태가 나빠지고 있다. 중독에서 낫게하려면 언데드 클랜과 뮤턴트 클랜, 플랜트 클랜의 해독제를 섞어 마셔야 한다. 린과 유안은 각각 언데드 클랜과 플랜트 클랜의 해독제를 구하러 떠났다. 베라드릭스는 내게 뮤턴트 클랜 레어에서 해독제를 구해달라고 부탁한다.
데저트 스크림에서 해독제를 구하던 도중 약장 근처에 떨어져있는 완장 조각을 발견한다. 베라드릭스에게 완장을 보여주면 린과 유안도 같은 완장 조각을 구해왔다고 한다. 베라드릭스는 아무래도 중요한 단서가 될 것 같다며 일단 나인의 치료부터 집중한다. 이후 알데바란이 나인의 소식을 듣고 조사단 캠프로 돌아온다.

알데바란은 ‘나’가 예전보다 훨씬 강해졌다고 감탄한다. 해독제를 구하던 중에 발견한 완장을 알데바란과 함께 맞춰보면 한 조각이 빈다. 뜻밖에도 마지막 한 조각은 나인이 갖고 있었다. 실버우드의 팔뚝에서 떼어냈다고 하며 조각을 끼워맞추면 하나의 완장이 완성된다. 베라드릭스는 실버우드가 페이트런과 함께 마물 클랜을 습격하고 다닌다고 추측한다. 완장을 시리우스에게 보여주자 시리우스는 그것이 배덕의 기사를 상징한다고 설명해준다.

어둠의 여섯 별이며 왕의 힘을 찬탈하는 기사의 상징이다. 시리우스는 실버우드의 행적으로 보아 페이트런이 왕의 운명을 타고난 것 같다고 말한다. 어서 페이트런을 실버우드로부터 구해야 한다. 그렇지 않으면 어둠의 힘으로 페이트런이 마왕으로 각성할지도 모른다. 빛의 수호 기사들에게 이 사실을 알려주면 동료들은 하나같이 자책한다. 유안은 흩어져서 페이트런을 찾아보자고 제안한다. 어차피 실버우드는 ASC를 찾을 때까지 페이트런을 데리고 돌아다닐 테니 아직 습격받지 않은 마물 클랜을 찾아보자고 한다.

‘나’는 유안의 제안에 따라서 그린 디스파이어의 플랜트 클랜 레어를 수색한다. 정말 그곳에 실버우드와 함께 있는 페이트런을 찾아낸다. 혼절한 페이트런을 데리고 돌아오면 아리오넬은 흐느끼면서 간호하겠다고 나선다.

페이트런은 그동안 있었던 일 때문에 죄책감을 느끼고 있었다. 실버우드가 수호의 검을 닥치는대로 죽였을 뿐 아니라 그 와중에도 마물들과 싸워야 했다고 한다. 페이트런은 아무도 해치고 싶지 않았지만 힘을 조절하는 것이 불가능했다. 알데바란에게 돌아가면 수호의 검 조직에 대해 가르쳐준다. 수호의 검은 빛의 여섯 별을 포함해서 왕의 별을 수호하는 집단이다. 알데바란은 이제 왕을 되찾았으니 어둠의 세력을 밝혀내고 처단하는 임무만 남았다고 말한다.

그러는 사이 나인이 기력을 회복한다. 나인은 현자의 탑에서 네바레스를 들썩인 사건의 배후가 누구인지 우연히 알게 되었다고 한다. 비밀 조직 프로메테우스. 그들은 현자의 탑, 폴리스, 콜로니 모든 곳에 정체를 감추고 살아가고 있다고 한다. 지금까지 벌어진 이상 현상의 배후에 있는 것도 그들이었다. 심지어 페이트런 조차 그들의 마왕 부활 계획에 따라 천년전 마왕의 유전자로 만들어낸 복제였다.

나인은 현자의 탑에서 도망쳐 나올 때 프로메테우스의 본거지가 표시된 지도를 훔쳐왔다. 프로메테우스가 나인을 뒤쫓은 것도 그때문이었다. 안타깝게도 추적을 따돌리다가 지도를 잃어버리고 말았다. 숨겨진 지도와 은폐된 지도를 모두 모아서 프로메테우스의 본거지를 찾아내야 한다.

고스트+로부터 숨겨진 지도를 얻고 포트 룩스에서 은폐된 지도를 찾아내지만 지도가 손상이 너무 심해서 알아볼 상태가 아니다. 나인은 헤일에게서 지도를 복원해야 한다고 말한다. 헤일은 투덜대면서 지도 복원 일을 맡아준다. 한편 포트 서비스에서 급하게 연락이 온다. 프리드가 급한 일이라며 호출한 것이다.

프리드는 린, 유안과 함께 포트 룩스에 잠입한 사교도 조사를 하다가 다크 클랜의 일원을 생포했다. 하지만 포로는 절대로 발설하지 않고 있다. 프리드와 유안은 ‘나’가 전기 충격기로 심문할 것을 권한다. 심문 끝에 포로는 정보를 토설하기 시작한다. 사교의 부흥을 주도한 것과 프로메테우스와 손잡은 것은 사실이지만 처음부터 프로메테우스를 따른 것은 아니라고 한다. 마물 클랜 마스터들이 갖고 있는 ASC 조각은 서로의 힘에 이끌린다. 그들은 각자 일곱 번째 조각의 힘을 느꼈고 그것을 얻기 위해 활동하기 시작한 것이라고 한다. 그런데 프로메테우스는 ASC 뿐만 아니라 그 힘을 제어할 수 있는 물건도 함께 찾고 있었다. 일행은 그게 대체 무엇일지 궁금해하며 심문을 종료한다.

헤일에게 복원을 의뢰했던 지도가 도착한다. 하지만 그 지도는 온통 상징으로 가득해서 알기 힘들다. 헤일은 복원을 마치자마자 또 잠적해버렸다. 별수없이 시리우스에게 지도를 가져간다. 시리우스도 그간 고대 문헌과 기록을 살펴봤다고 한다. 그러던 중에 세인트 발렌타인이 마왕을 봉인하는 과정에서 ASC 제어기가 언급되었던 것을 발견했다. 시리우스는 프로메테우스가 ASC 제어기의 존재를 알고 계획을 진행했다고 추측, 헤일을 찾아서 지도의 상징 해석을 부탁하겠다고 한다.

암흑의 마법사 길

  • 암흑의 마법사 길드 (52-55)
  1. 마법사 길드 조사 착수
  2. 마법사 길드 실험실
  3. 단서의 정체
  4. 드러나는 음모

베라드릭스가 포트 룩스의 관저에 방문했다는 소식이 들려온다. 베라드릭스는 고생이 많았다며 치하한다. 현자의 탑 내부 첩자는 알데바란이 계속 조사하고 있고 베라드릭스는 마법사 길드 중심으로 조사하려고 왔다고 한다. 베라드릭스는 사교와 마법사 길드의 수상한 움직임이 프로메테우스와 관련있다고 생각하며 그린 디스파이어의 마법 연구원 테스키를 찾아가서 탐문할 것을 요청한다. 테스키는 한때 마법사 길드의 임원이었기 때문에 정보가 담긴 스크롤을 갖고 있을 거라고 한다.

테스키는 예전에 헤일의 고대 해석서를 가져갔던 것을 기억하고 있었다. 마법사 길드의 스크롤을 내줄 것을 요청하면 무슨 일이 있었는지 얘기해준다. 수상한 흑마법사들이 마법사 길드에 들어오면서 마법사 길드에 분란이 일어났다고 한다. 테스키는 그것이 싫어서 마법사 길드를 탈퇴하고 독립 연구에 나섰다고 한다. 베라드릭스는 무뚝뚝하고 통명스러운 테스키가 쉽게 스크롤을 내줬다는 얘기에 그의 마음에 들었나보다고 평가한다.

이후 마법 스크롤을 통해서 마법사 길드의 실험실 위치를 알아낸다. 그곳은 포트 룩스의 남쪽 해안가 등대 근처였다. 실험실을 조사해서 마법사의 책과 수상한 푸른 약물 병을 찾아낸다. 베라드릭스는 모리슨이 걱정할 정도로 밤낮 가리지 않고 자료를 해독했고 그 속에서 포트 루이나가 언급된 것을 찾아낸다. 포트 루이나는 현자의 탑 상층부에 속한 사람들 뿐인 장소이다. 그것이 마법사 길드 자료에서 언급되었다는 것은 현자의 탑 내부에 배신자가 확실히 존재한다는 증거였다. 베라드릭스는 자신이 아는 사람이 첩자일 거라는 사실에 믿지 못한다.

마법사의 책과 함께 찾아낸 푸른 액체가 담긴 병은 마법상인 예르트의 조사 결과 지하 자원을 채취할 때 광물에서 뽑아낸 것으로 보인다고 한다. 하지만 그건 마법사가 아니라 메탈 클랜의 특수한 기계만이 가능한 일이었다. 마법사 길드가 메탈 클랜과 손을 잡고 플랜트 클랜을 공격하기 위한 물질을 만들어냈다는 사실에 베라드릭스는 예전 그린 디스파이어에서 올라온 보고서를 떠올린다. ‘나’는 프로메테우스의 정체가 무엇일지 의문을 품는다.

이후 알데바란이 포트 룩스 관저로 찾아와서 기다리고 있었다. 알데바란은 조사 경과를 알려준다. 지금까지 모은 정보를 종합해서 정리해본 결과 프로메테우스의 세력은 상상을 초월하는 수준이라고 한다. 사교도의 배후에는 다크 클랜이 있고 마법사 길드는 마물 변이를 일으키며 메탈 클랜과 손을 잡고 플랜트 클랜을 집중 공격했다. 프로메테우스는 마물 클랜간의 균형이 깨지는 것을 노려 이상 현상을 일으키고 있다. 그들이 노리는 것은 앱솔루트 소울 코어의 조각이 분명하다. 베라드릭스는 자신들이 알지 못하는 또 다른 계획이 있을 거라며 일단 페이트런을 무사히 지켜내고 본 모습을 밝혀내고 처단하는 수 밖에 없다고 말한다.

서막

  • 서막 (52-52)
  1. 무엇을 위해 싸우고 있는가

은밀한 제안이 하나 들어온다. 오피서 모리슨은 요즘 많이 바빠보인다며 대륙이 무척 소란스럽다고 말한다. 최근 포트 룩스에는 갑자기 꽤 많은 여행자 무리가 들어왔는데 종교 집단처럼 보였다고 한다. 또한 현자의 탑의 두 현자에게 전갈을 받았다며 현자의 탑의 일곱 현자에 대해 설명해준다. 그 중 두 사람, 현자 카펠라와 프로키온은 서로 경쟁하며 자신을 지지할 네바레스 전사들을 모으고 있다. 표면적으로는 네바레스의 혼란을 해결하겠다는 것이지만 모리슨은 쉽게 믿지 못하는 모습이다. 한편으로 현자들이 네바레스 사람들을 한 방향으로 모은다면 또 한번 큰 발전을 이룰 수 있을지도 모른다고 생각한다. 그러면서 모리슨은 ‘나’에게 질문을 던진다. 무엇을 위해 이곳에서 싸우고 있는가? 어느 쪽을 선택할 것인가?

프로메테우스의 실체

  • 프로메테우스의 실체 (65-72)
  1. 동생을 찾아서
  2. 고아 솔메
  3. 폐가의 전사들
  4. 나인을 따라서
  5. 가련한 첩자
  6. 사교도 은신처 파괴
  7. 워프 회로의 복구 의뢰
  8. 상황 보고
  9. 메탈 클랜 동맹 약화

포트 루이나에 도착하면 잡화상인 샐리가 말을 건다. 위험하다보니 포트 루이나 사람들은 외부인에 대한 경계가 심하다고 한다. 샐리는 데저트 스크림 출신으로 흑마법사 때문에 실종된 동생을 찾아서 포트 루이나로 왔다. 샐리는 동생을 데리고 사라진 흑마법사가 포트 루이나의 메탈 클랜 레어에 거주하고 있다며 동생을 찾아봐달라고 부탁한다. 안타까운 사연에 돕기로 한다.

메탈 클랜의 레어를 조사하던 도중 샐리의 동생 레프를 발견한다. 레프는 진짜 살아있는 사람을 만나서 놀란다. 레프를 구해주면 샐리는 오랜만에 동생과 재회한다. 샐리는 은혜를 잊지 못한다고 말한다.

샐리는 한 가지 부탁을 더 한다. 포트 루이나에는 부모를 잃고 고아로 살고 있는 솔메라는 아이가 있다. 그간 샐리는 솔메를 도와주고 있었는데 지금은 동생이 아파서 자리를 비울 수 없으니 대신 빵을 전해달라고 부탁한다. 마을 광장에서 놀고 있던 솔메는 ‘처음본다’, ‘샐리가 늘 주던 빵’이라는 몇 가지 단서만으로 ‘나’의 정체를 알아차린다. 샐리는 솔메를 볼 때마다 동생이 생각난다며 눈물을 흘렸다고 한다.

빵을 먹은 솔메는 얼마 전에 포트 루이나로 들어온 외부인들에 대해 알려준다. 그들은 마을 밖 폐가에 거처를 정해서 살고 있다고 한다. 솔메는 메탈 클랜의 마물이 가득한 곳에서 지내는 걸 보면 그들이 범상치 않다고 평가한다. 또 그들이 누군가를 찾는 것 같다고 전해준다.

폐가로 가면 동료들의 목소리가 들린다. 그곳에 정말 동료들이 있었다. 유안은 마을 사람들에게 겁을 주지 않기 위해서 일부러 들어가지 않았다고 한다. 예전에 마법사들이 메탈 클랜과 손을 잡았던 것을 떠올리며 정말 지도가 프로메테우스의 본거지일 가능성이 높다고 생각한다. 하지만 미스틱 블레이드는 프로메테우스의 본거지가 너무 쉽게 드러났다며 불길한 예감이 든다고 한다.

충분한 휴식 후에 일행은 셋으로 나뉘어서 행동하기로 한다. 미스틱 블레이드와 유안, 아리오넬은 실버우드와 페이트런을 추적, 프리드와 린은 ASC 제어기를 찾기로 한다. 나인과 ‘나’는 함꼐 프로메테우스의 본거지를 습격하기로 한다. 지도상 프로메테우스의 본거지는 뱀파이어 레어이다. 나인이 먼저 조사를 시작하고 ‘나’는 그뒤를 따라서 안으로 들어가며 뱀파이어들을 처리한다.
그 안에서 시리우스가 현자 리겔과 말다툼하는 것을 목격하게 된다.

알고보니 나인은 프로메테우스의 첩자였다. 리겔은 수작을 부려 나인을 첩자로 만들어서 수호의 검의 정보를 빼돌리고 있었다. 시리우스는 정말 뜻대로 될 것 같냐고 리겔을 비난하지만 리겔은 시리우스가 비참한 사람들의 삶을 모른다며 자신들은 세상을 갈아엎고 완벽한 세상을 만들 거라고 일갈한다. 리겔은 ASC 제어기로 마왕의 힘을 통제할 수 있으며 프로메테우스의 수장은 전전대 현자 리겔이라는 점을 알려준다. 전전대 현자 리겔은 금단의 비술로 리치가 되어 삼백 년을 넘게 살아왔다. 리겔은 ‘나’ 따위는 감히 덤빌 생각도 못할 거라며 시리우스를 공격한다. 시리우스와 ‘나’는 심한 부상을 입고 간신히 뱀파이어 레어에서 탈출한다. 탈출해서 폐가로 돌아온 시리우스는 프로메테우스에게 자신들이 속았다며 한탄한다. 나인을 구출하는 것보다 ASC 제어기와 페이트런을 지켜내는 것을 우선하기로 한다.

시리우스가 부상을 회복하는 동안 포트 루이나에 잠복한 사교에 대해 조사하기로 한다. 잡화상인 샐리는 폐가에 머무르는 사람들이 동료라는 말을 들었다며 사교도를 조사하느냐고 묻는다. 동생이 따라다녔다는 흑마법사가 사교의 교주를 역임했다는 것을 알려준다. 샐리의 동생 레프는 포트 루이나 곳곳에 퍼져있는 사교도 은신처들의 위치를 기억하고 있었다. 샐리는 폭탄을 주며 은신처를 파괴해달라고 부탁한다. 사교도 은신처가 파괴되면 그들이 수면위로 떠오를 가능성이 있었기에 요청을 받아들인다. 폭탄으로 파괴하던 중에 세 번째 은신처에서 망가진 워프 회로를 하나 발견한다. 샐리는 그런 물건을 처음 보지만 전문 대장장이라면 회로를 복구해서 사용처를 알 수 있을 거라고 한다. 현재 포트 루이나의 대장간에 있는건 아르바이트생 히데 뿐이다. 히데는 대장장이가 돌아오면 전달해주겠다고 한다.

폐가로 돌아오는 중에 동료들이 솔메를 통해 급히 찾는다. 폐가로 돌아가면 시리우스는 일행에게 나인이 뱀파이어 독에 감염되어 첩자가 되었다는 사실과 프로메테우스의 수장이 리치가 되어버린 전전대 현자 리겔이라는 것을 알려주었다고 한다. 시리우스는 페이트런마저 놀아나는 일이 없도록 하자며 각자의 조사 내용을 취합한다.

린은 프로메테우스의 계획에 놀아났다는 사실에 소름끼쳐한다. 하지만 그들도 결국 시리우스를 죽인다는 계획에 실패했으므로 난감할 거라고 말한다. 지금 가장 큰 문제는 ASC 제어기의 위치이며 프리드가 수색 중이다. 아리오넬은 실버우드 때문에 아이크 생각이 난다며 울음을 터트리고, 유안은 실버우드를 잡았지만 아직 페이트런의 흔적은 찾지 못했다고 한다. 현재 미스틱 블레이드가 심문 중이다. 시리우스는 실버우드가 폭주하는 페이트런을 감당하지 못해서 놓쳤을 가능성을 생각하며 페이트런이 마왕으로 각성한 것 아닌지 걱정한다.

한편 린은 ‘나’에게 한 가지 부탁을 한다. 린은 ASC 제어기의 위치를 조사하던 중에 마법사 길드의 고위 간부가 대거 교체되었다는 사실을 알아냈다. 예상컨데 프로메테우스가 마법사 길드를 장악한 것 같다. 또한 마법사 길드 간부 하나가 메탈 클랜과의 연맹을 위해 하수도 은신처에서 메탈 클랜과 함께 활동 중이라고 한다. 린은 이를 방해해야 한다고 판단했다. 포트 루이나의 남서쪽 방향 하수도 은신처에 잠입해서 닥치는 대로 때려부수는 것으로 프로메테우스의 계획에 한 방 먹인다.

슬픔을 묻고

  • 슬픔을 묻고 (58-64)
  1. 실버우드의 습격
  2. 비보의 전달
  3. 위기의 시리우스
  4. 숨겨진 첩자
  5. 알데바란의 죽음
  6. 포트 루이나를 향해

갑자기 나인이 예감이 좋지 않다며 부른다. 프로메테우스가 페이트런을 찾아서 습격할지도 모른다고 한다. 급하게 숙소로 돌아가면 아리오넬이 울고 있다. 실버우드가 기습해왔고 페이트런이 폭주하면서 아이크가 아리오넬을 지키려다가 죽었다고 한다. 페이트런은 실버우드가 데려갔다. 아리오넬은 실버우드가 어떻게 자신들만 있는지 알고 쳐들어왔을지 의아해한다.

아이크의 죽음에 동료들은 분개해한다. 린은 실버우드에게 대가를 치르겠다고 맹세하고 프리드는 페이트런을 지키지 못한 것을 자책한다. 유안은 냉철하게 상황을 정리하며 아리오넬을 걱정한다. 아리오넬이 페이트런을 지키지 못하는 것에 죄책감을 느낀 것 같다고 한다. 프로메테우스가 ASC제어기를 손에 넣을 경우 벌어질 일을 걱정한다.

베라드릭스는 아이크의 죽음에 충격을 받지만 우선 페이트런을 되찾고 프로메테우스의 정체를 밝히는 일에 집중하자고 주장한다. 해석 결과 프로메테우스의 본거지는 포트 루이나였다. 다만 헤일은 시리우스와 연락이 되질 않아 해석된 지도를 알데바란에게 보냈다고 한다. 베라드릭스는 지도를 가져가서 시리우스의 안전을 확인해달라고 부탁한다.

시리우스의 은신처를 찾아가자 섬뜩한 기운이 느껴진다. 조금만 늦게 왔으면 시리우스가 뱀파이어 마물들에게 당할 뻔한 상황이다. 시리우스를 위험에서 구하면 시리우스는 지도를 가져가면서 상처 치료용 빙하초를 구해달라고 부탁한다.

시리우스는 숙소와 은신처의 위치를 알고 있는 사람이 자신들 말고 없다며 내부에 첩자가 있을 가능성을 제기한다. 어쩌면 원래 의지와 상관없이 세뇌당해서 조종당하고 있을지도 모른다고 말이다.

시리우스는 새로운 거처를 찾아서 몸을 숨기겠다며 알데바란에게 내부 첩자에 관한 정보를 들어보라고 부탁한다. 하지만 이미 알데바란은 프로메테우스에게 살해당한 상태였다. 베라드릭스는 알데바란의 마지막을 지킨 미스틱 블레이드를 소개시켜준다. 미스틱 블레이드는 원래 실버우드를 뒤쫓다가 알데바란을 알게 되어 협력하고 있었다. 실버우드가 그의 눈을 빼앗아갔다고 한다. 알데바란은 죽기 직전 미스틱 블레이드에게 조사 기록을 넘겨주며 첩자의 이름을 밝혔다. 바로 현자 리겔이다.

일행은 우선 알데바란의 시신을 포트 룩스의 해안가에 매장하고 동료들을 모아서 대책을 의논한다. 회의 결과 포트 루이나의 프로메테우스 본거지를 습격하기로 한다.

마왕의 근원

  • 마왕의 근원 (73-76)
  1. 진실의 수액
  2. 실버우드의 진실
  3. 위험 경보
  4. 마왕의 각성

포로로 붙잡은 실버우드에게 정보를 얻기 위해 심문을 하게 된다. 실버우드는 페이트런의 행방에 대해 말하지 않으려고 버티고 있다. 유안은 좋은 방법을 떠올린다. 고대 핵심 기술 중에 뇌 신경을 자극해 진실만을 말하게 만드는 수액이 있다. 유안은 메탈 클랜의 고대 실험 연구실에서 진실의 수액을 구해오는 것을 부탁한다. 메탈 클랜의 레어에서 부작용 경고가 달린 약을 구한다. 미스틱 블레이드는 자신이 눈이 안 보이니 대신 약을 사용해줄 것을 부탁한다.

진실의 수액을 투약하자 실버우드는 모든 것을 토로한다. 마왕의 폭주는 누구도 막을 수 없는 상태이다. 또한 마왕은 곧 파우스트이자 세인트 발렌타인이었다. ASC 제어기를 만든 것도, 봉인한 것도 모두 마왕이다. 아무도 그를 막을 수 없다.

미스틱 블레이드는 실버우드의 말을 완전히 부정하지 못한다. 세인트 발렌타인이 마왕을 봉인하는 것을 목격한 사람은 아무도 없기 때문이다. 페이트런이 마왕으로 각성할 때를 대비하여 대책을 세워야 한다. 동료들에게 그 사실을 전해주면 다들 경악한다.

린은 깜빡하고 전해주지 않은 것이 있다며 불러세운다. 베라드릭스와 시리우스가 급하게 찾았다고 한다. 일단 유안이 시리우스와 함께 포트 룩스로 갔지만 급한 사안 같으니 일단 따라가보라고 한다. 관저로 가면 포트 룩스와 포트 루이나 곳곳에서 마물 클랜들에이 습격을 받고 있다고 한다.

시리우스에게 실버우드에게 입수한 정보를 알려주면 시리우스는 깊은 생각에 잠긴 끝에 페이트런이 그렇듯 세인트 발렌타인과 닥터 파우스트도 현왕과 마왕의 또 다른 모습일지 모르겠다고 말한다. 베라드릭스는 완전히 마왕으로 각성하기 전에 페이트런을 찾아서 폭주를 막아야한다고 말한다. 아직 포트 루이나에서 공격당하지 않은 곳은 판타즈말 클랜 레어 뿐이다. 그곳에서 페이트런을 찾아봐달라고 한다.

그곳에서 폭주하기 시작한 페이트런을 만난다. 페이트런은 힘을 통제할 수 없다며 운명에 한탄한다. 그리고 자신의 단검을 건네면서 언젠가 사람들을 다치게 하려고 하면 이걸 사용해서 자신을 죽여달라고 부탁한다.

페이트런의 단검을 받은 베라드릭스는 자신들이 왕을 지키지 못한 것 같아 혼란스러워 한다. 그러면서 그 단검을 언젠가 쓸 것 같으니 잘 보관하겠다고 말한다. 한편 실버우드가 진실의 수액의 부작용으로 탈출했다.

죽음의 땅을 찾아서

  • 죽음의 땅을 찾아서 (77-79)
  1. 히데의 실수
  2. 프리드의 탐문 조사
  3. 헤일의 실험체
  4. 은혜갚는 헤일

포트 룩스의 창고가드 슐란스키가 불러서 가보면 포트 루이나의 히데로부터 급한 전갈이 왔다고 가보라고 한다. 히데를 만나면 대장장이가 너무 자리를 오래 비우는 바람에 직접 워프 회로를 복구하려고 하다가 실수로 망가트렸다고 한다. 그래도 성과가 있긴 했다. 내부 부품 속에서 ASC라는 문자열을 발견한 것이다. 포트 루이나의 대장장이는 그걸 보고 어쩌면 강력한 에너지가 응축된 것일지도 모른다고 했다고 한다. 그걸 받아서 동료들에게 돌아가면 유안은 프로메테우스가 ASC 제어기의 위치를 파악했을지도 모르겠다며 시리우스에게 물어보자고 한다. 시리우스는 이런 식으로 기록을 남기는 것은 언데드 클랜의 습성이라며 자신과 나인을 습격한 것도, 리겔의 수호병도 전부 언데드 클랜의 마물이었다는 것을 떠올린다. 이제 언데드 클랜이 프로메테우스와 손을 잡고 함께 행동하는 것이 확실해졌다. 시리우스는 언데드 클랜의 주요 서식지에 프로메테우스의 본거지가 있을 거라고 추측한다. 그곳은 바로 죽음의 땅 언데드 그라운드다. 하지만 시리우스는 지금 중요한건 프로메테우스의 본거지보다 ASC 제어기의 위치라고 말한다.

ASC 제어기를 찾으러 간 프리드는 소식이 없다. 시리우스는 연락이 없으니 성과도 없을 거라고 말한다. 현재 프리드는 포트 룩스의 여행객 숙소에 머무르며 수소문 중이었다. 하지만 현자의 탑에서도 모르는 사람이 태반인 ASC 정보를 일반인들이 알리가 없었고 당연히 성과도 없었다. 일단 프리드는 항구 관리인에게 알아봐달라고 부탁했다고 한다.

그러던 중에 항구 관리인 포터에게 드디어 소식이 왔다. 포터는 연구원 헤일이라면 ASC 제어기에 대해 알고 있을 거라고 한다. 하지만 헤일은 다시 도박에 빠졌고 이제는 지금까지 수집했던 고급 실험체까지 팔아다가 자금을 마련한다고 한다. 포터는 그에게 고급 실험체 메카멘더+를 생포해서 가져다주면 대답을 들을 수 있을 거라고 제안한다. 프리드는 먼저 포트 루이나로 돌아갔고 ‘나’는 헤일에게 잡아온 실험체를 넘겨주고 만남을 가진다. 알고보니 헤일의 스승이 언데드 그라운드에 ASC 제어기를 숨겨놨다고 한다.

살왕의 임무

  • 살왕의 임무 (80-87)
  1. 언데드의 땅
  2. 판타즈말 클랜의 호수
  3. 마지막 묵시록의 카드
  4. 특별한 장치
  5. 희생
  6. 안녕, 베라드릭스
  7. 관을 들고
  8. 유안의 위기
  9. 눈물을 머금고

헤일에게서 ASC 제어기가 정말 언데드 그라운드에 있다는 것이 확실시되자 일행과 함께 이동한다. 시리우스는 페이트런이 마왕으로 각성하여 폭주하는 것 같다며 이미 앱솔루트 코어 조각을 두 개 이상 가지고 있을 가능성을 이야기한다. 만약 그게 사실이라면 최후의 수단을 준비해야 한다고 한다.
그 최후의 수단이란 왕의 살해이다. 여섯 별은 각자 두 개의 사명을 타고 났는데 그 중에서 왕과 대적하여 그 힘을 꺾을 수 있는 두 사람이 바로 아리오넬과 유안이다. 유안의 두 번째 사명은 살왕, 아리오넬의 두 번째 사명은 봉인이다. 페이트런이 세인트 발렌타인처럼 스스로 봉인할지 아닐지 알 수 없기 때문에 그 결과를 장담할 수 없어, 빛의 별들에게 두 번째 사명이 존재하는 것이다.
아리오넬은 봉인에 대해 들으면 페이트런을 동정한다. 반면에 유안은 사명을 금세 받아들인다. 자신이 임무를 포기하면 네바레스 전체가 지옥으로 변할 것이 두렵다며 살왕의 무기를 찾으러 나선다. 베라드릭스는 아리오넬의 두 번째 사명이 너무 가혹하다고 말하지만 정작 베라드릭스의 사명은 희생이다.
이후 일행은 린과 프리드는 ASC 제어기를, 미스틱 블레이드는 실버우드의 추적을, 베라드릭스와 아리오넬은 페이트런의 봉인을 준비하기로 한다.
시리우스는 묵시록 카드는 한 장이 더 남아있는데 이를 판타즈말 클랜이 갖고 있다고 한다. 판타즈말 클랜이 이를 어떻게 얻었는지는 알 수 없는 일이지만 판타즈말 클랜은 그것으로 종족의 번영을 이루었다고 한다. 시리우스는 직접 가려고 했지만 리겔에게 부상을 입은 이후부터 거동이 쉽지 않다며 그것을 되찾아달라고 부탁한다.
레이크 인 더스크에서 부르크를 사냥하고 묵시록의 카드를 손에 넣으면 시리우스는 이 카드가 세상을 구할 수 있는 열쇠가 될 거라고 말하며 테스키에게 카드를 가져다주라고 한다. 프리드와 함께 테스키에게 마지막 묵시록의 카드를 배송하면 테스키는[1] 심드렁해하면서도 특별한 장치를 만들어준다
프리드는 테스키에게 특별한 장치와 묵시록의 카드를 받고 어리둥절하면서 시리우스에게 가보자고 한다. 시리우스는 테스키에게서 특별한 장치를 받아서 돌아오면 쓰임새를 가르쳐준다. 그 장치는 묵시록 카드의 에너지를 충전해서 마왕의 힘을 일시적으로 정시시키는 힘을 갖고 있다. 시리우스는 언젠가 필요한 순간이 있을 거라며 ‘나’에게 장치를 건네준다.

시리우스에게 특별한 장치의 사용 방법에 대해 들은 다음 프리드는 자신은 시간이 좀 걸릴 테니 아리오넬과 베라드릭스만 있는게 불안하다며 먼저 망자의 집으로 돌아갈 것을 권유한다.
하지만 도착했을 때 이미 늦은 상태였다. 안에서 아리오넬의 비명 소리와 누군가 싸우는 소리가 들린다. 급하게 들어가보면 아리오넬이 흐느끼고 있다. 아리오넬은 무슨 일이 있었는지 알려준다.
페이트런은 판타즈말 클랜에게서 코어 조각 하나를 빼앗아 두 개의 조각을 모았다. 하지만 현실에 자괴감을 느끼고 자신을 봉인하기 위해 베라드릭스와 아리오넬을 찾아왔다. 그러나 아리오넬이 망설이는 사이에 실버우드가 조각을 탈취하기 위해 습격해왔다. 베라드릭스는 페이트런을 구하고 자신이 대신 희생했고 페이트런은 또 다시 어디론가 사라져버린다.
베라드릭스는 실버우드를 막다가 치명적인 부상을 입은 상태. 베라드릭스는 자신의 사명에 충실했을 뿐 페이트런이 무사해서 다행이라며 네바레스를 지켜달라고 유언을 남기고 사망한다. 시리우스는 아리오넬과 베라드릭스만 남겨두는게 아니었다고 후회하면서도 그들의 죽음을 헛되이 하지 않겠다고 격려한다.
시리우스는 베라드릭스가 현자의 탑 소속이기 때문에 민간이 아니라 폴리스 당국에서 장례를 해야 한다며 ‘나’에게 베라드릭스의 유해를 데저트 스크림으로 옮겨달라고 부탁한다. 또한 격분한 유안이 혼자서 살왕의 무기만 들고 마왕을 찾아가자 급하게 전갈을 보내어 구출하게 한다.
린과 프리드가 조사하고 있지만 ASC 제어기의 행방은 찾지 못했고 미스틱 블레이드의 추적도 성과가 없다. 시리우스는 마왕의 폭주가 빨라지는 것을 우려한다. 아직은 주민들에게 피해가 없지만 언제까지 그럴 지는 모를 일이다.
시리우스는 ‘나’에게 아리오넬을 마왕과 접촉하게 하여 왕의 반려가 두 번째 사명을 시도하는 것을 지켜달라고 부탁한다. 마왕의 기운이 강하게 분출되고 있으니 아리오넬은 마왕을 본능적으로 찾아낼 수 있을 것이라고 한다. 또한 예전에 페이트런이 ‘나’에게 주었던 단검에 페이트런의 의지가 깃들었기 때문에 그 단검을 통해서 페이트런과 이야기를 나눌 수 있을 거라고 추측한다.
페이트런을 만나고 돌아오면 다들 무사히 돌아와줘서 고맙다고 한다. 시리우스는 페이트런을 약한 아이라고 생각했으나 스스로 봉인을 선택할 만큼 강한 의지가 있었다는 사실에 감탄한다. 하지만 프로메테우스가 마왕보다 먼저 ASC 제어기를 찾아내면 페이트런의 의지가 남아있다고 해도 자기 봉인은 불가능한 상황이다.


  1. 포트 루이나 연구실에서 그린 디스파이어의 연구실로 돌아온 상태이다.



대파괴의 근원 파기

  • 대파괴의 근원 파기 (88-99)
  1. 뱀파이어의 성
  2. 리겔의 자취
  3. 잠입 준비
  4. 프로메테우스의 본거지
  5. 리치가 된 리겔
  6. ASC 제어기
  7. 시리우스 잠들다
     └ 서막
  8. 파괴된 현자의 탑
  9. 봉인
  10. 남은 자들의 길
  11. 추모 비석
  12. 인간의 시대를 열다

프로메테우스 일당의 본거지에서 특이하게 조각된 투명한 얼음 반지를 발견한다. 시리우스는 얼음 반지를 보고 그것이 리겔이 지니고 있던 반지라는 것을 알아본다. 리겔은 소지품에 자신의 속성을 부여하는 습관이 있었다. 그 얼음 반지는 주인을 따라서 움직이며 리겔이 있는 곳이 프로메테우스의 본거지일 것이 분명한 상황.
시리우스의 예상대로 리겔의 얼음 반지와 얼음성의 입구가 반응한다. 하지만 시리우스는 숫적 열세 때문에 당장 본거지를 소탕하기는 어렵다고 판단하고 그들의 동태와 상황부터 파악하려고 한다. 즉 ‘나’가 잠입해서 프로메테우스의 본거지에 도청 장치를 설치하고 감시할 것을 원한다. 그 결과 ASC 제어기의 위치가 드러난다.
시리우스는 린과 함께 망자의 탑에 쳐들어가서 리겔의 부하들과 싸운다. 치열한 싸움 끝에 린은 부상을 입고 시리우스는 혼자서 리겔과 싸운다. 시리우스는 치명적인 부상을 입고 ‘나’에게 구조되지만 시리우스는 자신이 아니라 ASC 제어기를 먼저 구했어야 한다고 말한다. ASC 제어기의 존재에 인류의 운명이 걸려있기 때문이다. 마왕은 ASC 제어기를 파괴하고 페이트런의 자아로부터 완전히 자유로워지려고 한다. 프로메테우스는 ASC 제어기를 통해서 마왕을 제압하려고 한다. 현재 ASC 제어기는 마왕의 공격으로 약해진 상태이다. 시리우스는 ‘나’에게 ASC 제어기의 파괴를 부탁한다.
ASC 제어기를 파괴하고 전대 현자 리겔을 무찌르지만 시리우스의 부상은 치명적이었다. 시리우스는 마왕 속에 남아있는 페이트런의 의지를 믿고 기다려야 한다는 유언을 남기고 끝내 사망하고 만다. 일행들은 모두 시리우스의 죽음을 슬퍼했다.

시리우스가 사망하고 망자의 집에 동료들이 다시 모였다. 아리오넬은 시리우스의 죽음을 애도하며 더이상 제 곁을 떠나는 사람이 없었으면 좋겠다고 말한다. 모든 것이 페이트런의 의지에 달려있다는 사실에 무력감을 느낀다. 시리우스가 사망했다는걸 알게 되자 프리드는 이동이 의도치 않게 지체되었다고 말하며 앞으로 누구를 믿고 따라야하는지 혼란스러워 한다. 미스틱 블레이드는 자신이 프리드와 연락이 닿지 못해서 결과가 달라진 것 같다고 미안해한다. 그리고 마왕의 봉인을 기다리되 실패했을 경우에도 대비해야 한다고 말한다.
하지만 슬픔을 삭일 틈도 없이 페이트런이 아리오넬을 영원의 제단으로 데려간다. 너무 순식간에 일어난 일이라 누구도 막지 못했다.
린은 이것이 페이트런의 의지인지 아니면 마왕이 자기 자신을 봉인하려는 것인지 의문한다. 아리오넬에 의해 대파괴를 막고 마왕을 봉인하면 린은 결과적으로 불완전한 인간의 시대가 오게 되었다는 사실에 씁쓸해한다. 그래도 모두가 무사하다는 사실에 안도한다.
페이트런의 봉인이 끝나면 유안은 앞으로 아리오넬이 자신을 충분히 지킬 때까지 성장하는 것을 돕겠다고 한다. 프리드는 예전에 시리우스가 묵시록의 카드를 볼 때마다 수호의 검을 기억하라고 말했다고 한다. 그러면서 프리드는 살아남은 수호의 검을 찾으러 떠나겠다고 말한다. 린은 도둑 길드를 재건하고 자신을 도왔던 사람들을 도울 방법을 찾아보겠다고 한다. 미스틱 블레이드는 다시 실버우드를 추적하겠다고 한다. 둘 중 하나는 죽어야 이 이야기도 끝날 거라며.
‘나’가 앞으로 무슨 일을 할지 물어본 다음, 앞으로 할 일을 모르겠다면 할 일을 하나 주겠다고 한다. 미스틱 블레이드는 자신들보다 일찍 죽은 아이크와 알데바란, 베라드릭스, 시리우스를 추모하는 작은 비석을 만들어 달라고 부탁한다. 자신이 만들던 것이 망자의 집 근처에 완성하지 못한 채로 있다며 그것을 완성해달라고 한다.

전운

  • 대파괴의 근원 파기 (88-99)
  1. 어리석은 전쟁
  2. 생명을 위협하는 추위
  3. 멈추지 않는 비
  4. 신전 가디언의 분노
  5. 현자의 탑, 분열하다

후안 대륙에서 벌어진 전쟁은 끝난 것이 아니었다. 창고 가드 콕스는 네바레스 포트 서비스를 통해 들어오는 소식에 대해 가르쳐준다. 현재 네바레스 전역은 난리법석이었다. 쥬딘과 메디나크 사이에 전쟁이 일어났다가 휴전했고 마물에 대한 조사도 중단되었다. 용병단은 월급을 위해 전쟁을 벌이길 부추기고 마물들은 계속 폭주하고 있다. 심지어 포가튼 루인의 마물들까지 데저트 스크림까지 침범한 상황이다.

콕스는 자이언트 스콜피언 토벌 의뢰를 일단 받아두었지만 해결해줄 사람이 없어서 그냥 손놓고 있었다고 한다. 이런 상황 때문에 콕스는 회의감을 느끼고 있었다. 하지만 콕스는 무엇을 하는게 옳은지 고민하면서도 전설 속의 위험은 실감이 나지 않는 일이며 당장의 생존을 신경쓸 수 밖에 없는 것이 인간 아니겠냐고 반문한다.

콕스의 요청에 따라 포가튼 루인에서 자이언트 스콜피온을 사냥하러 가면 블랙바드라는 사람을 만나게 된다. 블랙바드는 자신의 정체를 밝히는 대신, 시리우스가 자신의 운명을 예감하고 ‘나’를 자신에게 보냈다는 이해하기 힘든 말을 한다. 블랙바드는 네바레스가 주권을 찾을 것인지 아니면 대파괴로 무너질지는 수호 기사들의 손에 달려있다는 말을 한다. 또한 만약 인간들이 분열하더라도 초월적인 힘의 지시가 아니라 인간의 선택이라며 새로운 시작을 할 수 있을 거라며 뚜렷한 주관을 갖고 있길 바란다고 말한다.

한편 미드레스 대륙에서는 강추위가 계속되고 있다. 피셔는 이렇게 추위가 심해진 것은 이번이 처음이라면서 어떤 재앙이 벌어지기 전의 징조가 아닐까 생각한다고 한다. 피셔는 언데드 그라운드의 버서크 구울을 사냥해달라고 부탁한다. 너무 춥다보니 일각에서는 언데드의 저주라고 주장하는 사람이 있다고 한다. 피셔는 그 소문을 믿지 않지만 사람들의 불안을 해소할 방법이 필요하다고 말한다. 역시나 버서크 구울을 처치해도 변하는 것은 없었다.

파스투르 대륙에서는 폭우가 끝없이 내리고 있었다. 홍수 피해가 너무 심해서 폴리스도 현자의 탑도 어쩌지 못하고 있는 상황. 그러던 중에 어떤 사람들이 비를 그치게 하는 주문이 들어있는 책의 존재를 알아냈다고 한다. 그런데 그 책은 레이크 인 더스크의 지다쉬라는 오크 메이지가 갖고 있다.

지다쉬를 토벌하고 네이들러가 소개해준 사람을 찾아가면 블랙바드를 만나게 된다. 블랙바드는 사람들이 이런 걸 찾을 정도로 많이 다급한가보더라며 문제는 해독이 아니라 재앙이 끝나느냐라고 말한다. 마왕은 이미 각성을 시작했으며 인간의 시대를 잇기 위한 움직임도 이미 시작되었다고 한다. 그러면서 인간의 시대를 열고 싶어하는 자들도 마왕이 사라지길 바랄 테지만 마왕이 사라지면 동맹도 끝날 거라는 의미심장한 말을 한다.

포트 룩스에선 골렘들이 갑자기 날뛰기 시작했다. 슐란스키는 블랙바드에 대해 알려주면서 그 사람이라면 해결 방법을 알지도 모른다며 블랙바드를 찾아달라고 부탁한다. 수소문 끝에 잡화상인 햄프릭이 위치를 알려준다. 블랙바드는 언데드 그라운드에서 고스트 블레이더의 반지를 구해다주면 골렘을 진정시킬 수 있다고 가르쳐준다. 다만 너무 오래된 기록이라서 효과가 있을지 모른다고 덧붙인다. 슐란스키는 효과가 있으면 좋겠다면서 반지를 들고 오피서를 찾아간다.

오피서 모리슨은 현자의 탑 분위기가 심상치 않다고 한다. 후안 대륙은 현자 프로키온이, 파스투르 대륙은 현자 카펠라가 담당하고 있었다. 갑자기 그들이 현자의 탑으로부터 독립을 선언했다. 모리슨은 네바레스의 전사들이 어느 한 쪽을 선택할 일이 생길 거라고 한다. 블랙바드를 찾아가면 그는 전쟁은 피할 수 없는 일이 되었다며 현자들에 대해 설명해준다. 카펠라는 평등한 사회를 추구한다. 프로키온은 절재적 지도자를 추구한다. 블랙바드는 잘 생각해보고 진영을 결정하길 권한다.

이상한 여행자 스카일드

  • 이상한 여행자 스카일드 (95-112)
  1. 스카일드의 허풍
  2. 스카일드와 라이호나
  3. 스카일드의 임기응변
  4. 스카일드의 헛소리
  5. 스카일드의 비밀
  6. 스카일드와 새로운 콜로니
  7. 스카일드, 먹고 튀다
  8. 스카일드의 바이크

창고가드 콕스로부터 호출을 받는다. 스카일드라는 사람에게 메시지가 왔다고 한다. 콕스는 직접 스카일드의 메시지를 읽어주면서 그 과장된 말투에 민망해한다. 스카일드를 만나기 위해 찾아가면 스카일드는 메시지 특유의 과장된 말투로 반갑게 맞이해준다. 스카일드는 스톤 비틀을 한 번에 제압하는 기술을 가르쳐주겠다며 잡아오라고 시킨다. 하지만 스카일드의 방법이란 무척 황당한 것이었다. 귀를 잡고 마구 두들겨 패는 것이다. 스카일드는 배운건 바로 복습하라고 말하며 도망치듯 사라진다.

두 번째 만남. 스카일드는 라이호나를 많이 잡다보면 어느 순간 이마에서 썬더 빔을 발사할 수 있다고 알려준다. 그러면서 애완동물 삼고 싶은 몬스터에 대해 일장 연설을 늘어놓는다. 하지만 막상 라이호나를 잡으면 정말 썬더 빔을 쏘고 싶었냐며 웃음을 터트린다.

세 번째 만남. 스카일드는 그동안 속여서 미안하며 사과하고 싶다고 말한다. 그리고 사과의 의미로 좋은 정보를 알려주겠다고 한다. 그건 바로 투헤드 하운드의 튼튼한 가죽을 팔면 큰 돈을 벌 수 있다는 것이었다. 의심스럽게 바라보면 스카일드는 속고만 살았냐며 타박한다. 정작 리베트에게 가죽을 모아가면 리베트는 왜 이런 쓰레기를 주워왔냐며 돈이 필요하면 외상도 해줄 수 있다고 말한다.

네 번째 만남. 스카일드는 사실 고귀한 집안 출신이라고 주장한다. 또 안 믿으면 메치아스에게 가서 물어보라고 한다. 메치아스는 스카일드가 갖고 있는 미즈 가의 가보를 곧바로 알아본 사람이라고 한다. 네바레스에서 미즈 가를 모르는 사람은 없다며 혀를 찬다. 하지만 메치아스는 사실을 정정해준다. 스카일드가 미즈 가의 후계자 후보였던 것은 사실이지만, 정작 스카일드가 너무 말썽을 부려서 가출하는 것도 신경쓰지 않았으며 가출할 때 미즈 가의 가보를 가지고 나간 바람에 뒤를 쫓고 있다고 한다. 스카일드한테 돌아가서 따지면 스카일드는 가출을 부정하며 더 큰 세계로 나왔을 뿐이라고 항변한다.

다섯 번째 만남. 스카일드는 그리폰이 사실 현자의 탑에서 지정한 천연 기념물이라며 그리폰을 잡으면 큰일난다고 떠들어댄다. 지난 전적 때문에 믿지 않으면 스카일드는 직접 잡아보라고 한다. 그러면 오피서가 혼내려고 부를 거라면서. 오피서 던하이크에게 물어보면 던하이크는 헛웃음을 짓는다. 요즘 며칠 동안 몇몇 전사들이 똑같은 질문을 했기 때문이다. 던하이크는 천연 기념물 같은 것은 없을 뿐더러 있다고 하더라도 마물을 보호할 리 없다는 상식적인 대답을 들려준다. 그러면서 끝까지 천연 기념물은 아니라고 강조한다.

여섯 번째 만남. 스카일드는 새로 생긴 특별 관리 콜로니 포트 룩스의 존재를 알려준다. 그리고 그곳에 무시무시하고 거대한 돌 괴물 때문에 엑실리안 섬이 가라앉고 있으며 한 달 동안 배를 타고 가야 한다고 허풍을 떤다. 워프 게이트로 이동하면 안되겠냐고 하면 스카일드는 그게 가능하면 이제 콜로니를 만들었겠냐며 공부 좀 하라고 구박한다. 그리고 포트룩스의 가드가 절세 미녀라고 들었다며 언젠간 만나고 말 거라고 한다.

일곱번째 만남. 평소와 달리 스카일드는 절체절명의 위기를 마주쳤다며 자신을 돕는 영광을 줄테니 어서 찾아오라고 한다. 대면하면 스카일드는 현재 미즈 가문에 심각한 재정난이 닥쳐왔으며 이걸 막지 못하면 가문이 망할지도 모른다고 한다. 그러면서 투자하는 셈치고 돈을 꿔달라고 요구한다. 돈을 빌려주지 않으려고 하면 너무한다며 떼를 쓴다. 결국 스카일드는 돈을 갖고 사라지는데, 가문이 망할 위기라면서 신나게 웃음을 터트린다. ‘나’가 먼저 떠났는 줄 알았는지 다시 나타나면 깜짝 놀라며 때리지 말라고 사정한다.

여덟번째 만남. 멋진 걸 보여주겠다며 만나자고 한다. 스카일드는 바이크를 타고 나타난다. 어떻게 구했냐고 물으면 세상에 돈이면 안 되는 일이 없다고 떠든다. 정황상 지난 번에 빌린 돈으로 구매한 게 분명하다. 스카일드는 자신이 내는 시험을 통과하면 새 바이크를 하나 주겠다고 한다. 그 시험이란 레이크사이드에 가서 다크 놀의 검 조각을 구해오는 것이다. 하지만 정작 검을 가져오면 쓸모없는 검의 조각을 가져왔다며 실망스러워 한다. 다크 놀의 검 조각을 가져오라고 하지 않았냐고 따지면 스카일드는 기억을 못한 듯한 반응을 보인다. 바이크 카드를 요구하면 비싼 거라서 못 주겠다며 대신에 다른 것을 준다.



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